2012.08.10
診療

緊急離脱訓練

水曜日に震災後初の緊急離脱訓練を行いました。
写真は、車いすの患者さんを想定したスタッフを1階のラウンジまで移動させる訓練の画像です。

今回は4名の患者さんに協力して頂き、緊急回収を行いました。
今回は、震度5程度の地震を想定して、離脱では無く緊急回収としました。

課題もいくつか出ました。

車いすの方の移動について、階段をどう降ろすのか。
一般の車いすでは当院の広めの階段でも車いすを抱えるとギリギリになります。
震災時は、比較的軽い女性でしたので抱っこして降ろしました。
大柄の男性ではなかなか難しいかと思います。

また、階段を降りるときにスリッパだと危険ではないかという話も出ました。
患者さんたちは、透析室内ではスリッパを履いて移動しています。
上履きが良いかもと話したら、震災時はひどい揺れでスリッパを探す事も大変だったために、何も履かずに逃げた方もいたようです。

シュミレーションを行うことで、様々な課題が分かってきます。
今後も避難訓練を継続的に行っていきたいと考えております。

2012.08.04
診療
仕事 / 職場

避難訓練おお知らせ

援腎会すずきクリニックでは、月曜日と水曜日の午後は検査・手術の日となっております。
ただ、緊急の患者さまの対応は行っております。

8月8日水曜日ですが、透析室の避難訓練を行います。
避難訓練の一部を外来待合室でも行いますので、3:00から3:30までの間は待合室をご利用になれませんので、ご了承いただきますようお願いいたします。

2012.08.03
生活 / くらし

本当に規制が出来るのでしょうか。


赤旗の記事掲載

 

原子力規制委員会委員長候補の田中俊一氏ですが、今回の事故を反省していると言いながら、

原子力は人間がコントロール出来る

今後、より安全な原子炉の研究開発に力を注いでいってもらいたい

40年超の原発は厳格にチェックするが、一律にダメだと言うことではない

などの発言をしています。

更に、2011年だけで、原発関連から30万円近くの原稿料や講演を受け取っていることも報道されています。

赤旗の記事掲載

細野さんは、いち早く福島に入り除染に取り組んだとし、「深い反省を踏まえて厳しい安全規制をやってくれると思う」と説明しているようですが、我々福島県民としては、

もう裏切られたくないのです。

だから、これまで原子力村と関係無かった人に委員長となってほしいのです。

 

2012.08.02
生活 / くらし
その他(一般)

原発が止まることは本当に地獄なのですか。

京都大学大学院教授・藤井聡 原発が止まる「地獄」こそ直視を

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120802/trd12080203380000-n1.htm

 

「世界一の停電低頻度」を維持する事なんて小さいですよね。
年間10兆円を超す経済的な損害もあるかもしれません。
でも、行き過ぎた開発や経済成長が我々の未来を脅かしていると考えている方も多いのではないかと思います。

透析をしていてお前は電気をたくさん使っているだろうと言われると、ごもっともですが。

震災ではたくさんの犠牲者が出ましたが、震災の時に死ぬかもしれないと感じた方もたくさん居たと思います。

それで、死ぬかもしれないと感じたことが、一度で無く2度感じた方も多いのではないかと思います。
1度目はひどい地震の時で、2度目は原発が爆発したときです。

あの当時、透析治療を継続する為には逃げる訳にはいきませんでした。
ですので、悩んだ末妻子を県外に逃がしました。
あの時は、本当に次に妻子に会えるんだろうかと言う思いがありました。

あの思いを考えると、電気が足りなく我慢することはそれほど苦にならないと思います。
この様な事故が起こったときにこそ、行き過ぎた開発や経済成長が本当に正しいのか、一度立ち止まって考え直す必要があるのではないかと思います。昭和40年50年代の子供の頃、ゆっくりとした時間が流れていた頃を思い出すとそう感じます。

原発事故により辛い経験をした我々が、声を大きくして原発再稼働反対と言っていかないといけないのではと常々考えております。

2012.07.30
生活 / くらし
趣味

日曜日は大忙し。腎友会サミットと透析医会、そしてマネッキー

 

日曜日は朝から大忙しでした。

 

郡山市の障害者福祉センターで朝9時半から、当院腎友会の総会である腎友会サミットが行われました。
当院腎友会会長さんから挨拶があり、その後院長の僕から挨拶をさせていただきました。
当院で行っているしっかり透析についての現状と今後の抱負をお話させていただきました。

僕は途中で退席しましたが、当院に転院した1年前から5時間のオンラインHDFを受けている方から、β-2マイクログロブリンの数値が下がり握れなかった手が握れる様になったと言う話も出たそうです。
現在は週4回透析を受けていてさらに調子が良くなったなどの話が出て、自分も週4回透析が受けたいとか、5時間透析に時間を延長したいと言う積極的な意見も出されたようです。

実は10時すぎに退席した後は、日本透析医会福島県支部の理事会と総会に出席していました。
東日本大震災の経験からこれからの福島県の災害対策をどう行っていくかなど、たくさんの議論が行われました。

その後の学術講演会では、日本透析医会副会長の隅博政先生から、

「災害時の人工透析提供体制の確保
 ~都道府県透析医会の役割と情報伝達~」

と言う演題で災害時の情報伝達を中心にご講演をいただきました。

福岡県の災害対策を担当された先生は、周囲から福岡では地震は起こらないと言われながらも、様々な災害対策を立案したそうです。

そのアイデアは震災を経験した我々にとっては、もし震災の時に有ったらと思えるものばかりでした。
もちろん、その後起こった福岡県西方沖地震ではその効果がフルに発揮されたそうです。

講演会後の懇親会でもいろいろなお話を聞くことが出来て大変有意義な日曜日になりました。

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話題は変わりますが、16時頃自宅に帰り、待ちかねていた家族と共に最近よく行く“まねきの湯”に行ってきました。

ここにはたくさんのお風呂が有って、ゆっくりくつろげて楽しいです。
お風呂に入った後は、マスコットのマネッキーとのじゃんけん大会で盛り上がりました。

今回は、子供たちもステージに上がってダンス大会

その後がまた凄かったです。

古典奇術 手妻 のショーもありました。

出演は、藤山晃太郎さんという方で、二年連続日本奇術協会 ベストマジシャン受賞しているそうです。
なんで、そんな凄い人が別料金無しに出てくるのかと思いつつ、一番前で見ていましたが、芸術とマジックが絡み合ったような技を見る事が出来てとてもラッキーでした。

これは、子供たちが手に持った布の上にお米を置いて、それを藤山さんが混ぜるのですが、だんだんお菓子になっていくと言う芸です。
とても不思議だったです。

忙しい1日でしたが、楽しい1日でもありました。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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