また漫画に登場しました。
先日、山形で行われた在宅透析研究会に参加してきたことはブログでもご紹介しました。
http://blog.m3.com/ennjinnkai/20120408/_15_
『透析バンザイ』著者のバンザイさんにも久しぶりにお会いした事を書きましたが、今回もバンザイさんが書いた漫画に僕も登場していました。
http://blogs.yahoo.co.jp/bannbann0821/29936734.html
ちょっと恥ずかしいですが、楽しいですね。
食品中の放射性物質の新たな基準値について2
放射性核種はセシウムだけではありません。
放射性ヨウ素、ストロンチウム、プロトニウムなどがあります。
ただ、放射性ヨウ素はもうすでに放出されていませんので、ストロンチウムやプロトニウムを規制の対象としていると書かれています。
ストロンチウムやプルトニウムは、測定に時間がかかるため、生体への移⾏濃度を計算することで、セシウムに換算して計算しているようです。
このストロンチウムやプルトニウムは、原発に近い地域できちんと測定していないことを問題としている方達の発言を時々聞きます。
我々としては、心配に感じる事の一つです。
一般食品の基準値の考え方です。
郡山で生活している我々は、それなりの外部被曝を浴びています。
原発事故が落ち着いた現在でも、年間にすると1-2mSvくらいの外部被曝は避けられないと思います。
そこで、内部被曝量を1mSvくらいにしてもらえると我々としても安心です。
飲料⽔の線量を約0.1 mSv/年として⼀般⾷品は差し引いた約0.9 mSv/年となり、それによる基準値が100 Bq/kgとのことです。
干し椎茸などの事が書かれていて、水を戻した状態で検査をすることになったことが書かれています。
これは生産者の方達には朗報ですが、我々消費者にとってはこの様な食品についてはこれまで以上に厳しい目で見る必要が出てきたと言う事です。
そして、経過措置についてもきちんと頭に入れておく必要があります。
米や牛肉は半年後からです。
大豆類は来年の1月からです。
なんだか来年までに数値の高い食品をさばけるような抜け道を作られた感じがしてしまうのは僕だけでしょうか。
安全性に関する新たな判断基準に基づく大飯原発3、4 号機の再稼動に反対し、 現存するすべての原発の廃止を求める
日本科学者会議と言う、いかにも凄そうな団体から、大飯原発3、4 号機の再稼動に反対する声明が出ています。
全文でご紹介します。
http://www.jsa.gr.jp/03statement/20120410.pdf
第15回在宅血液透析研究会
4月7日の土曜日と8日の日曜日に山形県の天童温泉で第15回在宅血液透析研究会が開催されました。
今回初参加でしたが、この会は毎回患者さんと医療者が集まって行う研究会とのことです。
今回の目玉は、グレート義太夫さんの講演と大会長の矢吹嶋クリニック政金生人先生との対談でした。
義太夫さんは糖尿病から腎不全になって血液透析を受けている方です。
糖尿病が発症して透析治療を受けるまでの事が書かれた、
『糖尿だよ、おっ母さん!』
なんて本を出している芸人さんです。
今回も自虐ネタ炸裂でした。
今回の講演の様子は、グレート義太夫オフィシャルブログにも詳しく書かれています。
その後のウェルカムパーティーでは、もちろんグレート義太夫さんと記念写真撮影。
当院スタッフはサインももらっていました。
患者さん達との合同夕食会のメニューは減塩食。
ダイエット中の院長はそれでも少し残す様にしましたが、お酒はしっかりいただきました。
いつもの様に学会で活躍されている先生方と情報交換及び交流が出来てとても楽しい時間を過ごす事が出来ました。
以前、僕の事を漫画に書いてくれた『透析バンザイ』著者のバンザイさんにも久しぶりにお会い出来てうれしかったです。
http://blogs.yahoo.co.jp/bannbann0821/25895756.html
次の日は、バンザイさんの在宅透析を受けている患者さんとしての悩みも講演で聞くことが出来てとても勉強になりました。
また、現在在宅透析を行っていく上で問題となる医療廃棄物の事や、治療費のことも聞くことが出来て、在宅血液透析と言う治療がこれまで考えていたよりも身近に感じられました。
来年は、神戸で坂井瑠美クリニック主催です。
食品中の放射性物質の新たな基準値について1
食品の暫定規制値が平成24年4月1日から改訂されました。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/dl/120117-1-03-01.pdf
福島県に住んで今後も生活していくものとして、⾷品の規制値が変更されると言うことは、しっかり理解しておく必要があります。
そこで、今回ブログに載せる事としました。
まずは、これまでの暫定規制値についてです。
⾷品からの被ばくに対する放射性セシウムの年間の許容線量を5mSvと 設定し、⾷品カテゴリーごとに割当てを行って、
飲料⽔と⽜乳・乳製品が200Bq /kg、野菜類、穀類 、⾁卵⿂その他が500Bq /kgと設定されていました。
原発事故直後ですから、ある程度仕方がない事でしょうが、やはり生活している我々にとっては基準値は非常に高いもので、受け入れられなく県外に避難された方がたくさん出ました。
新たな基準値は、年間の規制する線量を5ミリシーベルトから年間1ミリシーベルトに基づく基準値に引き下げたものです。
飲料水が10/kg、牛乳が50/kg、一般食品が100/kg、乳幼児食品が50/kgとなりました。
なぜ、そのような数値になったかというと、飲料水すべての⼈が摂取し代替がきかず、摂取量が⼤きいため、WHOが指標としている10 Bq/kgとなったそうです。
我々にとっては、たとえ原発事故直後であっても、200 Bq/kgは高すぎたのではと感じてしまいます。
少なくとも、3ヵ月後くらいには今回の数値にしても良かったのではと思います。
その他の食品については、表をご覧下さい。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。