2010.07.31
診療
開業 / 病院経営
生活 / くらし

ブルークローバー・キャンペーン

先日、とあるメーカーさんがポスターを持ってきてくれました。

現在前立腺がんは、欧米の男性がんの中で最も発生頻度が高いがんであり、今後日本でも増加していくがんです。

そのため、前立腺がんの「早期発見・適切治療」の大切さを伝えるため、ブルークローバー・キャンペーンが行われる様になったそうです。

ピンクリボンの二番煎じのような感じですが、寛平さんの姿がかっこいいので、よしとしましょう。

クリニック内に貼りましたので、ご覧になってください。

2010.07.27
生活 / くらし
グルメ / お酒

食べるラー油

安積町に四川名菜 天心という中華料理屋さんがあります。
麻婆豆腐 や四川坦々麺が美味しいお店で、休日の昼は並んで待っている人もいるお店です。

先日、ちょっと行ってきたのですが、食べるラー油が置いてありました。

600円したのですが、ついつい買ってしまいクリニックで頂きました。
全然辛くなくて、とっても美味しかったです。
また買いに行きそうです。

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そしてこちらが、札幌の友人からもらった札幌スープカレー〝マグマ〟の食べるラー油

こちらは焦がしニンニクが柔らかく具が食べやすかったです。
ラー油よりも具を食べると言う感覚で、風味もカレー風味でグーですね。

家に置いておいたらあれよあれよと無くなっていきました。
カレーに混ぜても辛くて美味しい一品でした。

マグマのホームページがあるのですが、店内販売で300円とのことです。

2010.07.25
診療

太田和夫先生 逝去

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100725-00000032-san-soci

太田和夫氏、死去 79歳 腎臓移植草分け 正論メンバー
7月25日7時55分配信 産経新聞

 日本の腎臓移植の草分けとして知られ、日本移植学会理事長を務めた本紙「正論」執筆メンバーの太田和夫(おおた・かずお)東京女子医大名誉教授が20日、大腸がんのため死去した。79歳。葬儀・告別式は24日に済ませた。

 東大医学部を卒業。東大第2外科時代の昭和39年3月、国内およびアジア初の腎臓移植をチームの一人として経験した。45年には東京女子医大に移り、腎臓病総合医療センターを設立、所長に就任。平成4年9月には手掛けた腎臓移植手術が1千例を超えた。

 3年から7年まで日本移植学会の理事長を務めた。日本透析医学会、アジア移植学会の理事長も歴任。国内での脳死臓器移植の実施に向け、移植医のリーダー役を果たした。

 本紙「正論」執筆メンバーとして、医療や健康の問題について積極的に提言。17年から19年にかけ、本紙に「ドクター太田 体の取扱説明書」を100回にわたり連載した。

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一昨日に太田先生急逝を聞きました。
医師に成り立ての頃、透析の勉強のために読んでいた本の多くが、著者 太田和夫 と書いてありました。
一生懸命勉強させていただきました。
ありがとうございました。

若いスタッフに太田先生が亡くなったようだと話したところ、知らないと言われ、時代が変わったのだと思いました。

透析治療を行っている人間の端くれとして、一時代を築いたすごい先生が亡くなられましたので、敬意を記しブログに書きました。

2010.07.25
お金 / 株

那須に行ってきました。

まじめな話だったのに、いきなりくだけた話になります。

週末、那須に行ってきました。
温泉に入って、プールで遊んできたのですが、帰りにちょっと冒険してきました。

というのは冗談で、ジュラシックメイズスタジオ館と言うところの、ビックリスタジオで写真を撮ってきたのです。

良く撮れているでしょう。

2010.07.25
診療
研究
その他(医療関連)

「患者の訴え」

全腎協、全国腎臓病協議会という腎臓病患者さんの会があります。
主に人工透析を受けている方が主体となっている会で、その下部組織に福島県腎臓病協議会があり、そこには当院の腎友会も含まれています。

5月に和歌山で全国大会が行われました。

http://www.zjk.or.jp/zenkokutaikai/index.html#program

プログラムの中で、「患者の訴え」と言う部分があり、はこさんという患者さんが発表してくれた訴えが有ります。
とても素晴らしい話です。
許可をいただいたので、このブログで紹介させていただきます。

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皆さん、おはようございます。○○県から参りましたはこです。

 私は先月、4月17日で11歳になりました。
 勿論本当の誕生日ではなくて、透析導入日という第二の誕生日です。
 私は10歳の時から生活習慣病とは違うタイプのI型糖尿病で、
 透析になるということは自己管理の出来ない人の成れの果てだと教わっていました。
 糖尿病の人は透析導入でダブルの挫折感を味わっています。
 私も例外ではなく、どん底からのスタートでした。

 透析を終えて控え室に戻ってくる人を見て私がいつも思っていることなのですが、
 水や毒素だけではなく、魂まで抜かれてきたんじゃないか、そう感じてたまらないのです。
 私もまさにそういう透析患者でした。
 でもある日の偶然の、いや必然だったかもしれない出会いが、
 私のターニングポイントになりました。
 これから透析患者が透析者になっていく、道のりについてお話しようと思います。

 透析導入のため、入院することになった時、
 「もし将来動けなくなった時のためにパソコンを始めよう」と思ったのです。
 その思いつきが私の透析生活を変えました。

 ある日、魔法の箱で見つけたのは衝撃的な透析でした。
 ご多分に漏れず週3回、4時間の透析を受けていた私には想定外の、
 時間を延ばし、さらに血流も上げるという透析だったのです。
 あまりの驚きに、パソコンの画面に「えっ?!」と思わず叫んでしまいました。

 4時間血流220から現在の透析条件の4時間半血流310に上げて行きました。
 その結果が今の私です。
 あの時の出会いがなかったとしたら、今頃私は空の上か、
 一日中ベッドの上にいたことでしょう。

 透析を導入してからかえって行動的になりました。
 いろいろな透析施設にお邪魔しましたが、
 その中の二つの印象的な透析施設について紹介したいと思います。
 ひとつは長時間透析、食事もカリウム以外はほぼ自由なクリニックです。
 そこで初めて6時間透析を受けました。
 透析が終わってからの感覚がまるで違ったのを覚えています。
 体が軽く、疲労感もありませんでした。

 もうひとつのクリニックは全員にオンラインをし、
 酢酸が含まれていないカーボスターという透析液を使い、
 希望者には週4回の透析もできるところです。
 実はこちらのクリニックが私が以前パソコンで遭遇した
 衝撃的な透析をするクリニックなのです。

 先日1週間滞在して念願の二日空きのない週4回を初体験してきました。
 月火木土という日程で、火曜日の透析が終わった後の体の軽さと言ったら!
 背中に羽が生えて体がものすごくクリアになったような
 今まで感じたことがない爽快感でした。
 こういう透析がスタンダードに受けられるというのはとても羨ましい限りです。

 透析施設間の格差ははっきりと存在しています。
 あるところでは何も問題なく出来ることが、
 他の透析施設では行われていなかったりします。
 その格差が命の格差になっているのではないかと思わずにはいられません。
 たとえば透析時間。
 全ての患者が早く針を抜いて欲しいと思っているわけではないのです。

 もっと透析をしたい、という声が全国のあちこちで上がり、
 大きな流れになってきているのです。

 私はI型糖尿病から透析に入って感じたことがあります。
 I型糖尿病の治療はインスリン注射など、自分ですることがとてもたくさんあります。
 透析の世界に入って驚いたのは「先生にお任せ」の人が少なくないことです。
 皆さん、自分の受けている透析がどんなものか
 知らないでいるのは不安ではありませんか?

 透析患者が30万人に近づき、高齢化がさらに進み、
 私たちを取り巻く環境はますます厳しくなっています。
 夜間透析を廃止する施設も出てきて、これからの透析に不安を感じます。

 今、フランスで実際に行われている方法で
 「Limited Care Unit」というものがあります。

 これは在宅透析の一種とも言える方法で
 数人のグループで介助者、看護師を雇うものです。
 在宅透析を始めるのに問題となる介助者と自己穿刺について、
 この「Limited Care Unit」ならその問題が解決されて透析が行えるでしょう。
 施設透析でネックになる時間や回数の問題にも柔軟に対応できるので、
 これからの透析として考えていく価値が十分にあると思います。
 ご静聴ありがとうございました。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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