透析者と家族が元気になる本―全国の「達人」に学ぶ長生きの秘訣
透析者と家族が元気になる本
―全国の「達人」に学ぶ長生きの秘訣
絶版になったようです。
当院を訪れた方で希望されている方には差し上げていました。
以前、読んだ感想を記事にした事も有りました。
残念ですがやむ得ません。
とりあえず、20冊ほど購入できたので、今後は貸し出しという形にしたいと思います。
まつもと内科クリニック
福島県立医科大学で同級生だった松本寿永先生が、郡山市田村町金屋に『まつもと内科クリニック』を開院しました。
本日内覧会に行ってきました。
場所は、49号線を郡山市街地からいわき方面に向かい、森永乳業郡山工場跡地の信号を左折してすぐの場所です。
松本先生は、福島県立医科大学卒業後、東京の虎ノ門病院等で研修され、その後三春町ののざわ内科クリニックで先輩である野沢先生と一緒に診療を続けていましたが、今回満を持して開業されました。
震災直後は、浜通りから避難してくるたくさんの方達の診療を行いかなり苦労されたようです。
消化器内科が専門ですが、のざわ内科クリニックでは小児診療も行っていたので、内科から小児科まで幅広い診療が行えます。
建物も素晴らしかったですが、中でも点滴ルームはベットからリラックスシートまでそろっており、体調不良の患者さんを受け入れるのに十分な体制が取られていました。
帰りがけには、クリニック入り口から大きく手を振ってくれました。
とても気さくなDrですので、周辺の皆さんにとっては朗報だと思います。
診療は明日6月2日月曜日から開始するそうです。
透析患者にもっと光を
先週の日曜日の午前中は、一般社団法人 福島県臨床工学技士会の平成26年度総会 特別講演に参加してきました。
演題名は 『透析患者にもっと光を』 で、島根県の松江腎クリニック 草刈万寿夫先生の御講演でした。
草刈先生は、以前より透析者が健康でいられるように、長時間・高血流・オンラインHDFを実践されてきたDrであり、僕の目標としているDrの一人でもあります。
今回も、時間を少しでも長く、血流をちょっとでも上げる事を強く主張されていました。
たくさんの方達が講演を聞いて感銘をうけたのではないかと思います。
場所は、星綜合病院のメグレズホールという場所で行いました。
星病院、凄い建物作ったなあと言う印象です。
今後もこのような場所で講演会が開かれると嬉しいですね。
感染症の講義をして頂きました。
先週水曜日は星総合病院の『どこでもメディカルセミナー』にお願いして、手指衛生を中心とした感染症対策の講義をして頂きました。
講義して頂いたのは、感染管理認定看護師の加藤先生です。
午後の時間ですが、スタッフもたくさん集まってくれました。
再度、手洗いの大切さ、そして感染対策について再認識する事が出来ました。
Eテレ チョイス@病気になったとき 危険なかゆみ
NHK Eテレで、『チョイス@病気になったとき 』と言う健康を扱う番組があります。
5月17日(土)放送は、『危険なかゆみ』についての放送でした。
http://www.nhk.or.jp/kenko/choice/archives/2014/05/0517.html
危険なかゆみ② 腎臓病では、腎臓の働きが悪くなると、尿毒素が排泄出来ず痒みが出てくると言う話がありました。
そこで、昨年行われた長時間透析研究会の大会長だった、前田医院副院長の前田兼徳先生から、「長時間透析」や「血流量を上げた透析」を受ける事で透析患者さんが悩んでいる痒みを改善出来ると言うお話もありました。
土曜日の放送を見逃した方も、今週金曜日13時05分~13時49分に再放送があります。
是非ともご覧になってみてください。
追伸)
レミッチと言う薬があります。
選択的オピオイドκ受容体作動薬で、透析療法中に起こる“そう痒症”に有効な薬です。
抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬とは効き方が違うため、これらによる既存治療で効果不十分なカユミにも一定の効果が期待出来ると言われます。
この薬はとても優れた薬であり、透析を受けている方で痒みで悩んでいる方に朗報だと思います。
しかし、この薬高すぎませんか。
1錠2.5μgで約1800円、2錠まで増量すると1日3600円です。
このお薬だけで薬代が、1ヶ月で5万4000円から10万8000円となります。
Eテレでも長時間透析を行うことで痒みが改善すると言う話が有りました。
当院でもほとんどの方がこの薬剤を使用しなくても痒みをうったえていません。
痒みがあることに対して、安易に薬に頼らない、先ずはきちんとした透析を行うことが必要なのではないでしょうか。
以前痒みについて書いた記事です。
ご覧になってみてくださいね。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。