2008.10.02
診療
仕事 / 職場

情報誌HEART

『健康・福祉』をテーマとした専門情報誌、HEART10月号に、当院臨床工学技士の鈴木さんがトップページのインタビュー記事として載りました。

HEARTでは、毎回医療に携わる女性のインタビューをトップページに載せており、当院にも、たまたまそのような話があり、鈴木さんを推薦させていただきました。

できあがってよく見てみると、郡山市内でも女性では数人しかいない『臨床工学士』と紹介されているのを見て、もう少し多いのではと思ったのですが、ご愛敬です。

臨床工学技士は、人工呼吸器、人工心肺装置、除細動器などの整備や管理、心臓カテーテル検査室の業務、血液浄化業務などを行っております。
治療、手術の立会いも多く、現在の総合病院には無くてはならいな存在となっています。

人工透析を行っているクリニックでも、透析機器の管理から直接患者さんの血管に針を刺す行為まで臨床工学技士が行っており、現在の透析液清浄化が重要な透析では、不可欠な存在です。

技術者で、機械屋なのに、患者さんに直接ふれあって、医療行為も行ってしまう職業です。
以前いた病院では、緊急透析、緊急心臓カテーテルなどの対応で、深夜に呼び出されることも多く、横目で見ても、かなり大変な仕事だと感じていました。

当院でも、臨床工学技士がしっかり仕事をしてくれているので、安心して透析医療を提供できていると感じています。
(もちろん看護婦さんも重要です。=これは書いておかねば!)

HEARTは、福島民友・読売新聞への折込を中心とし、毎月10万部発行される情報誌です。
今回の10月号は、9月30日に折込が入ったようです。

鈴木さんは当院の2階透析室で仕事をしています。
どうしても会いたい方は、エレベーターで2階にどうぞ。

 

2008.10.01
診療

インフルエンザワクチンの接種

今日は2回目の記事で、ちょっとコマーシャルです。

援腎会すずきクリニックでは、10月中旬よりインフルエンザワクチンの接種を開始する予定です。
【接種時期】10月中旬の入荷日よりワクチンの在庫がなくなるまでです。
 お電話で確認ください。
【ワクチン接種日】 月・火・水・木・金  10:00〜12:00
          月・火・水・金    15:00〜17:30

【接種料金】 通常料金                2500円
       ペア割引(お二人で来院された方)   2300円
       団体割引(10名以上で予約された方)  2000円
        団体割引ご希望の方は事前にご連絡ください。

郡山市に住民登録のある65歳以上の方及び60歳以上で身体障害者手帳1級をお持ちの方は公費補助があります。
1回1050円で、午後4時までの接種となります。
公費補助の期間は12月12日までです。

以上です。
インフルエンザワクチンは、1本に2人分入っています。
しかも、その日のうちに使い切らなければなりません。
そのため、二人で来られた場合には少しお安くなっています。

それから、先日団体さんからお電話があり、それではと言うことで、団体さん割引を作ってみました。

まだまだ認知されていないクリニックですので、なるべく安めの価格設定で、多くの方々にクリニックに来てもらいたいと考えております。

2008.09.29
生活 / くらし

バナナダイエット

最近、ちまたではバナナダイエットというものが流行っているようです。
朝バナナを食べるだけと言うことです。
ちょっと、そのホームページを見てみました。
朝はバナナをたべて、その後は規則正しい生活をして、夕飯も早く食べて、夜食はとらないなどと書いてありました。

数日前に、バナナダイエットが人気でバナナの値段が高騰しているという記事について、みのもんたが、ふざけ気味に、『僕がこの食べ物がいいというと次の日には、あっと言う間に売り切れてしまうんです。ほとんどの食べ物でやったので、そろそろネタ切れです。』と話していました。

すごく日本人は幸せな人種なのかもしれません。
でも、そう言う自分は、特大メタボ状態なのに、努力しようともしていないので、何も言えませんが。。。

先ほどのホームページでは、公開日記を付けるといいと言ってました。
でも、規則正しい生活をして、夕飯も早く食べて、夜食はとらないようにして、毎日の体重をブログで公開すれば、バナナはいらないかもしれません。

2008.09.29
生活 / くらし

安積国造神社例大祭

昨日は、日曜日。
安積国造神社のお祭りがやっているとのことで、駅前に行ってきました。
駅前通りは、たくさんの夜店が出ており、黒山の人だかり状態でした。

子供たちの買って買って攻撃を、かわしかわし歩いていきました。
やっぱり、安積国造神社のお祭りですから、お参りをしていかないといけませんからね。

神社に行ったのですが、これまでの夜店前と違って、人もまばらの状態???
そこに安積国造神社横の焼鳥屋さん『河童』のマスターがいましたので、なぜだか聞いてみました。

マスターは、『夜になると山車がたくさん集まってきて、すごい賑わいになるんだ』と言うことでした。
本日月曜日には、フィナーレの御輿の宮入があって、30台以上の御輿が神社に集まってくるそうです。

うちのお兄ちゃんを連れて、御輿を担いでいるところを見せに行きたいな〜とおもいました。
でも、クリニックが終わるのが7時前で、いつも子供たちが9時前に寝ることを考えると迷うところですね。

2008.09.26
診療
その他(医療関連)

久しぶりに透析のお話

援腎会すずきクリニックでは、『透析をやって元気になろう』を目指しています。
そのために、十分な量の透析を行うことを心がけています。

透析の時間は長い方が優れていますし、血流量も多い方が良いと言われています。
とにかく多くの血液をダイアライザーを通して毒素をぬくことが大切なんです。
以前記事にした総血液処理量(一回の透析で、どのくらいの血液を処理しているか)を増やす事が大切であると言われています。

そして透析の方法は、通常の血液透析よりも濾過透析の方が優れていると言われています。

通常の透析は、血液と透析液の間にある半透膜を介して、その濃度差で物質を移動させ、尿毒素が血液から透析液に移動して血液をきれいにする方法です。ですから、半透膜の孔を通りやすい小さな物質しか除去できません。

透析が始まった頃は、小さな物質だけを抜くだけでも効果があったのですが、長い年月、透析を受けている人が多くなると、もっと大きな物質を抜かないとずっと元気でいられないことがわかってきました。その大きな物質の代表が透析アミロイド症の原因物質であるβ2マイクログロブリンです。

 大きな物質を抜く方法で最も簡単なのは、孔を大きくすることですが、重要なタンパクまで抜いてしまいます。そのため考えついたのが、血液と透析液の間で水を大量に移動させることで、水と一緒に移動する性質の大きな物質を移動させて除去する方法です。これが血液ろ過なのです。

それでは、濾過透析にはどのくらいの効果があるのでしょうか。

1.普通の透析で取りきれない老廃物の除去
β2マイクログロブリンを除去し透析アミロイドーシスを改善させる他にも、手根管症候群、心臓などの各種臓器へのアミロイドの沈着、破壊性脊椎炎などの合併症を予防し、全身の痒み、下肢のいらいら感などの不愉快な症状、不眠、色素沈着を改善すると言われています。

かゆみが強く、濾過透析を希望して当院に移ってきた患者さんも2名ほどいらっしゃいますが、かゆみはかなり改善したとおっしゃっておられます。

2.透析中および普段の血圧の安定
濾過透析を行うことで、透析中の血圧が安定し、血圧が低下する透析困難症に有効だと言われています。そして、普段の血圧も落ち着いてきて降圧剤を減らせる場合があります。

3.貧血の改善
造血阻害因子の除去により貧血が改善すると言われています。

当院に転院してきた患者さんたちは、明らかにエリスロポエチンの使用量が減少しています。

4.食欲の改善
不必要な老廃物が除去されることで、調子が良くなり多くの方が食欲が出てくるといわれます。

これも、患者さんの声から実感できる事であると思います。
ドライウエイトを上げないと血圧が下がる患者さんがかなりいらっしゃるようです。食欲がまして、体重が増えてきたのだと考えています。

これだけ効果があると言われているのに、HDFが主流の方法とならない理由はなぜなんでしょうか。

HDFには専用の透析機械が必要であり、高価なため、普及していないという理由もあります。

そのため、透析をはじめてからの期間が長い患者さんで、手根管症候群、異所性石灰化による関節痛があってアミロイドーシスなどの問題を抱えている方や透析困難症で透析中に血圧が下がってしまう方だけに、HDFを行うことが多いようです。

援腎会すずきクリニックでは、当院で透析を希望する全ての患者さんに、濾過透析を提供できる体制を整えています。
施設見学も随時行っておりますので、お気軽にお電話ください。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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