第16回日本HDF研究会学術集会・総会
今週末、神戸で第16回日本HDF研究会学術集会・総会が行われます。

私も演題は出していませんが、会員として参加させていただきます。
HDF療法が普通の透析(HD)より優れていることは、これまでの多くの研究から分かっていることです。
しかし、HDFの普及率はまだまだ低いのが現状です。
HDFが今後もっと普及するようになってくれればと願っています。
新しいタイプの糖尿病薬
昨日は、糖尿病の小規模な講演会が有りました。
最近発売されたインクレチン関連薬についてです。
インクレチンは食後に腸管から分泌されるホルモンで、膵臓のβ細胞に作用します。
その作用は、血糖値が上がるとインスリンの分泌を促進し、血糖値を上げる働きをするグルカゴンというホルモンの分泌を抑え、血糖値を下げるというものです。
インクレチンには、GIPとGLP-1と2つのものがあります。
それぞれ膵臓以外の場所にも作用します。
GLP-1は、グルカゴン分泌抑制作用や胃の食物排出のスピードを抑える作用が有るため、GLP-1を促進する薬はやせ薬になると言われています。
GIPは脂肪細胞によるブドウ糖の取り込みを促進する作用もあり、こちらは肥満となる可能性があります。
どちらもDPP-4という酵素によって分解されます。
現在、インクレチン関連薬として販売されているのは、DPP-4の働きを止めるDPP-4阻害薬と、人のGLP-1と同じ作用をするGLP-1受容体作動薬です。
インクレチンのうち、GIPは肥満になりますので、GLP-1だけ選択できるGLP-1受容体作動薬の方が糖尿病治療としては優れていると言えます。
しかし、DPP-4阻害薬は経口で内服できますが、GLP-1受容体作動薬は皮下注射が必要な薬となります。
血糖が高いときに効果が強く、低くなると効果が弱くなる薬ですので、低血糖のリスクは低いと言われています。
今後、糖尿病治療薬の主流となっていくかもしれません。
オンラインHDFの問題

ぜんじんきょうNo242
全腎協が9月21日に厚生労働省に対し、本年度診療報酬改訂で問題があった3つの点について、その内容について質問をしたようです。
今月号の『ぜんじんきょう』に載っていました。
抗凝固剤フサンの使用制限、オンラインHDFの機種選定、入院患者の他科受診に伴う診療報酬減算です。
入院患者の他科受診に伴う診療報酬減算については、以前も書いたことがあります。
フサンの使用制限については、クリニックではほぼ使用しない薬ですので、あまり影響がありません。
オンラインHDFの機種選定についての質問があり、回答があったようですが、オンラインHDFそのものの取り扱いではないので、何とも言いようがないです。
でも、これまで話しにも出なかったオンラインHDFの話しが出てきたのは良いことだと思います。
HDFという治療法は、HDよりも優れている事は分かっていますが、費用がかさむため、適応となる人を限定しています。
そこで、なるべく安価にそしてなるべくたくさんの方にHDFができるように苦慮して考えられたのがオンラインHDFです。
だから、オンラインHDFをHDFの枠である診療報酬2 その他の場合 とすることは反対です。
それでは、オンラインHDFを行える方が限られてしまうからです。
このように優れた技術を引き続きできるようにと言う事を、全腎協には頑張って訴えていって欲しいですね。
第六回新そばまつり
最近、秋を感じます。
ここは、湖南町にある中野集会所の近くで撮影した紅葉です。
これだけ赤いとうれしくなりますね。
なぜ、日曜日の午前中に湖南町の中野集会所に行ったかというと、第六回新そばまつりが行われるという情報を入手したからです。
新そば祭りは、中野生産組合の方と愉快な仲間たちが主催と書かれていました。
500円でお代わり自由の新そばと豚汁を食べて、大満足の昼ご飯でした。
1人奥の方に愉快な仲間が写っています。
ごちそうさまでした。
慢性腎臓病対策協議会県支部設立準備会
慢性腎臓病(CKD)は、進行すると人工透析が必要になる末期腎不全となる疾患だと知られています。
でも最近では、CKDがある人では無い人に比べ心血管疾患のリスクが高いことも知られてきています。
日本人のCKD患者数は約1,330万人と言われ、国民の健康保持にとって重大な脅威となっているにもかかわらず、社会的な認知度は低く、医療者の中でもその対策の重要性が十分に認識されているとは言えない状況です。
そこで、CKDを社会に広く啓発し、その対策が国民的な規模で推進されるように働きかける目的に、日本腎臓学会、日本透析学会、日本小児腎臓病学会の腎臓関連3学会が共同で2006年に日本慢性腎臓病対策協議会を設立しました。
福島県でもCKD対策を強く勧めたいというと言う考えから、先週土曜日の午後、日本慢性腎臓病対策協議会県支部の設立準備会「CKDリーダーズミーティング」が郡山市内で行われました。

私も、慢性腎臓病の診療に積極的に参加しているとして会議に呼んでいただきました。
かかりつけ医の先生と腎臓専門医の医療連携の先進地域である聖隷浜松病院腎臓内科の磯崎泰介先生が初めにCKDの病診連携について講義をしてくださり、その後約20名の先生方でディスカッションを行いました。
今後、出来るだけ多くの方にCKDについて知っていただけるように対策を行っていきたいと考えています。
———————————————————————————-
ところで、私も写真に写っていますが、分かりますでしょうか。
自分では分からないなと思いましたが、妻は一番太っているこの人でしょうと一発で当てていました。
長男も一発で当てました。 ありがとう。
肥満もCKDの予後不良因子ですので、これを契機に改善したいと考えております。
プロフィール

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。


