2013.03.15
生活 / くらし
その他(一般)

プロジェクト達成の手紙

https://readyfor.jp/projects/idouhoiku

日帰り保育園バスを購入し、福島の子どもたちに毎日外遊びをさせてあげたい!

プロジェクト達成の手紙とポッケアロゴマークのオリジナルバッジ、移動保育活動の様子を記録したDVD&メモリアルブック、そして子どもたちの製作した手作りキャンドルが送られてきました。

手作りキャンドルがとても可愛いです。
待合室に飾りました。

ただ、一つだけ残念なのは、次男が小学校に上がるので、今後は移動保育プロジェクトに参加出来なくなる事です。

福島の子供達が心配無く自由に遊び回れる環境作りについては、今後も応援していきたいと考えています。

2013.03.15
仕事 / 職場
生活 / くらし
その他(一般)

建築は進んでいます。

少しずつですが、建築は進んでいます。
ここは今後個室透析室になる場所です。

木曜日の定例会議では、個室透析室のレイアウトについて話し合いがありました。
壁掛けテレビが厚ければ患者さんの足下を通る時にじゃまになりますので、対応を検討しました。

現在の建物を建てた後、考えていたものと違ったと思ったことはありませんでした。
前回も、設計士さん、現場監督、電気屋さん、水道屋さん、ガス屋さんと毎週集まって、少しずつ修正しながら、その時に出てきた問題点を解決しながら建築が進みました。

今回も、試行錯誤しながら工事が進んでいきます。

設計士さんの話では、2階からの眺めは最高とのことでした。
もう少し足場がしっかりしてきたら上れますので楽しみにしています。

2013.03.13
生活 / くらし
その他(一般)

産経新聞の20ミリシーベルトあたりが汚染地域における暮らしと健康の両立ラインへの反論

年間20ミリシーベルトは、原発労働者が白血病を発症し労災認定を受けている外部被ばくの線量です。
これは、大人よりもはるかに高い子どもの感受性や、内部被曝も考慮されていません。

それ以下の線量である郡山福島から震災以降、放射線の被曝を恐れてたくさんの人たちが避難しました。
そんな状況です。

僕もいろいろ試算しました。
震災直後は僕が住んでいる地域でも屋外で3.8マイクロシーベルト/時(年間20ミリシーベルト)以上の数値が続きました。

徐々に下がってきて、屋外での生活を制限すれば、外部被ばく2−3ミリシーベルトくらいになると試算しました。
内部被曝は同等と考えると年間5ミリシーベルトくらいになり、たくさんの方達の話を聞いてそのくらいなら許容範囲になると考え、子どもと一緒に暮らしています。
ただ、実際は農作物がきちんと管理されたため、一般に販売されている食品を摂取していれば内部被曝は外部被ばくに比べかなり少ないと言う事がわかりました。
と言う事で、屋外で子どもを遊ばせる事を制限していることも考慮すれば、多く見積もっても年間3ミリシーベルト以下の被曝で済んでいると思います。
と言う考えから、郡山では十分に子育てを含め生活出来ると考えています。

山下教授は、放射線被ばくの考え方は、他のリスクとのbarterで考えるべきだと言いました。

放射線被曝にリスクは必ずあります。
程度の問題です。
ですから、被曝のリスクが高いと考えている方達は避難しました。

僕は、母子避難させることと、家族が一緒に生活する事の利点欠点を考え、現在郡山で生活しています。
それは、個々の方々の考え方によります。

周囲が避難しても大丈夫だという考えの方も多いとは思いますが、その方達も自宅を自分の手で除染したりしていますし、被曝自体を心配していない方はいないです。

福島県に住む人々、特に子育てをしている多くの親が放射線被ばくについて心配しています。
その事に対して、産経新聞の論説はあまりにも無神経だと思います。

2013.03.12
生活 / くらし
その他(一般)

産経新聞の考え方を疑います。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130312/dst13031203460010-n1.htm

この記事を見て、あまりに放射線の被害を受けても頑張って福島県に住む我々をバカにしている記事だと思いました。

記事の問題部分

 真夏の電力不足は、関西圏の社会生活や経済活動に深刻な危機をもたらす。安倍首相は、この異常事態に終止符を打つ手段を早急に講じなければならない。

「原発全廃」を選択したドイツでさえ約半数の9基が運転続行中だ。原発の有用性が高いからである。

民主党政権は、幾多の「負の遺産」を残して去った。そのひとつが原発不要論だ。

国際的にも使われる20ミリシーベルトあたりが汚染地域における暮らしと健康の両立ラインであろう。

事故の痛みをかみしめつつ原発の再稼働に取りかかるべきだ。このままでは、日本は回復不能な国難を招いてしまう。

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我々がどんな思いで福島で子育てをしているのか。
20ミリシーベルトあたりが汚染地域における暮らしと健康の両立ラインというのはどういう意味でしょうか。

産経新聞は本社を福島か郡山に移して、社員も家族で移転してきたらどうですか。

今回の原発事故後、真っ先に社員や家族を県外に避難させたのは、大企業ですよ。

にもかかわらず、原発再稼働を訴えているのも大企業が中心となる経団連でですよね。

自分達の都合のいいことだけ考えていることに、腹立たしいとしか言いようが無いですね。

2013.03.11
診療
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震災後2回目の3月11日を迎えるに辺り

本日で震災後2回目の3月11日を迎えました。
この2年間はあっという間の2年間でした。
震災直後の透析を再開させる為にスタッフ一同で頑張った頃の事と、その事に夢中になっていたため原発事故の事にほとんど関心が無く、どんどん人々が逃げていく中で取り残されたと気づいた時に感じた恐怖は今でも鮮明に覚えています。

また、ガソリンが無くてどうにもならず、改めて郡山に根付く為には人脈を作っていかなければならないと感じました。

今朝のラジオで聞きましたが、岩手・宮城では震災後の復興が進んでいると答えた方が進んでいないと言う回答数を超えたが、福島では未だに半数以上の方が復興は進んでいないと答えているそうです。
実際、当院の目の前には数百戸の仮設住宅が並び、避難地域には入る事もままならない状況ですし、郡山でも放射線量が高い事から未だに県外に転出していく方々が沢山います。
今後の福島・郡山はどうなってしまうのか、常に不安に感じる状況です。

それで、僕がこの2年間でしてきた事です。
震災後1年くらいはいかに放射線に立ちむかっていくか、今の郡山の現状がどのような状況にあるかをブログで発信していました。
よかったか悪かったかは別として、その頃は福島の状況を発信する事くらいしか出来なかったですね。

ここ1年くらいでやっていることは、一つは本業のしっかり透析を頑張る。そのために個室透析センターを増築を増築し、長い透析時間を快適に過ごせる環境を整える事でした。これは、今年の夏に実現出来ます。

また、郡山での人脈を作ること。
災害時には自助・共助・公助が互いに連携しあうと有りますが、今回の震災で感じたことは、自分の身は自分で守る事、公的支援を当てにすることは難しいと言うことであり、共助が出来る様に地域の方達と連携すると言うことが大切をわかりました。
様々な職種の方達を紹介して頂き、またfaceBookでの交流もあり、、郡山生まれでない僕でも、郡山にたくさんの友達を作る事が出来ました。

福島県は、2040年には人口が震災前の200万人から120万人くらいまで減少してしまうと言う試算もあります。震災後、ずっと混沌とした状況が続いてきました。
でも、この地に根を張った人間が精一杯頑張っていかないと福島の復興はないと考えています。

いいことも悪い子とも、福島県が注目されているのは事実です。
注目されていると言うことは、チャンスだと言う事です。
震災から2年が経過しましたが、3年目更なる発展の為に、頑張って行きましょう!

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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