診療報酬改定の説明会
今日は、医師会主催の診療報酬改定の説明会。
2年に一度4月に診療報酬改定があり、郡山医師会主催で説明会がありました。
今回の大きなポイントは、75歳以上の高齢者を対象とした後期高齢者医療制度が始まるという点です。
泌尿器科の患者さんでは、60歳台は若い部類に入り、70歳台の患者さんが多く、僕の診ている最高齢は99歳です。
5月開業をひかえる身としては欠かさず行かなければならないと思い、始まる30分前に着くように出発しました。
それでも、現地では、大渋滞が起こり、人々が多く集まっていました。会場に入ると何か変。知っている顔がほとんどいなく、女の人がやたらと多いのです。この時点で、受付など事務の方が多数参加する説明会だと分かりました。
これは事務を連れてこなく失敗したと思いながら、じっと座っていると、うちの病院の事務の課長が入って来ました。知っている顔なので、こっちに来ないかなと思っていると、前の方に行ってしまいました。
始まってから分かったのですが、うちの病院の事務の方は、この説明会の講師でした。
さすが大病院と、びっくりでした。
何とか、話をよく聞いて帰ってきました。
しっかりした診療を行うために役立てます。
診療時間など
昨日、クリニックの診療時間等を記事としましたが、よく見るとかなり小さく、見づらいのではないかと思いました。
再度、画像を大きくしました。
透析に関しては、当初は月、水、金と火、木、土の午前で開始し、満床にちかくなったら、月、水、金の午後のクールを行う予定です。
郡山地区では、夜間透析をやる施設が多数あり、夜間透析はベッドが余っていると聞いてます。
それで、夜間透析は行わず、午後のクールとする予定ですが、なるべく多くの方にオンラインHDFを提供したいとの考えからは、2クール目を開始する時点で、希望者が多数いる場合には検討したいと思います。
ただ、診療時間を延長することは、スタッフの負担も増えることです。将来的な話ですが、簡単に決められないことなので、慎重に行いたいと思います。
患者さんも働く人間も、元気で楽しい時間が過ごせるように努力します。
- 2008.03.22
- 開業 / 病院経営
クリニックの案内
クリニックの案内が出来ました。
正式な診療時間などが決まりました。
ご覧ください。
そろそろ完成です。
夕方、建設現場に行ってきました。
いよいよ建設も大詰めになりました。
29日が引き渡しになり、ほとんど完成に近づいています。
透析室のカウンターもできあがってきました。
実物が大きいので、びっくりしています。
窓との間がちょっと狭くなりました。想定しない、でかい物品があってたのです。
その物品は救助袋でした。幅は1mくらいあるでしょうか。蓋を開けると、1階まで続くトンネル状の袋が出てきます。
垂直に地面まで続く袋があり、人がおりられるそうです。
消防署の検査の時に、工事スタッフが実際に使って、滑り台みたいだったというのですが、垂直なのにどうして大丈夫なんだろう。
この規模の建物だと、置く必要があるとのことです。
2階の透析ラウンジも、ほぼ完成を向かえます。
透析を終わった患者さんが、ふっと安らぎのひとときを迎えられるスペースです。
日中の眺めもいいですが、夜の雰囲気もいいようです。
4月になると、この雰囲気に合ったテーブルと椅子が置かれます。
入り口から、2階のラウンジを撮影してみました。
ちょっと、いいアングルで撮れたと思います。
5月11、12日の内覧会にはたくさんの人が見学に来てくれることを、願っています。
建築現場に行ってきました。その2
昨日の建築現場で撮った写真と内装についての記事です。
1階の多目的トイレには、おむつ換えシートとベビーキープを配置しました。
1階は泌尿器科ですので、年配の方々が多いのですが、時々赤ちゃんを連れて来られるお母さんもいらっしゃいます。
きちんと準備してありますので、安心ください。
2階の多目的トイレです。
2階のトイレには、折りたたみ式のベッドを用意しました。
これは、浣腸用です。
何故浣腸用のベットをおいたかについてですが、これまで、浣腸は病室で行われていました。
しかし、その場合、トイレまで行くまでに漏れてしまうことがあります。そのために、トイレで立位で浣腸を行うことがあるのですが、これって危険なんです。
日本看護協会のホームページにその詳細が載っています。
http://www.nurse.or.jp/nursing/practice/anzen/anzenjoho.html
その内容は、グリセリン浣腸による直腸穿孔事例が4件報告されており、全例、トイレにおいて立位で行っていたと言う内容です。
浣腸用の管で、直腸穿孔を起こし腹膜炎を起こした例と、管で傷つけられた直腸の壁から浣腸用のグリセリンが血中に入り溶血下という事故です。
立位での浣腸は危険であるとのことから、やらないよう警告されています。
僕も最近まで知らなかったのですが、最近開業した先輩のクリニックを見学したときに設置されており、これは絶対必要であると思い、設置しました。
その他にも、トイレにはこだわりがあります。
先日記事にしましたが、1階男子トイレには、入り口にドアをつけていません。
もちろん、外から小便器が見えないように工夫してあります。
これは、なるべくドアノブをさわらないでトイレで用をたせないかと考えたからです。
それから、レントゲン室にもトイレを設けました。
尿道造影、膀胱造影などの泌尿器科特有の検査に対応するためです。
泌尿器科医として、ちょっとこだわりました。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。