お盆休み
そろそろ、お盆が近づいてきました。
8月14日、15日、16日とクリニックはお盆休みとなります。
周囲のクリニックに合わせ、お休みとしましたが、15日は通常通り、透析診療は行います。
ただ、患者さんにお願いし、その日は少し早めの終了といたしました。
10月には、火・木・土も透析を開始するようになりますので、土。日と連続でお休みできるのも今後は難しくなると思います。
週末は、子供を連れてプールにでも行って、思う存分楽しんできたいと思います。
今年の夏はとても暑い夏ですね。
でも、もう8月になり、もうすぐお盆ですので、ちょっとすると秋風が吹くようになるのでしょうね。
透析って、週三回、雨の日も、風の日も続けていかなければならない治療です。
だから、毎回の透析が苦にならないように、除水することが負担にならないような緩やかな透析をしていかなければならないです。
暑さに負けないよう、ただ、決して急がず、焦らず、一緒にやっていきましょう。
エプソン品川アクアスタジアム
週末に、家族でエプソン品川アクアスタジアムに行ってきました。
東京に行かなければならない用事があり、そのついでに行ったのです。
以前も混雑していて、イルカショウしか見られなかったのですが、今回も入り口のメリーゴーランドに引っかかり、入るのが遅れてしまい、アシカショウは満席になってしまいました。
イルカショウが始まる一時間前より最前列の席を確保していたのですが、大量の海水がかかるとあって、開始直前まで、最前列はがらがらの状態でした。
前回に引き続き、ポンチョを買って対応しましたが、前回ほどの大量の海水は浴びませんでした。
子供たちが大喜びだったので、家族サービスが出来たかなと思います。
東京は人混みが激しく、田舎に住んでいる身としてはやっぱり苦手です。
でも、田舎にない楽しいものがいっぱいあるのは都会の魅力ですね。
帰りはもちろん、東京駅の近くにあるオアゾで、最新の医学書を購入し、月曜からの診療に備えたのは、言うまでもありません。
キセノン治療器
久しぶりに、ホームページで紹介している院内設備のご案内を行います。
透析室で大活躍の『キセノン治療器』です。
以前にもご紹介しましたが、キセノン治療器は、光を瞬間光にして広範囲にわたり患部に照射する治療機械です。
照射された光のエネルギーは、生体の表層部から深層までの組織を温め、滞っていた血液の流れを改善して「発痛物質」を洗い流すために、痛みが軽減されます。
また、光による神経系の抑制、心地よい温熱感、さらに同時併用できる通電治療の筋肉マッサージ効果でこりをほぐします。
キセノン治療器の特徴としては、
・治療は簡単。導子を患部に当てるだけ。
・1回の治療は10分から15分で終了
・ポカポカした温熱感がいつまでも続きます。
・繰り返し治療することで、痛みや症状が早く軽快します。
当院でも、10人中2名の方が、長期透析の合併症による痛みの治療を受けています。
また、別の病院で透析を受けている患者さんで、透析を受ける前にキセノン治療を希望して来院した患者さんもいらっしゃいました。
透析治療を受けていなくても、希望する患者さんには、行いますので、気軽に声をかけてください。
透析と血流
では、血流に関してはどうでしょうか。
DOPPSで日、欧、米での血液流量と死亡の相対危険度を調べたデータがあります。
愛腎協ホームページより引用
欧米では、血流300-400ml/minが当たり前のようです。
日本では標準として、血流200ml/min、4時間というのが一般的ですが、血流を上げることによって、死亡の危険度は下がることは証明されているようですね。
当院でも、転院後、不均衡が起こらないように徐々に血流を上げてきています。
まだ、シャントの問題もあり、300ml/min以上の方はいらっしゃらないのですが、可能な方は上げていきたいと考えています。
ただ、アメリカのように透析時間は3時間で血流は300-400ml/minまで上げようという考え方は間違っていると、付け加えておきます。
基本は、透析時間を延長することです。 その上で、さらなる効果を上げるために血流を上げましょうということですから、誤解の無いようにお願いします。
愛腎協ホームページより引用
透析の時間
現在、援腎会すずきクリニックでは、10名の方が透析をされており、来週から新たな患者さんを迎えることになっています。
新しい臨床工学士が入ってくれたので、当分の間、転院のご紹介をお断りしなくても良さそうです。
患者さんに透析の時間を延ばすことをお勧めしても、なかなか同意していただけません。
やっぱり、なるべく早く終わりたいというのが本音だと思います。
ただ、長期的な予後を考えますと、時間は長い方がいいというのは、明らかです。
以前、DOPPSという、血液透析の治療方法と患者の予後についての調査が行われました。世界12カ国、340施設で、2万人の規模の参加人数で行われたものです。
このDOPPSより、透析時間の短縮が生命予後を悪くするというエビデンスが示され,日本透析医学会の統計調査からも,長時間透析の良好な治療成績も報告されています。
3時間透析が主流のアメリカに対し、日本の透析患者さんの死亡リスクは1/5だそうです。
透析法法や、やアメリカは移植が多いなどの状況もありますが、やはり、透析時間は長い方がいいとしか言えないと思います。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。