2011.03.16
一般

震災より5回目の朝が来ました。

おはようございます。
震災より5回目の朝が来ました。
余震も徐々に少なくなってきました。

毎日ドラマチックに状況が変わっていきます。
震災直後は、透析出来るかどうかと言う事が一番の問題でした。
その後、他施設からの患者の受け入れでした。
電源がやられて応急処置の状態ですので、強い余震が来ないことを祈りつつでした。

やっと余震が収まってきて、これからと言うときに今回の原発事故です。
もうすでに郡山から逃げ出した人たちもいます。
風評被害も出始めています。
浜通から透析を受けて欲しいという電話がたくさんかかってきます。

現在、新規の透析患者様の受付は行っておりません。
現時点でもスタッフはオーバーワークです。
元々少ない人数ですので、出来る範囲で頑張りたいと思います。

行政には、出来るだけ早く、被災されたり避難した患者さんたちが安心して透析出来る場所に移動できるように、早急に努力して欲しいです。
強く要望します。

2009.08.15
一般

お盆はもうちょっとですね。

お盆休みも明日までとなりました。
クリニックは透析を行っていますが、患者さんにお願いして少し早く来てもらい、ちょっと早めに帰っています。

一昨日は、妻の実家が新盆でしたので、出かけてきました。
子供たちも従兄弟に会い、遊ぶことが出来て、楽しかったようです。
従兄弟が坊主頭だったので、我が家の子供たちも床屋さんに行って、坊主頭にして貰いました。
3分刈りです。

その後、日和田にあるフェスタパワーアミューズメントの大観覧車にみんなで乗って楽しんだみたいですが、高所恐怖症の僕は、見学のみとしました。

2008.06.28
一般

前立腺癌のホルモン療法の副作用対策

日本泌尿器科学会プレスセミナー レポートと言うのが、メールで送られてきました。

金沢大学の並木教授より、「前立腺癌の治療選択~ホルモン療法の役割と副作用対策~」が紹介され、その講演の一部で、「ホルモン療法による男性ホルモン低下が招く加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)の対策は必要であるとし、ホルモン療法の今後の課題や新たな薬剤であるSARMへの期待を述べた。」とありました。

前立腺癌の治療は、放射線療法、手術療法、ホルモン療法があって、病気の進行度によって決められます。
その中でもホルモン療法は、男性ホルモンの影響を受けやすい前立腺癌では基本となる治療法と言えます。

最近では、ホルモン療法を長期に行うことによる骨塩量の低下が問題であるとの文献も出てきているようです。
その中では、ホルモン療法中は定期的な骨密度測定が必要であると書いてあります。

LOH症候群や骨粗鬆症の治療も、特に手術が必要なわけでもなく、入院が必要でもありません。
外来診療で十分行えますので、僕たちも対策を熱心に取り組んでいく必要があると感じました。

 

2008.02.17
一般

透析室の災害対策マニュアル

先日、病院に来た本屋さんから、赤塚東司雄氏という人が書いた『透析室の災害対策マニュアル』という本を買い、今日読破しました。
今年の2月1日初版の本なので、出たばっかりです。
浦賀QQindex2006と言う地震発生時の対策を学会発表している人で、地震時の透析について精通されている様です。

この本によると、
震度5までは、透析室にははたいした被害が生じない。
震度7以上は被害が多すぎる。透析を継続できる状態でない。
もっとも災害対策が重要になるのは震度6で、透析施設内の災害対策をきちんとすることで、その後も透析を継続できる。
と書いてあります。

その災害対策は、
1患者監視装置のキャスターはロックしないでフリーとする。
2透析ベッドのキャスターは床面に固定しないでロックしておく。
3透析供給装置とRO装置は床面固定もしくは耐震台に載せる。
4透析供給装置とRO装置にはフレキシブルチューブを使う。
この4点がポイントだそうです。

そして、回路切断を伴う手技はしてはいけないと書いてありました。

その他に、震災時の書き込み式マニュアル作成シートや実際に震災の時に活動した医療スタッフのインタビューなど、これはと思う内容が盛りだくさんでした。

 

2008.01.22
一般

クリニックの理念(透析診療)

援腎会すずきクリニックででの、透析診療と泌尿器科外来診療の僕の考え方をお知らせいたしますが、今回は透析に関する説明をいたします。

透析診療における三つの柱
1. 透析専門医がじっくり時間をかけて診療いたします。
2. 高度な水質管理を行い、全台オンラインHDF対応です。
3. 『透析をやって元気になろう』を目指します。

透析の診察は、月一回は診察室での時間をかけた診察を行いたいと考えています。また、透析支援システムを導入しましたので、個々の患者様のデータ管理を行い、きめ細かい指導を心がけたいと思います。
そして、透析は水が命です。どんなにしっかりした診療を行っても、土台となる部分がしっかりしなければ、意味が無くなってしまいます。当院では、東レ株式会社の透析システムにより高度な水質管理が可能となりました。このため、すべての患者様にオンラインHDF療法を提供することができます。
透析液の清浄化とオンラインHDFで全身状態の改善、透析困難症の解消、イライラ感や痒み、色素沈着、アミロイド骨痛の改善が期待できます。
そして、僕が考えているオンラインHDFの最大の利点は血流量を上げて、透析量を増やすことが出来ると言うことです。
このことについては、次回説明いたします。

 

 

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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