福島腎不全研究会
12月 8日に行われた第87回福島腎不全研究会で
当院看護師浜田から
当院臨床工学技士入谷から
当院臨床工学技士鈴木から
福島県南部透析医療研究会
2012年透析液水質管理状況アンケート報告
と
院長鈴木から
県中地区透析施設災害対策協議会報告
の発表を行いました。
ホームページに上記3演題をアップしましたので興味がありましたらご覧下さい。
地震
本日午後5時18分ごろ、東北から関東にかけて震度5弱の強い地震がありました。
久しぶりに緊急地震速報を聞きました。
1階の外来で診察をしている最中でした。
実は、地震って凄く苦手なんですが、緊急地震速報が鳴って揺れ出した途端、若いスタッフが2階に駆け上がっていくのを見て、こっちも負けてられないと階段を駆け上がりました。
透析室ではコンソールを支えながら、地震怖いよ〜と思いながら耐えておりました。
揺れが治まりましたが、大きな揺れでしたので、再び大きな揺れが起こる可能性も考えて、
『回収!』
と声をかけ、本日の透析は早めに終了となりました。
その後は、最近導入したMCA無線を用いて、県中地区の各施設からの被害状況を確認していました。
それほど長い時間がかからずにMCA無線を持つ全ての施設から透析継続可能と言う連絡が入り、ほっと安心しました。
その後も大きな余震が無かったのはよかったことです。
さらに、第一原発も大きな問題が発生しなかったようで、さらに安心いたしました。
地鎮祭を行いました。
援腎会すずきクリニックでは、来年個室透析室を増築いたします。
本日、裏の増築場所で地鎮祭を行いました。
今日は特に風が強く、出席いただいた方々お疲れ様でした。
今回で地鎮祭は2回目になりますが、もう既に5年以上経過しており、前回どのように行ったかは全く覚えていません。
建築会社の方に言われるがまま見よう見まねで行いました。
四方祓いの儀です。
神主さんが、建築地の四隅に切白紙、塩、酒をまいて土地を清めます。
穿初の儀(うがちぞめのぎ)
施主である僕が盛り砂に鍬を入れます。
玉串奉奠の儀
参加した皆さんで玉串を神前に奉納します。
最後に神酒を皆でいただき地鎮祭の儀式が全て終了しました。
緊張しましたが、滞りなく終わり良かったです。
- 2012.12.03
- 診療
福島ユナイテッドJFL昇格
福島ユナイテッドJFL昇格おめでとうございます。
なかなか明るいニュースが無い福島県内で、久々に希望が湧くニュースですね。
援腎会すずきクリニックでは、開院直後より福島ユナイテッドの協賛企業として応援していました。
僕も今回の全国地域サッカーリーグ決勝大会では、 西部サッカー場に応援に行ってきました。
来年からはJFLのチームとなるので、更に応援して行きたいと考えております。
- 2012.12.02
- 生活 / くらし
思う事徒然に
昨日、東京で研究会がありました。
宿泊してこれから郡山に帰って福島腎不全研究会に参加です。
新幹線の中で書いています。
東京で乗ったタクシーの運転手さんと会話
東京に住んでいると電気は来ているので、原発については無関心なんです。
そうだよね。
県外の方と話すと関心が無い方が多いですよね。
思い起こせばつれづれに
あの時は本当に辛かったんです。
妻と子供を避難させたときは今後どうなるんだろうと言う大きな不安がありました。
もうあんな思いをするのは懲り懲りです。
原発再稼働については、近年出来た原発は比較的安全かもしれません。
でも、これまでさんざんひどい事をしてきた原子力村を信用しろと言われても絶対できません。
福島第一原発だって、非常用発電機を高台に置いておいたら事故は起こらなかったかもしれないじゃないですか。
原発は安全ですという神話を作って災害への対策をする事自体をじゃまして起こした人災ですよね。
原発事故後も、安心安全だと言いふらし、SPEEDIの結果を知らせず多くの方を被ばくさせ、40年廃炉に抜け道を作ったり、信用しろといわれても、笑っちゃいますよね。
未だに家の外に出ると、1マイクロシーベルト以上の放射線量があって、局所的にはかなり高い場所もあります。
にもかかわらず、地域の除染は行わず、自分達で除染しろと言われても、なんで汚された我々がやらなければならないのか理解出来ないですよね。
この公園は数値低いですと公表していますが、ちょっと離れた場所で計ればとても高い数値です。
公園そのものを全部作り替えるくらいの事をして子供達が安心して遊べる場所を一つくらい作って下さい。
子供達を学校の教育の一環として放射線量の低い地域に連れて行って下さい。
県外に持って行けるはずもない廃棄物を自分達にいい条件を出させる為に建前で拒否しつつける方達にも腹が立ちます。
18歳以下医療費無料にしても逃げた子供は戻って来ない事は分かっているのに人気とりで無料にさせ、ますます小児科の負担を増やさせてしまっています。
原発事故は我々にとって過去の事では無く、現在進行中の事なのです。
県外の方に過去の事と思われないように、忘れ去られない様にしなければなりません。
子供達が安心して生活出来る福島をつくるのは親たちの役目です。
そのような気持ちである事を再認識しています。
ちょっとカラフルにしてみました。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。