2013.11.29
研究

長時間透析研究会in長崎のスライド2

日本で高血流が浸透しない事には様々な理由があります。
代表的なものを上げてみました。

時間延長と比べると、高血流の効果は少ないのではないか?

高血流だと、心臓に負担がかかるのではないか?

長時間・高血流だと抜けすぎるのではないか?

これらの疑問を一つ一つ解消するために、スライドを作成しました。

 

2013.11.22
診療
研究

透析療法ぜんぶマスター: 写真クイズでみるみるわかる!

透析ケアの2013年冬季増刊として

透析療法ぜんぶマスター: 写真クイズでみるみるわかる!

と言う本が発刊されました。

当院透析室長の鈴木翔太も執筆しています。

透析手技や患者への指導内容、長期透析による合併症など、安定した透析を提供し、患者が快適に透析生活を送れるよう支援するために透析スタッフが身につけておきたい知識を一冊に凝縮! 写真クイズを解きながら、透析療法全般の知識を習得することができるとのことです。

是非ともご覧になってみてください。

2013.11.11
診療
研究
その他(医療関連)

郡山に戻ってきました。

日曜日の長時間透析研究会は大盛況に終わりました。

過去最高の参加人数だったとのことです。
メインホールは大きな会場でしたが、ランチョンセミナーでは本日満席ですという声が聞こえました。

僕も午前中のディベートセッションで自分の主張である高血流について発表してきました。

先ず壇上に座り、4名の発表者が順番にプレゼンテーションを行いました。
低血流派の西山先生から始まり、高血流派の鈴木、低血流派の金田先生、高血流派の菅沼先生と続きました。

低血流派の先生方は、かもめクリニックで行っている8時間透析の成績と高血流にすることによる抜けすぎについてお話されました。

僕の主張は先ずは高血流で透析を行い、抜けすぎが心配される場合には透析量を落とせば良いという主張です。
当院で行っている5-5-5-4時間の週4回透析の方達の事を紹介しました。
当院では週に19時間透析を行っている方が7名おりますが、4名の方がリン吸着剤を飲まれています。
長時間透析を行うと食欲が湧いてきます。
しっかり透析をすればリンの数値も上がります。
抜けすぎを気にするより、先ず抜いてみて抜きすぎと感じたら透析量を落とせば良いのではと主張しました。

最後に演者4名が後ろを向いて拍手で勝敗を決めました。
拍手は高血流派も低血流派も同じくらいで、司会の判断で引き分けとなりました。

僕としては、自分の考えている事を全て会場の皆さんにお話出来て大成功だったと考えています。

これからも、長時間、高血流、オンラインHDFのしっかり透析を継続して、その良さをアピールしていきたいと思います。

2013.11.09
診療
研究

長崎に出発します。

 

さあ、本日は長崎に向かいます。
午前中、透析の回診を行い出発します。
懇親会ではどれだけ多くの方にご挨拶出来るかが楽しみです。
名刺も名刺入れにぱんぱんに入れました。
お会いした事が無いけれど、ネット上で知り合っている方達と実際にお話出来るのが楽しみです。

明日のディベートセッションですが、勝ち負けではないです。
(そんな事を言うと前田大会長や菅沼先生に怒られそう)
でも、我々の主張が少しでも多くの方に届いて欲しい。
なるほどなあと思う人が少しでも多くなって欲しい。
ただただそう思うのです。

長時間透析は素晴らしい。
透析時間は独立した予後因子で時間延長は生命予後を向上させる。
でも、血流を上げる事も捨てたものじゃ無い。
透析はやれるならやった方が良い。

生体が週辺り168時間かけてやっていることを、週3回4時間の12時間でやろうと言うのは無理です。
でも、長時間だって20時間程度なんです。
だったら、血流を上げればいい。オンラインHDFをやればいい。

最初から抜けを心配してやらないのはナンセンス
高齢者だからこの程度で良いなんて有り得ない。

抜けすぎを感じてから透析量を落としても遅く無い
きちんと患者を診れば、患者の変化を見落とさなければ大丈夫なんです。
血流を上げて、抜けすぎるようなら、下げれば良いのです。

いままで援腎会すずきクリニックでやって来たことを発表してきます。

2013.11.04
診療
研究

長時間透析研究会が近づいてきました。

長時間透析研究会が近づいてきました。
当院では、6時間透析の方はいませんが、週4回5−5−5−4時間の19時間透析の方は7名いらっしゃいます。

僕が知っている限りでは、高血流量の定義はありません。
通常の血流は、200ml/minから250ml/min程度であると思います。
そうすると、300ml/min以上の血流を高血流と言うのではないかと思います。

現在当院で透析治療を受けている患者さんの血流量は、

400ml/minが 52%
300ml/min以上が 89%

となっています。

基本的には、シャントの問題がある方以外は、300ml/min以上としており、週4回の方達は全て300ml/min以上で、400ml/minの方も3名おります。

今回、長時間透析研究会in長崎では、

10:00 より
長時間透析研究会指定セッション【ディベート方式】で

長時間高血流透析VS長時間低血流透析~どちらがいいの?~

①高血流透析派

1.援腎会すずきクリニック 鈴木一裕
2.(医社)菅沼会 腎内科クリニック世田谷 菅沼信也

②低血流透析派
1.(医)かもめ大津港クリニック 西山敏郎
2.(医)かもめクリニック 金田 浩

として、ディベートセッションで長時間高血流透析の利点について発表してきます。
最後に学会参加者の拍手で高血流と低血流どちらに軍配が上がったかを大会長の前田先生が判断してくれます。
頑張って発表してきたいと思います。

学会発表後は、今回作成したスライドをブログでもお見せしたいと思います。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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