当院における透析患者の栄養管理1
先日、県南腎疾患研究会にて、『当院における透析患者の栄養管理』の題名で発表をさせていただきました。
発表した内容についてブログでご紹介いたします。
題名です。
以前から、透析者の栄養障害についてブログでたくさん記事を書いてきました。
透析者では、たんぱく質・エネルギ栄養障害(protein-energy malnutrition;PEM)が高頻度で見られると言われています。
PEMの何が問題かというと、
・ 病気になりやすく、回復が悪い。
・ すぐに入院して、入院日数も長く、死亡率も高い
・ 合併症が起こりやすい
・ 褥瘡ができやすい
・ QOLやADLが悪い
などが上げられます。
そのため、PEMを早期に発見し、栄養状態の改善を行うことが大切なのです。
援腎会すずきクリニックでは、昨年11月より栄養評価法であるGNRIとMISを組み合わせて管理する栄養スクリーニングを開始して、PEMを早期に発見するための対策を行っています。
当院の試みについて発表しました。
昨日の1日です。
昨日の日曜日は子供達と遊びまくりでした。
以前から長男に連れて行ってと言われていた映画、『スーパー戦隊祭 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!! 』を見に福島に行ってきました。
この映画が郡山で上演される予定が無く、福島まで出かけて来ました。
引っ越してからは、近くに高速バスのバス停が出来たので、ほとんどが高速バスに乗って福島へ行っています。
昨日も朝8時40分のバスに乗りましたが、9時半には福島駅に着けるので便利です。
ワーナーマイカルはアメリカのような大きな映画館という感じで映画を見ることをとても楽しい気分にさせてくれます。
ワーナーマイカルはさくら野百貨店5階に有ったのですが、さくら野百貨店が閉店してからは、ぽつんと5階に残っています。
さくら野百貨店が閉店したときには、市役所の移転話が出て、たくさんの署名が集まったのですが、実現はされなかったことを思い出します。
駅前に人が集まらなくなっていましたので、もう一度人の流れを変えるためにはとても良いことであり、苦しい財政ですので、新しい建物を造らずに出来たらすばらしいと思ったのですが、残念でした。
その後、近くのピザ屋さんでランチを食べました。
『ピザ工房 FAREファーレ』と言うお店で、ワーナーマイカルのすぐ近くに有ります。
ピザとホットサンドみたいなパニーノというのを頼みました。
普通は2つに切るようですが、3人なので3つに切ってもらいまいた。
写真は、ツナと鶏肉とアスパラだったかな、とても美味しかったです。
サラダも山盛りですから、600円は安いです。
ピザも美味しいんです。
http://www.nadeshiko.jp/fare/index.htm
実は、この店は以前宅配ピザ屋さんで、学生時代ずっとピザの配達をしていて、店長とは20年来の友人でも有ります。
その後、いつものAXCに行って遊んできたのですが、最近に
お兄ちゃんをAXCに連れて行くと、ゾンビを倒す射的ゲームをずっとやってしまいます。
前回もずっとやっていたので、今回は少しだけだと念を押してやらせました。
その後、お友達が出来て一緒に遊んでいたので、良かったのですが、ゲームばかりやるのも困りものです。
郡山に帰ってきてからは、ビッグアイプラネタリウムで『星と音楽のひととき・夕べ』のカーペンターズ特集を鑑賞して、昨日は遊びまくりでした。
夜、お兄ちゃんに何が楽しかったと聞いたのですが、『シンケンジャーVSゴーオンジャー 』と答えてくれました。
でも、本当は射撃ゲームが楽しかったようで、ママにはゾンビ、ゾンビと連呼していたそうです。
遊びに連れて行ってくれた父親に気を遣っての発言のようです。
HbA1cの目標値
昨日、糖尿病の講演会が有りました。
現在、我々が血糖の指標として使っているのはHbA1cで、目標値は6.5%以下となっています。
その目標値が2年後には変わるとの話でした。
というのは、日本で使っているHbA1cはJDS (Japan diabetes society)値を採用していて、アメリカ、ヨーロッパでは、NGSP (National glycohemoglobin standardization program) 値を指標としているそうです。
日本で使っているのはHbA1cで、海外で広く使われているのは、A1Cだそうです。
そして、
A1C (NGSP 値(%))=HbA1c (JDS値(%))+0.4
と言う差があります。
これは、海外での学会発表がNGSP値で行われているので、日本だけ違う値で発表すると不都合が生じるようです。
そのため、日本でも2年後にはNGSP値を基準とすることに決まったそうです。
そうすると、昨日までは、HbA1c6.5で合格と言われていた人が、明日からはA1Cを採血して6.9と言う結果が出てしまいます。
前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAも、以前はいろいろなはかり方があり、数値の基準も異なっていました。
現在は、同一の基準となっていますので安心ですが、HbA1cの様に広範囲に使われている採血の値が変わるのは現場は混乱し大変でしょうね。
福島県糖尿病療養指導士認定証
福島県糖尿病療養指導士認定証が本日届きました。
ちょっと恥ずかしいですが、事務さんに一枚写真を撮ってもらいました。
うちの透析室も、糖尿病の方ばかりですので、学んだ知識をこれからの診療に役立てていきたいと思います。
限局性前立腺がんの低侵襲治療〜おわり
今回は、限局性前立腺がんの低侵襲治療として、
HIFU(ハイフ)療法
トモセラピー
小線源療法
陽子線治療
を書いてみました。
現局性前立腺がんの治療で最も一般的に行われているのは手術療法です。
その他にも、75歳以上の高齢者では、現局性前立腺がんでもホルモン療法が第一選択とされます。
それぞれ比べてみると、
陽子線治療は300万円の費用がかかりますので、他の治療が有ることを考えるとかなり高額だと思います。
HIFU療法や小線源療法は前立腺内に限局している可能性が特に高い方を選んだ方がいいかと思います。
利点としては、短期間の入院で治療が行えることです。
さらに、HIFU療法では抗凝固剤を止めなくてもできることと、繰り返し出来ると言うメリットもあります。
トモセラピーはかなり良さそうです。
ただ、2ヵ月くらいの間、毎日通わなくてはならないというのが一番のデメリットだと思います。
そして手術療法ですが、最大のメリットは、癌がどこまで進行していたのか、取り切れたのかそうでないかが分かることです。
白黒はっきりするのは手術だけです。
当院では、手術もHIFU療法もトモセラピーも小線源療法もできません。
陽子線治療ももちろんです。
というは、入院さえできませんので。。。
だから、当院の価値は無いとは思っていません。
その方その方によって、病気の進行度も異なりますし、生活スタイルやその時の事情も異なります。
本人が治療方法を迷っている場合や、全く知識が無くてどうすればいいか分からない場合もアドバイスができると考えています。
当院では、市内の泌尿器科がある総合病院の太田西ノ内病院、太田熱海病院、寿泉堂綜合病院、星総合病院、総合南東北病院と病診連携を行っています。
これらの病院は全て福島県立医大泌尿器科の同門ですので、来院された方が市内の場合には、最も適した治療が行える病院をご紹介できると考えています。
もちろん、HIFU療法、トモセラピー、小線源療法など現在郡山市内で行えない治療でも、行える病院をご紹介できます。
それが当院の役目だと考えています。
プロフィール

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。