2011.12.20
一般

干すとセシウム倍に シイタケ産地悲鳴「検査法変えて」

http://www.asahi.com/national/update/1220/TKY201112200112.html

 

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検査方法を変えると売れると考えているのでしょうか。
今、500ベクレルの基準値以下なんて言っている人誰もいないですよ。
測定感度以下でも福島県産の野菜は売れないですから。

検査方法の変更を求める署名運動が活発になればなるほど、干し椎茸が危ないと言う話がどんどん広まって、少なくとも家庭では干し椎茸を使う事が無くなっていき、さらに飲食店でも干し椎茸は使いませんと言う張り紙が貼られるようになりますよ。

消費者はそんなに馬鹿ではないです。

何でそんなことが分からないのだろうとつくづく思います。
消費者が喜んで食べる椎茸を出荷して下さい。
売れない分を東電に買い取ってもらう署名活動をして下さい。

2011.12.20
生活 / くらし

側溝放射線量測定結果

我が家がある町内会の方が側溝の放射線量を測定して結果を配ってくれました。

地点5の側溝1cmで19.24マイクロシーベルト、地点7の側溝1cmでは24.75マイクロシーベルトです。

ここは郡山の真ん中です。
普通に人が暮らしているところです。

野田佳彦首相が「福島第1原発が冷温停止状態に達し、事故そのものが収束に至った」なんて2日前に言っていましたが、あそうですかぐらいの話ですよね。

 

2011.12.16
診療
研究

安価な後発医薬品の普及促進策

後発医薬品(ジェネリック医薬品)、当院でも使っています。
しっかりした後発医薬品はどんどん出したいと考えています。
ただ、何でもかんでも後発医薬品をと言うのはちょっと考えてしまいます。

たとえば、カソデックスという前立腺癌治療薬のジェネリックでビカルタミド「NK」錠は、薬剤の有効性や副作用について市販後調査を行いしっかり確認しています。
この様なジェネリックは大歓迎です。

でも、同じ前立腺癌の治療薬プロスタールの後発品でクロルマジノン酢酸エステル錠25mgと言う薬が有ります。
プロスタールに後発品不可と記載していなかったため、僕の処方したプロスタールは薬局でこのクロルマジノン酢酸エステル錠25mgと言う薬に変更となっていました。
もちろん、薬局から変更の許可を求める連絡がありますから後発品が出ていることは知っていました。

その後あるときに、クロルマジノン酢酸エステル錠25mgの一錠の値段が15.4円で、プロスタール25の一錠の値段が113.4円だという事を知りました。

自分の出している処方が元々の薬の1/8の値段の後発品になっていると言うことにビックリしました。
それで、本当に100円以上するものが15円で出来るのか疑問に思いました。

我々が正規品を処方したときに、調剤薬局がしっかりした後発品を出してくれるかは、現在のところ分からないのです。
きちんとした効果がある薬かどうかを全く評価せずに、ただただ安く作った薬が大丈夫なのか、とても心配になりました。

結局、その後このことをクロルマジノン酢酸エステル錠25mgを処方している患者さん全てにお話したところ、以前のプロスタールが飲みたいと希望されました。
その後は、プロスタールには後発品不可を付けています。

以上の事から、安易な後発品の普及促進活動には疑問を持っています。
先発品は、厚生労働省の指導の下、ここまでやらなくてもいいのではと言う位の開発時の副作用研究や市販後調査をしています。
後発品にはそのような指導は一切ありません。
元々の成分は同じでも、添加物は違う場合があります。

後発品もきちんとした薬効があるのかは評価されるべきですし、タダ作っただけの薬を信用できないのは当たり前だと思います。

 

2011.12.16
診療
仕事 / 職場

階段の手すり

今回、震災で裂けた壁の修復と一緒に、透析室に向かう階段の左側にも手すりを造設しました。

以前から、階段の右側には手すりが有りました。
でも、最近とある患者さんから左側に手すりがあるといいのにと言われました。

一般的に右利きの方が多いので、シャントは左に作ります。
そうすると、重い荷物は右手で持つことが多いようです。
右手で荷物を持つと階段の手すりは左側にあるとうれしいと言われました。

その話を聞いてなるほどと思いましたので、今回左側に手すりを追加しました。
その患者さんはかなり高齢のお婆ちゃんですが、2階の透析室にエレベーターを使わずに上って行ってくれます。
今後も元気に階段を上がってくれることを願っております。

 

2011.12.16
生活 / くらし
グルメ / お酒

学校給食に使う米の放射線検査について

http://www.city.koriyama.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=F3EADCF3412A81D037A8F260C4650A2E?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=25105

 

郡山市で使用している給食の〝あさか舞〟に関する放射線検査について、郡山市がホームページに載せていました。

米販売業者(郡山市農業協同組合)に対して、給食用の玄米全袋及び給食用として出荷する前の精米検査を義務付けて、安全が確認された平成23年産米を給食に使用することとしました。

放射性物質が検出された場合は、学校給食に使用しないことにしています。なお、検出限界値は、10ベクレル以下となっています。

と書かれています。

しかし、実際に行っている方法は、

玄米検査は、給食用に提供されるすべての袋から抽出して検査します。
各袋の玄米を混ぜ合わせます。

とあります。
つまり、20個の袋から検体を抽出したとして、一つだけ100ベクレルで、他が感度以下の5ベクレルだった場合、
(100+5×19)= 9.75ベクレルとなり、検出限界値未満となってしまいます。

それほど極端な場合は少ないかと思いますが、現状ではほとんどの米が検出限界値未満で一部極端に高い米が発見されているのも事実です。
そのような事を考えた対策を取って欲しいです。

実際問題、僕はそれほど心配はしていません。

怖いことをいう方もいますが、大丈夫なんじゃないかと考えています。

でも、怖いと考えて郡山から転居している人が多数いるんです。

だから、怖いと考えている方達も納得出来る対策を取って欲しいのです。

 

医者も勤務医の先生方を中心にどんどん減っていっています。

このまま、福島の米を使った給食が続くなら、さらに若い先生方が少なくなり、福島の医療崩壊は進んでいくと思います。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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