2012.08.22
診療
研究
仕事 / 職場

イーバック+チェア (階段避難車)

先日、緊急避難訓練の事を記事にしたところ、イーバック+チェア についてのコメントをいただきました。

早速、当院でもデモしてもらいました。

これは、身体が不自由な方、歩行が困難な方をエレベーターが使用できない等に安全に階段で搬送できる装置です。

通常はタイヤで動き、階段を降りるときはキャタピラーが付いていて、安易に大型の方でも運べます。

僕も乗ってみました。
これは便利な装置です。
ただ、お値段もそれなりにする様で、ちょっと迷いましたが、購入を決断しました。

2012.08.21
診療
研究
その他(医療関連)

病腎移植「先進医療なら将来に禍根」-移植学会などがけん制

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120816-00000007-cbn-soci

 

昨年、医療法人徳洲会が臨床研究を行っている病気腎移植について、一部の健康保険が認められる先進医療の適用を厚生労働省に申請しました。

今回、日本移植学会が記者会見し、小径腎がんの患者さんをドナーとする病腎移植の先進医療適応についてあらためて反対を表明しました。

ここで、小径腎がんの患者さんをドナーとする病腎移植について解説したいと思います。

これまで行われてきた病気腎移植は、小径腎癌、尿管癌、良性腎腫瘍、尿管狭窄、腎動脈瘤、難治性ネフローゼ症候群などです。
ただ、難治性ネフローゼ症候群に対して両側腎摘出術を行うことは論外であり、尿管癌は再発のリスクが高い疾患です。
更に、尿管狭窄や腎動脈瘤で手術適応となる場合は非常にまれであり、小径腎癌が病気腎移植の対象となることが多いです。

小径腎癌を移植腎として使用する場合は、腎臓を摘出後腎癌の周囲を切除して移植します。
最近の知見では、小径腎癌の部分切除後に再発するリスクは腫瘍径が4cm以下であれば再発率は0.8-1.6%と非常に低いようです。

ですから、摘出後に部分切除して移植する治療法を病腎移植の先進医療として徳州会が申請しているのです。

それならば、小径腎癌は摘出しないで部分切除すればいいのではと言う考えも出てきます。
実は、これまで腎臓は2つあるので片方を取ってももう一つあるのだから大丈夫という考えがあり、部分切除は積極的に行われておらず、摘出してしまうことが多かったです。

最近では、慢性腎臓病という概念が盛んに言われるようになり、腎機能が低下すること自体がリスクであり、できるだけ腎機能を温存する方がいいと言う考えに変わってきています。

更に、以前は部分切除は技術的に開腹手術でないと難しく、低侵襲の腹腔鏡手術を患者さんが希望した場合は腎摘になってしまうことが多かったのですが、最近では腹腔鏡手術でも腎部分切除術が積極的に行われるようになりました。

以上のことから今後は小径腎癌の治療の治療が腹腔鏡下の腎部分切除術にシフトしていくことは明白です。
よって、小径腎癌の腎臓を修復腎として移植することは、家族が透析を受けている場合などの限られたケースとなるのではないかと思います。

他にもドナーの選定方法など病気腎移植には様々な問題がありますが、最も問題となる小径腎癌を移植に使う場合の問題点について書いてみました。

文献)
http://minds.jcqhc.or.jp/n/medical_user_main.php

 

2012.08.14
趣味
旅行 / 宿
その他(一般)

恐竜王国2012

お盆直前の週末、実家に帰省したついでに幕張メッセで行われている恐竜王国2012に行ってきました。

入り口は当日券を購入する人達の長蛇の列でした。

迫力のある巨大な恐竜の骨が飾られていて、並んでいるのを見るのは圧巻でしたね。

今回の見所は、世界初公開となる世界最大の羽毛恐竜ユティランヌスの全身化石です。
ユティランヌスは、新種の大型ティランノサウルス類でその化石から長い羽毛が発見されたそうです。
ユティランヌスの発見によって大型ティランノサウルス類にも羽毛の存在が見られることが確実となり、世界に衝撃が走っているようです。

ティランノサウルスに羽毛があるとこんな感じらしいです。

2012.08.14
生活 / くらし
趣味
その他(一般)

夏祭り

お盆休みですね。

援腎会すずきクリニックは、外来診療は休診で、院長は院長室の積み上がった書類の後片付けを頑張ってやっています。

これは、先日行われたちびっ子うねめ祭りの仮面ライダーショーです。
郡山市のうねめ祭りの初日には、西ノ内の西部ショッピングセンターの駐車場で毎年“ちびっ子うねめ祭り”が行われます。
木曜日の午後でしたので、子ども達を連れて行ってきました。

暑い時は、冷えたキュウリが美味しいですね。
このキュウリは検査済みかどうかちょっと心配でしたが、毎日食べることもないので購入しました。
郡山で子育てしていると、こういうことに気を遣いながら生活していかなければならないのです。

昨年も乗ったミニSLです。

スイカ割りにも挑戦して楽しい時間を過ごすことが出来ました。

2012.08.10
診療

緊急離脱訓練

水曜日に震災後初の緊急離脱訓練を行いました。
写真は、車いすの患者さんを想定したスタッフを1階のラウンジまで移動させる訓練の画像です。

今回は4名の患者さんに協力して頂き、緊急回収を行いました。
今回は、震度5程度の地震を想定して、離脱では無く緊急回収としました。

課題もいくつか出ました。

車いすの方の移動について、階段をどう降ろすのか。
一般の車いすでは当院の広めの階段でも車いすを抱えるとギリギリになります。
震災時は、比較的軽い女性でしたので抱っこして降ろしました。
大柄の男性ではなかなか難しいかと思います。

また、階段を降りるときにスリッパだと危険ではないかという話も出ました。
患者さんたちは、透析室内ではスリッパを履いて移動しています。
上履きが良いかもと話したら、震災時はひどい揺れでスリッパを探す事も大変だったために、何も履かずに逃げた方もいたようです。

シュミレーションを行うことで、様々な課題が分かってきます。
今後も避難訓練を継続的に行っていきたいと考えております。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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