EDと生活習慣病1
EDの話が飛んでしまっていたのですが、再開します。
EDと生活習慣病についてです。

肥満とEDの介入研究が有ります。
BMI30以上の肥満の方で、なおかつ国際勃起機能スコアで21点以下であるEDの患者さん110人を55人ずつに分けて、10%の体重減を目標とした介入群55名と非介入群55名に分けた研究です。
介入群55名は、毎日の食事内容を日記に書かせ、1年目は1700kcal、2年目は1900kcalと指示して、運動についても歩行の仕方を指導。そして月1回はグループ会で守られているかチェックした群です。
そうしたところ、2年後には、体重、BMI、血圧、血糖値、TC値、TGが有意に低下し、HDLが上昇して、さらに31%の患者さんでEDが改善したそうです。
しかし、パンフレットを用いて、運動、食事の一般的な注意を口頭で伝えた非介入群55名では、2年後の体重、BMI、血圧、血糖値、TC値、TG値に変化は見られず、EDも5%の人しか改善しなかったという報告です。
この論文では、肥満ED男性には、運動と食事に関して濃厚な専門的指導によって減量すると、勃起機能が回復して、さらに心血管疾患のリスクも下がると結論づけています。
長時間透析の長所と課題
全国の透析患者さんの会である全腎協の会報『ぜんじんきょう241号』で、『長時間透析の長所と課題 』と言う特集が載っていました。
芦屋坂井瑠実クリニックの坂井瑠実先生が書かれていました。
長時間透析は、週3回6時間以上、または週合計18時間以上の透析と長時間透析研究会で定義されるそうです。
長時間透析の利点としては、とにかく生存率が良いという事です。
透析期間の生存率の推移の比較というグラフが載っていました。
そこには、日本透析医学会平均と、週4回6.6.6.4時間の透析を行っているIクリニックと週3回6.6.6時間の透析を行っているM病院の生存率が書かれていました。
どちらも長時間透析を行っている有名な施設です。
グラフは許可が無いので載せられませんが、
おおよそ
5年生存率が
日本透析医学会平均 約60%
M病院 約80%
Iクリニック 約80%
10年生存率が
日本透析医学会平均 約40%
M病院 約60%
Iクリニック 約70%
20年生存率が
日本透析医学会平均 約20%
M病院 約35%
Iクリニック 約50%
と言うグラフでした。
それにしても、Iクリニックのにの生存率はすごいです。
20年で50%の生存率ですね。
今まで、二次性副甲状腺機能亢進症の治療はとか、合併症に対する治療はとかの話しは良くされていました。
でも、もっと大切な生存率を高くするにはどうすればいいかと言う話はあまりされてきていない様な気がします。
このような話がどんどん広まっていくと良いですね。
現在当院で長時間透析に当てはまる方は1名ですが、当院でも〝透析を沢山する〟と言うことをもっと広めていきたいと考えています。
ちなみに当院の治療方針は、
透析時間延長
血流を上げる
ろ過透析を行う
で透析診療を行っています。
インフルエンザワクチンの接種料金 追伸
前回、インフルエンザワクチンの接種料金が市町村で固定となると言う話を書きました。
そのことについて、最新情報を入手しました。
「設定料金を上限とし、各医療機関で接種料金を設定することも可能とする」
といった内容になりそうです。
ちょっと安心しました。
東京でパーティーに行ってきました。
7月に、元幕内湊富士の立田川親方が年寄「湊」を襲名して、湊部屋を継承したのですが、昨日その襲名パーティーに行ってきました。

お相撲さんも沢山いらっしゃっていました。
大関琴欧洲からサインを戴くこともで、有意義な1日でした。
- 2010.09.04
- 診療
第37回東北腎不全研究会 5

死亡リスクと関連する6つの治療指標の全てで、日本人透析患者のサンプルより、当院の治療成績の達成度が上回っていました。
kt/vを上げることの有用性が示されたと思います。
また、達成された項目数の割合でも、5個以上の達成が83.3%あり、達成率が高かったです。
さらには、高透析量群では、6項目全て達成された割合が50%あり、透析量を上げることが出来れば、それだけ死亡リスクと関連する6つの治療指標が改善される結果でした。
大量置換ろ過透析、高血流によるアルブミン漏出と言う問題はありますが、今回は示していませんが、栄養状態が不良と言われるアルブミン3.5g/dl未満の方は比較的少なかったです。
今後は、長期予後が改善したかどうか検討していきたいと思います。

プロフィール

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。


