2011.05.13
生活 / くらし

某所での講演会に参加してきました。

某所にて、今回の原発事故による放射線障害の講演会に参加してきました。
ある病院の放射線科の先生の講義です。

これまで自分なりに感じていた事は、放射線防御の専門家は厳しいことを言って、医者は大丈夫だと言うということです。

案の定、放射線科の先生の話では大丈夫だとの意見でした。

チェルノブイリで発癌したのは、牛乳を飲んだことによる内部被爆であり、3500人の子供が甲状腺癌になったが、多くは悪性度の低い癌であった。
今回は、牛乳や野菜に基準値が決められているので、チェルノブイリのような内部被爆についてはそれほど心配無いだろうと言う話でした。

不妊症や奇形児が生まれるのは、急性障害によるもので、慢性的な被爆によるものは知られていないそうです。

そして、セシウムの半減期は30年と言うが、体内では80日くらいで排泄されてしまうそうです。
最も重要に感じたことは、これまでにセシウムによる放射線被曝から発癌したと言う報告は無いと言う話でした。

郡山については、表土の放射線量はまだ高いが、空間放射線量はかなり下がっているようです。
そして、現在の放射線物質は、土俵にあるセシウムが主であると。

そうすると、窓を開けると土俵から直接放射線が飛んでくるのでまずいが、空調は問題ないのかなと解りました。
やはり、小学校にエアコンはつけて欲しいです。

最近まで、子供が行く場所の汚染を気にしてブログに書いていましたので、半信半疑に聞いていましたが、実際にはそれほど心配しなくても良いのかもしれないと思いました。

講演が終わった後に、講師の先生とお酒を飲みましたが、先生の人柄からも安心をかんじました。

先生のご意見では、それほど心配する状況にないが、気になる人は気にして良いのではとのことです。

まあ、元々自分は40才超えていますのでどうでもよく、子供たちの事が心配で気になります。
だから、表土除去や側溝の汚泥を取り除いてもらいたいという気持ちは変わりません。

そして、住民の方を見ていない県や国の態度に怒りを感じていることはかわりません。
年間20ミリシーベルト未満ならなにもしなくてい良いという方針が、住民の不安をあおったのだと思います。
心配する必要はない、子供たちの未来が気になる人もいるので表土を除去したり汚泥を取り除く為の積極的な努力をしますと言ってくれれば我々がこれほどの不安を感じることも無かったです。

来週は、安心・安全の山下先生の話です。
来週も疑心暗鬼に聞いてみたいと思います。

 

2011.05.12
生活 / くらし

郡山市の努力

放射線に対して、現在国や県はなにもしてくれていませんが、郡山市は努力しています。

先ず、空間の放射線量が3.8マイクロシーベルト以上の小中学校や幼稚園の表土を削る事を真っ先に行いました。
今後、その他の小中学校も行う方向であると聞きました。

それから、先日水道局から水道料金を昨年のこの時期と同じ値段にするという通知が来ました。
理由が分からなかったのですが、ある方から聞いて理由が分かりました。

これは、どんどん水道を使っても水道料金は昨年と同じですよと言う事です。
人がいる建物も除染するためにどんどん水道水で洗う事を勧めていることから決定したようです。

我が家はマンションなので無理ですが、一戸建ての方はどんどん壁を洗って除染しましょう。

いろいろ考えてくれていて頼もしいです。
我々住民の事を守ると言うのが政治が一番最初に行うことです。

県や国も見習って欲しいと思います。

2011.05.12
生活 / くらし

フジTV・とくダネ見ましたか。

5月10日のフジTV・とくダネで福島で今問題となっている年間20ミリシーベルトについての特集が放送されました。

ご覧になっていない方は、下記のYou Tubeで見ることヶ出来ます。

http://www.youtube.com/watch?v=950H9R5htcM&feature=BFa&list=WLECB691C52A18ED58&index=7

 

小佐古前参与の涙は衝撃的でした。

市民が基準値の変更を求めた場面では、原子力安全委員会の助言によって文部科学省が基準を決めたはずなのに、原子力安全委員会の委員が20ミリシーベルトを許容出来ないと言っていました。

そして、福島県放射線リスク健康アドバイザーである 山下俊氏の発言は、

「国の基準が20msvという事が出された以上は我々日本国民は日本政府の指示に従う義務があります。」

「20msvは過渡的なレベルと考えた方がいいです。(Q.分からないと言うことは安全とも言い切れない?)もちろんもちろん。グレーゾーンでどこに線引きしているか今議論されている」

「(Q.福島の人は20msvに耐えろという意味?)もし耐えなかったら逃げなければならないですね。避難どこにさせますか?あなたは?」

この人が、安心・安全と言っていたから皆がそれを信じていたのですよ。

福島県や国は、福島郡山が避難地域になると困るので、基準値を高くすることで、避難地域にならないようにしているとしか考えられません。

でも、多くの人が避難なんて望んでいないんですよ。
放射線物質がたくさん有りそうな所を知らせて欲しいのです。
そして、そういう場所の除染をして欲しいのです。

たのむから、住民を見て政治を行って下さい。

 

 

 

2011.05.12
診療

開院3周年となりました。

医療法人 援腎会 すずきクリニックは、本日で開院3周年となりました。

開院当初は、患者さまも少なく、この先どうなってしまうのだろうと考えていましたが、現在ではたくさんの患者さまが来院して頂けるようになりました。

とても感謝しております。

これからも患者さまのご期待に応えられるように、また郡山の地域医療に貢献出来る様に、職員一同常に努力していきたいと考えております。
これからもよろしくお願いいたします。

ブログ『援腎会すずきクリニックのいい透析への道』は最近では、

『援腎会すずきクリニックのいい透析と放射線との戦いのの道』

になってしまっていますが、
落ち着いたら再度、いい透析と泌尿器科の事、日日の話題について書いていきたいと思います。

今後とも宜しくお願いいたします。

お祝いにたくさんの花をいただきありがとございました。

2011.05.10
生活 / くらし

学校に配られた線量計

高木文部科学大臣が以前、郡山市が独自の判断で基準値以上の小学校の表土を除去する方針を決めたとき、

「郡山市の独自の判断だが、土や砂を入れ替えなくても、政府が目安として示した1時間当たり3.8マイクロシーベルト未満の放射線量なら通常の屋外活動ができる。3.8を若干超えても、1日1時間に収めれば屋外活動ができる」

と発言しました。

そのうえで、高木大臣は

「大事なのは継続的に放射線量の測定をしっかりやることだ。学校の先生に線量計を持ってもらい、安全性の確保を心していくことが重要だ」

と発言しています。

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5月7日の記事へのコメントで、 ichi-tomoさんから会津では線量計があまり配られていないとありました。

それで、毎朝小学校の前で交通指導している校長先生に線量計がどのくらい配られているのか聞いてみました。

郡山市内で線量が高い地域の小学校でも、学校に1つしか配られていないそうです。

あれだけの発言ですから、少なくとも各学年1つぐらい配って、生徒の行動範囲をくまなく調べているのかと思っていましたので、呆れました。

校長先生には、父兄が不安に思っていますので、出来ればみんなが主に通う通学路も測定してくださいとお願いしました。

「継続的に放射線量の測定をしっかりやること」ためには、少なくとも子ども達が通る道や集まる場所を調べる事では無いのでしょうか。

その事をきちんとやることが、我々が安心して暮らせる最低限の事だと、どうか分かってください。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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