インフルエンザワクチンの接種料金 追伸
前回、インフルエンザワクチンの接種料金が市町村で固定となると言う話を書きました。
そのことについて、最新情報を入手しました。
「設定料金を上限とし、各医療機関で接種料金を設定することも可能とする」
といった内容になりそうです。
ちょっと安心しました。
東京でパーティーに行ってきました。
7月に、元幕内湊富士の立田川親方が年寄「湊」を襲名して、湊部屋を継承したのですが、昨日その襲名パーティーに行ってきました。
お相撲さんも沢山いらっしゃっていました。
大関琴欧洲からサインを戴くこともで、有意義な1日でした。
- 2010.09.04
- 診療
第37回東北腎不全研究会 5
死亡リスクと関連する6つの治療指標の全てで、日本人透析患者のサンプルより、当院の治療成績の達成度が上回っていました。
kt/vを上げることの有用性が示されたと思います。
また、達成された項目数の割合でも、5個以上の達成が83.3%あり、達成率が高かったです。
さらには、高透析量群では、6項目全て達成された割合が50%あり、透析量を上げることが出来れば、それだけ死亡リスクと関連する6つの治療指標が改善される結果でした。
大量置換ろ過透析、高血流によるアルブミン漏出と言う問題はありますが、今回は示していませんが、栄養状態が不良と言われるアルブミン3.5g/dl未満の方は比較的少なかったです。
今後は、長期予後が改善したかどうか検討していきたいと思います。
第37回東北腎不全研究会 4
日本人サンプルと当院での達成された治療指標項目数の割合です。
あまりにも差があるのでビックリしました。
日本人サンプルの数が少ない影響も有ると思います。
当院より優れている透析を行っている施設をいくつも知っています。
ただ、今回の日本人サンプルの治療成績は、世界の中でも一番の生存率と聞いています。
当院が凄い治療をしているとは思っていません。
週3回6時間以上の長時間透析を行っている施設、週4回や隔日透析を行っている施設などあり、とても優れた成績であると聞いています。
当院では、4時間では短いので、できれば30分で良いので延ばしなさいと言っています。
理解がある方は5時間透析をしてます。
血流は、一般的に200ml/分なのに対し、16ゲージで取れる最高の300ml/分にしています。
15ゲージでもいい方は、400ml/分としています。
そして、水がきれいなので、大量置換ろ過透析をしていると言うことです。
ただ、大量置換ろ過透析は、Ⅴ型の大きな膜を使った透析をすることで、効率的にはそれほど変わらないと思います。
大切なのは、少しでも時間を延ばし、血流を上げるということです。
少しだけですが、他の施設より多く透析をすることを目指し、kt/vを最低1.6以上とすることを目指しています。
ちょっとずつの積み重ねが大切だと思っています。
高透析量群は、さすがに6項目全てを達成している方が多いです。
中間透析量群は、それに次ぐ成績です。
非大量置換HDF群でも、それなりの項目数を達成していました。
インフルエンザワクチンの接種料金
インフルワクチン接種、10月以降も当面国の事業で-厚労省案
厚生労働省は7月28日、新型インフルエンザ対策担当課長会議を開き、自治体などの担当者に10月以降のインフルエンザワクチンの接種事業の案を示した。
それによると、継続審議となっている予防接種法改正案が成立し、同法上の新臨時接種を開始するまでは、国がワクチン接種の実施主体となり、医療機関は国とワクチン接種に関する委託契約を結ぶ。
ただ、新臨時接種の開始後は市町村に実施主体が移ることを前提に、医療機関の確保や接種費用の設定は市町村が行うとしている。
医療介護CBニュース 7月28日(水)22時54分配信
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先日とあるメーカーから聞いたのですが、今年のインフルエンザワクチンは、これまでのインフルエンザと新型のどちらにも対応できる混合型だそうです。
そのため、今年はこれまでと違い、接種費用の設定は市町村が行うことになります。
今まで、インフルエンザワクチンの接種費用は各医療機関でまちまちでした。
昨年ですが、4000円から5000円くらいするところも有りますが、安いところでは1500円程度の医療機関が有ることも聞きました。
それが、今年は市町村で一律となると言うことです。
外来が混雑するためにあえて高い摂取料金を設定していたところは、他で受けていた人たちが希望してさらに混雑するでしょう。
当院は、開院間もない一昨年、そして昨年は、クリニックを認知してもらえるように安価な価格を設定していましたが、今年はそれが出来なくなり残念です。
なんだか、価格を統一させることで、ワクチンの接種料金が上がってしまうのではないかと危惧します。
つまり、受けない人が多くなり、インフルエンザに感染する人が増えてしまわないかということです。
考えすぎだと良いのですが。
どうでしょうか。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。