ロサンゼルスのすずきクリニック
ロサンゼルスに”すずきクリニック”と言う内科のクリニックが明日開院いたします。
Suzuki Clinic 鈴木クリニック
23000 Crenchaw Blvd. #204 Torrance, CA 90505
TEL: 310-326-5661
タウン情報によると、
親しみやすい女性ドクター、回復までサポート、米国内科学会認定医、各種保険取り扱い
と有ります。
場所は、
http://www.us-lighthouse.com/telephone/?action=map&shop_seq=2538&maparea_id=4&cate_seq_0=32
です。
どういう関係かと言うと、
義理の妹(弟の妻)の妹さんがロサンゼルスで内科クリニックを開院するそうです。
今日、義妹から聞きました。
直接会ったことは無いのですが、ホームページが分かったらリンクしようかと思います。(義妹からは承諾済みです)
宣伝してねと頼まれまして(ほぼ効果なしとは思いますが)。
- 2009.09.17
- 診療
- 開業 / 病院経営
- 仕事 / 職場
- 車 / バイク/ 船
送迎車がやって来ました。
本日午後、透析患者さん用の送迎車がクリニックに届きました。
車種はハイエースで、10名乗りです。
送迎車は、自動車専用のトラックに乗せられてやって来ました。
ハイエースの車内はかなり広々としていて、ゆったり乗れる感覚です。
車内では、新車のにおいがしていました。
送迎車は、クリニック正面左側のスペースに置かれ、今後クリニックの名前が入ったステッカーが貼られ、10月10日の送迎開始に備えることになります。
夜間頻尿の原因3
今回は、高血圧と夜間頻尿の関係について書きたいと思います。
加齢と共に高血圧、高カテコラミン血症となる事はよく知られています。
日中のカテコラミン高値の状態では、腎血流量が低下して昼間の尿量が減少します。そして、夜間にカテコラミン分泌が低下すると、腎血管抵抗の低下が起こり、腎臓への血液が増え夜間多尿となり夜間頻尿を起こします。
さらにカテコラミンは、脊髄の排尿反射求心路を刺激して尿意を起こす物質です。
また、カテコラミン高値では、尿道や前立腺に作用し尿道平滑筋を緊張させ尿道抵抗が増加します。
この状態では、膀胱は尿道抵抗に負けない力で排尿を起こしますので、過敏な膀胱となり頻尿になります。
睡眠時無呼吸症候群では、無呼吸後に息を吸い込むときに静脈の血液が大量に心臓に戻る事によって利尿状態が生じ、夜間多尿を起こします。
睡眠障害があると睡眠物質のメラトニンが低下して、浅い眠りになるため少しの刺激で尿意が起こり、夜間頻尿となります。
この様に、高血圧や睡眠時無呼吸症候群などの一見夜間頻尿と関係ないような病気が夜間頻尿の原因となっているのです。
透析送迎サービス開始のお知らせ。
援腎会すずきクリニックでは、10月より透析送迎サービスを実施することになりました。
当院は、市街地より外れており、自家用車で来院される以外の患者様には、ご不便をかけておりました。
そのため、週3回の透析患者様を対象とした透析送迎サービスを開始することといたしました。
送迎対象患者様は、ご自分で乗降可能な方に限ります。
送迎は巡回バスによるルート送迎となります。
送迎範囲は、郡山市内ですが、送迎していない地域も有りますので、ご希望の方がいらっしゃいましたら、お電話で問い合わせください。
夜間頻尿の原因2
まずは、夜間頻尿の原因となる泌尿器科疾患についてです。
いくつかの病気が書いてありますが、この中で最近注目されている疾患が過活動膀胱(overactive bladder;OAB)です。
以前も数回記事にしていますが、再度記載したいと思います。
過活動膀胱の症状は3つです。
1. 尿意切迫感〜急にトイレに行きたくなり、我慢することが難しい。
2. 頻尿(夜間頻尿)〜日中8回以上トイレに行き、夜間も1回以上尿意で起きる
3. 切迫性尿失禁(尿漏れ)〜尿意切迫感が強く、トイレまで我慢できずに尿が漏れてしまう。
これらの症状のうち、尿意切迫感だけでも、過活動膀胱と診断されます。
最近の調査では、日本の40歳以上男女の8人に1人が、過活動膀胱の症状を持っていることが分かっており、高齢になるほど頻度も高くなると言われています。
夜間頻尿を訴える方でお年寄りが多いのはこのためかと思います。
過活動膀胱の治療法は、抗コリン剤と言う薬の内服が非常によく効きます。しかし、「口の乾き」「便秘」などの副作用が有ります。また、前立腺肥大症の方に安易に抗コリン薬を処方すると尿が出にくくなりますので、処方には注意が必要です。
また、膀胱訓練や骨盤底筋を鍛える骨盤底筋体操などの運動療法も有効です。
過活動膀胱の治療で簡単に誰でも出来るのが、膀胱訓練です。
方法は、
尿意を我慢する練習を、短い時間から始めて、少しずつ時間を延ばしていきます。
・トイレへ行くのを1回だけ我慢してみましょう。
・最初は5分くらい我慢し、1週間ほど続けます。尿意を感じるたびにではなく、1日のうちの時間や回数を決めて、少しずつ始めてもいいのです。
・10分、15分と、我慢する時間をだんだん延ばしていきます。
・最終的に2~3時間我慢できるようなる事を目指します。
実は、僕も以前より過活動膀胱の症状があり、頻尿で急におしっこがしたくなることがよくありました。
でも、以前つとめていた太田西ノ内病院の外来は大変混雑しており、なかなかトイレに行けない状態でした。
そのため、トイレに行くのを我慢することが多くなっていたところ、自然に尿意切迫感はよくなっていました。
これは、必要に迫られてやった膀胱訓練と言うことになります。
このように、膀胱訓練は今すぐ出来る治療法ですので、一番お勧めの治療法だと思います。
さらには、低周波治療器を使って骨盤底筋の収縮力を強化する治療法もあり、健康保険が適応されています。
この治療法は、口渇などの副作用で抗コリン剤が使えない方や、抗コリン剤だけでは効果が不十分な方に対して有効な方法です。
当院にもウロマスターという低周波治療器があり、定期的に治療を受けている患者さんが多数いらっしゃいます。
プロフィール

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。