郡山漢方研究会
今日は、郡山市内で漢方の研究会がありました。
泌尿器科でも頻尿を中心に漢方の処方をよく行いますが、今回はこれから流行ってくるであろう上気道炎に対する漢方治療と言うことで、講師の先生よりお話がありました。
これまでは、風邪の初期症状なら葛根湯、くしゃみ鼻水などには小青竜湯、咳がひどい場合には麦門冬湯などの処方を行ってきましたが、それぞれの処方がどの様な場合に有効であるや、これまであまり使っていなかった漢方薬についての処方のポイントを解説していただきました。
これまでの病院勤務医時代は、重症の患者さんの治療に重点を置いていたため、風邪などの軽症の方に対しては、どうしても画一的な治療となり、患者さんの症状に対して適切な処方が出来ていなかった気がします。
現在は、開業医としてプライマリーケアを中心とした診療を行い、症状に合った処方が出来るように対応したいと考えています。そのためにも、風邪に対する漢方の処方は重要ではないかと思っています。
もちろん、重病である患者さんの初期症状を見逃してはいけないのは当然と考えての話です。
キグレニューサーカス
今日、郡山のカルチャーパークで開催中のキグレニューサーカスに行ってきました。
講演中の写真撮影はご遠慮くださいとのことでしたので、始まる前の雰囲気だけお伝えします。
会場は日曜日であったためか、ほぼ満員の状態でした。
ライオンや虎などの猛獣使いものはなかったのですが、シーソー、綱渡り、一本綱、空中ブランコなどの空中ものがたくさんあり、あっと言う間の2時間でした。
個人的には、ハットジャグリングというのですか、たくさんの帽子をお手玉の様に投げ上げるのが面白かったですね。
今年の2月にも大宮で木下大サーカスを見てきたのですが、僕は木下サーカスとキグレサーカスは同じものだと思っていました。
帰ってきてから、2月に見たのと違うねと妻に話したところ、発覚しました。
数年前にも、福島へボリジョイサーカスを見に行っています。
また機会が有ったら、行きたいと考えています。
血管の石灰化
透析患者さんの動脈硬化と腎臓が悪くない方の動脈硬化は少し病態が異なるようです。
通常の動脈硬化では、内膜と言って、動脈の内側が厚くなっていき、狭くなったり、はがれて飛んでいき梗塞を起こすのが普通です。
しかし、骨ミネラル代謝異常のある腎不全の場合では、血管の中膜が石灰化を起こし、弾力性の無い動脈となることが問題となります。
血管は、水分が減っていくとそれに合わせ縮んでいきます。
それが、ガラス管の様な石灰化した血管になると、全く縮まないため、透析で過度の除水を行った場合には、突然の急激な血圧低下を起こします。
一番問題になるのは、心臓の動脈である冠動脈の虚血状態でしょう。
透析中の急激な血圧低下が、冠動脈の虚血より、狭心症や心筋梗塞を起こすことは知られています。
血管の石灰化は、透析導入してからどんどん進んでいくと言われています。
どうしたら石灰化を防ぐことが出来るでしょうか。
一番の予防法は、カルシウムとリンの管理を十分行うことです。
リンの値を3.5〜5.5mg/dl、カルシウムの値を8.4〜9.5mg/dlとして、カルシウムとリンを掛け合わせたCa・P積を55以下にすることが大切と言われています。
そして、一番大切なのはリンが高くならないようにコントロールすることです。
一般的には、十分な透析を行い、リン吸着剤を内服すると書かれています。
そこで、十分な透析とはどのくらいの透析のことなのかと言う話になります。
通常、週3回4時間血流200の透析では、体重が40kg以下の方以外は透析だけでコントロールすることは難しいでしょう。
逆にその程度の透析でコントロールされるなら、栄養不足を疑わなければなりません。
栄養障害は、透析患者さんでは最も危険な状態ですので、リンの値が低いと喜んでいてはいけません。
現在の保険診療の範囲では、透析の回数は月に13回を限度と言われていますので、回数を増やすことは難しいです。
もっとも効果的な方法は透析時間を増やすことです。
透析時間を増やすことで、リンの値は吸着剤を使用しなくても十分にコントロールされると言われています。
そして、透析量を増やすことも重要です。
徐々に透析の時間を延ばし、血流を上げて透析量を増やしていく。そして、ご飯を沢山食べてもらい、それでリンが高くなるようならリン吸着剤を使用することが一番いい方法だと考えています。
大昇楼のレバ焼き
先週の土曜日のお昼、久しぶりに中華料理の『大昇楼』に行ってきました。
大昇楼は、内環状線を北に向かい、逢瀬川を越えた右側にあります。
そのまま進んで、インター線を右に曲がって、まっすぐ行くとクリニックに着きます。
ここの店は、西ノ内時代の同僚から教えてもらった店で、レバ焼きと肉そばが美味しいです。
レバ焼きは焼いたレバとタマネギにたっぷりニンニクの効いたタレがかかっているもので、ご飯にすごく合い美味しいです。
他にレバ炒めもありますが、いつも注文するのはレバ焼きです。
肉そばも、ラーメンの上に、あんかけ風の豚肉が山ほど乗っています。
うちのお兄ちゃんが大好きで、何が食べたいと言うと、一番にレバ焼きが食べたいと言います。
5歳のくせに、レバ焼きの肉をほとんど食べてしまう勢いです。
別の書き込みで、子供は好まれないとありましたが、子供用の食器もあり、帰りにアメをくれますので、そんなことは無いと思います。
ただ、子供が汚すので、ティッシュが置いてあるといいのですが、それだけ残念ですが。。。
郡山 食通人がかよう店
郡山の情報を提供する雑誌に『こおりやま情報』と言う雑誌があり、時々日帰り温泉やランチなどの別冊を出しています。
最近、コンビニで『郡山 食通人がかよう店』と言う別冊を見かけました。
50人の食通人が推薦の店を一軒ずつ紹介している本です。
表紙にはその50名の方の写真が載っています。
ふっと、その表紙を見たところ、50人中2人の知り合いを発見し、思わず購入してしまいました。
知り合いというのは、クリニックに出入りの業者さんと、子供が通う幼稚園のお友達のお父さんでした。
50人の方々を見てみると、社長さんが多いので、それなりに食通人かなと思うのですが、この本のすごいところは、その人選について、全く記載が無いところです。
どの様な根拠で食通人としたのかと考えてしまいましたが、どう考えても、著者の知り合いとしか考えられないのは僕だけでしょうか。
ちなみに、紹介された50件のうち、23件のお店に行ったことがあります。
そして、お気に入りのお店も数店入っていました。
やっぱり食通人のかよう店かもしれません。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。