2012.03.12
一般

震災から1年が経ち

震災直後の写真です。

透析室の本棚や冷蔵庫は倒れ、天井のエアコンのふたも落ちてきました。
ひどい震災でした。

ただ、次の日にはスタッフがクリニック内を片付けてくれました。
建物も数ヶ月かかりましたが、見た目には以前と変わらないクリニックになりました。

その後、放射能の恐怖におびえながらですが、1年が経過しました。
市内では、全壊の建物は多くが取り壊されて、新しい建物が作られたり、道路の工事も行われました。

でも、同じ福島県内なのに、浜通りの避難地域では、震災直後の室内が散らかった状態が今も続いているのです。
よく考えればその通りなのですが、我が身のことでは無く考えが及びませんでした。その事は、大熊町の友人から教えてもらいました。

昨年、被災した直後と今の透析室がほとんど同じ状態だったらなんて、どうしても想像出来ないです。
ただ、そのような方達がたくさんいる事は事実です。

自宅が、職場が、地震で被災したのに、片付ける事さえも出来ない方達の苦しみは計り知れないと思います。
その事を忘れずに、我々は物事を考えていく必要があります。

2011.12.20
一般

干すとセシウム倍に シイタケ産地悲鳴「検査法変えて」

http://www.asahi.com/national/update/1220/TKY201112200112.html

 

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検査方法を変えると売れると考えているのでしょうか。
今、500ベクレルの基準値以下なんて言っている人誰もいないですよ。
測定感度以下でも福島県産の野菜は売れないですから。

検査方法の変更を求める署名運動が活発になればなるほど、干し椎茸が危ないと言う話がどんどん広まって、少なくとも家庭では干し椎茸を使う事が無くなっていき、さらに飲食店でも干し椎茸は使いませんと言う張り紙が貼られるようになりますよ。

消費者はそんなに馬鹿ではないです。

何でそんなことが分からないのだろうとつくづく思います。
消費者が喜んで食べる椎茸を出荷して下さい。
売れない分を東電に買い取ってもらう署名活動をして下さい。

2011.03.16
一般

震災より5回目の朝が来ました。

おはようございます。
震災より5回目の朝が来ました。
余震も徐々に少なくなってきました。

毎日ドラマチックに状況が変わっていきます。
震災直後は、透析出来るかどうかと言う事が一番の問題でした。
その後、他施設からの患者の受け入れでした。
電源がやられて応急処置の状態ですので、強い余震が来ないことを祈りつつでした。

やっと余震が収まってきて、これからと言うときに今回の原発事故です。
もうすでに郡山から逃げ出した人たちもいます。
風評被害も出始めています。
浜通から透析を受けて欲しいという電話がたくさんかかってきます。

現在、新規の透析患者様の受付は行っておりません。
現時点でもスタッフはオーバーワークです。
元々少ない人数ですので、出来る範囲で頑張りたいと思います。

行政には、出来るだけ早く、被災されたり避難した患者さんたちが安心して透析出来る場所に移動できるように、早急に努力して欲しいです。
強く要望します。

2009.08.15
一般

お盆はもうちょっとですね。

お盆休みも明日までとなりました。
クリニックは透析を行っていますが、患者さんにお願いして少し早く来てもらい、ちょっと早めに帰っています。

一昨日は、妻の実家が新盆でしたので、出かけてきました。
子供たちも従兄弟に会い、遊ぶことが出来て、楽しかったようです。
従兄弟が坊主頭だったので、我が家の子供たちも床屋さんに行って、坊主頭にして貰いました。
3分刈りです。

その後、日和田にあるフェスタパワーアミューズメントの大観覧車にみんなで乗って楽しんだみたいですが、高所恐怖症の僕は、見学のみとしました。

2008.06.28
一般

前立腺癌のホルモン療法の副作用対策

日本泌尿器科学会プレスセミナー レポートと言うのが、メールで送られてきました。

金沢大学の並木教授より、「前立腺癌の治療選択~ホルモン療法の役割と副作用対策~」が紹介され、その講演の一部で、「ホルモン療法による男性ホルモン低下が招く加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)の対策は必要であるとし、ホルモン療法の今後の課題や新たな薬剤であるSARMへの期待を述べた。」とありました。

前立腺癌の治療は、放射線療法、手術療法、ホルモン療法があって、病気の進行度によって決められます。
その中でもホルモン療法は、男性ホルモンの影響を受けやすい前立腺癌では基本となる治療法と言えます。

最近では、ホルモン療法を長期に行うことによる骨塩量の低下が問題であるとの文献も出てきているようです。
その中では、ホルモン療法中は定期的な骨密度測定が必要であると書いてあります。

LOH症候群や骨粗鬆症の治療も、特に手術が必要なわけでもなく、入院が必要でもありません。
外来診療で十分行えますので、僕たちも対策を熱心に取り組んでいく必要があると感じました。

 

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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