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2010.02.21
診療
開業 / 病院経営
その他(医療関連)

限局性前立腺がんの低侵襲治療〜おわり

今回は、限局性前立腺がんの低侵襲治療として、

HIFU(ハイフ)療法
トモセラピー
小線源療法
陽子線治療

を書いてみました。
現局性前立腺がんの治療で最も一般的に行われているのは手術療法です。
その他にも、75歳以上の高齢者では、現局性前立腺がんでもホルモン療法が第一選択とされます。

それぞれ比べてみると、
陽子線治療は300万円の費用がかかりますので、他の治療が有ることを考えるとかなり高額だと思います。

HIFU療法や小線源療法は前立腺内に限局している可能性が特に高い方を選んだ方がいいかと思います。
利点としては、短期間の入院で治療が行えることです。
さらに、HIFU療法では抗凝固剤を止めなくてもできることと、繰り返し出来ると言うメリットもあります。

トモセラピーはかなり良さそうです。
ただ、2ヵ月くらいの間、毎日通わなくてはならないというのが一番のデメリットだと思います。

そして手術療法ですが、最大のメリットは、癌がどこまで進行していたのか、取り切れたのかそうでないかが分かることです。
白黒はっきりするのは手術だけです。

当院では、手術もHIFU療法もトモセラピーも小線源療法もできません。
陽子線治療ももちろんです。
というは、入院さえできませんので。。。

だから、当院の価値は無いとは思っていません。
その方その方によって、病気の進行度も異なりますし、生活スタイルやその時の事情も異なります。
本人が治療方法を迷っている場合や、全く知識が無くてどうすればいいか分からない場合もアドバイスができると考えています。

当院では、市内の泌尿器科がある総合病院の太田西ノ内病院、太田熱海病院、寿泉堂綜合病院、星総合病院、総合南東北病院と病診連携を行っています。
これらの病院は全て福島県立医大泌尿器科の同門ですので、来院された方が市内の場合には、最も適した治療が行える病院をご紹介できると考えています。

もちろん、HIFU療法、トモセラピー、小線源療法など現在郡山市内で行えない治療でも、行える病院をご紹介できます。

それが当院の役目だと考えています。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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