低カリウムレタスの工場が会津に出来ました。
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=2014012614
会津若松に低カリウムレタスを生産する工場が出来たと言うニュースがありました。
富士通の半導体工場のクリーンルームを転用して作ったそうです。
1株480円の低カリウムレタスを1日3500株生産するとのことです。
カリウム含有量を平均で86%抑えると言うので、人工透析を受けている方や慢性腎臓病でカリウムの値が高い方に朗報ですね。
郡山でも一部の百貨店で既に購入出来ると聞いています。
現在、低カリウムのメロンやトマトも作られているようです。
当院でも、週4回透析を受けている方達の中でに透析前のカリウムが高くなってしまう方も数名おります。
野菜や果物を食べたいけどカリウムが心配と言う方には朗報だと思います。
「咳エチケット」にご協力ください
最近、インフルエンザが流行してきているようです。
当院では、現在のところインフルエンザが陽性の方はまだ出ていませんが、時間の問題かと思っています。
風邪やインフルエンザなどの呼吸器感染症は、咳やくしゃみによって周囲に飛び散った菌やウイルスを周りの人たちが吸い込むことによって感染が広がります。
マスクをせずに咳やくしゃみをすると、ウイルスが 2-3 メートル飛ぶといわ れています。
そこで、他の人への感染拡大を防止のために「咳エチケット」が重要です。
咳・くしゃみが出る時には、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、周りの人から顔をそむけましょう。
鼻汁・痰などを含んだティッシュは、すぐにゴミ箱に捨てて、手を洗いましょう。
症状があって来院される方は、マスクを着用して感染防止に努めましょう。
マスクが欲しい場合はお渡ししますので、スタッフにお気軽に声をかけてください。
ブログ開設記念日でした。
たまたま、昨日昔のブログを見ていて、初回の記事に行きつきました。
http://blog.m3.com/ennjinnkai/20080121/3
開院のお知らせ
です。
と言う事で本日6周年となりました。
これまで、たくさんの方にご覧頂きました。
昨日書いた記事が1368回目
総アクセス数389万3888件 でした。
それで、
クリニックの透析についての考え方
を書いています。
http://blog.m3.com/ennjinnkai/20080124/1
透析患者の予後を決定する因子
1. 水分管理のいい方が長生きする。
2. 透析量が多い方が長生きする。
3. 透析時間が長いほうが長生きする。
4. 食事を沢山とって,筋肉が多い方が長生きする。
5. HDよりHDFの方が楽に透析できる。
6. ただし、カルシウム・リンは高くてはいけない。
透析は「腎臓の働きを補う治療」です。それでは「一回4時間×週三回、血流量200 ml/分」の平均的な透析が、腎機能をどれだけ補っているでしょうか。それは尿素の様に小さく抜けやすい毒素について、本来の腎機能の10%強程度と考えられます。しかし、尿素より大きな尿毒素が、もっと抜けにくいのはもちろんのこと、血液透析には「間欠的な治療」という欠点もあります。さらに、広い意味の腎機能のうち、腎臓の内分泌機能は、全くといっていいほど補えていません。つまり腎機能を十分に補うのが「至適透析」であるのなら、現在の平均的な透析は、明らかに「透析不足」です。
そして、この平均的な透析、「一回4時間×週三回、血流量200 ml/分」の透析の成績は、5年生存率が60%程度、10年生存率が40%程度です。患者さんの平均年齢が65歳とすれば、患者さんの4割の方は70歳にならずに亡くなられるという状況を示しているのです。これは十分な治療成績といえるのでしょうか。
「二十年、三十年透析で元気に生きること」を想定し、二十年、三十年後の種々の透析合併症が出てくる様な時期に「最初からもっと抜いておけばよかった。」と患者さんが思っても、体に蓄積した尿毒素はもう抜けませんし、傷んだ体は元に戻りません。正に「後悔先に立たず」です。
透析治療に慣れる時期、あるいは透析生活に慣れる時期、そういった期間だけ限定で、多少緩やかな透析をすることは必要です。
しかし、その透析患者さんが「二十年、三十年透析で元気に生きること」を前提とした維持透析をするのなら、現在の血液透析の欠点は、一回4〜5時間という比較的短い時間に体液の量・性状が急に変化することです。これを少しでも生体腎に近づけようとするならば、「頻度を高くすること」が最も大事です。
しかし、現在の保健医療では月に15回以上の透析は認可されていません。それならば、「一回透析時間を長くすること」が重要になってきますが、これまでに認められていた時間区分が廃止され、透析施設が長時間の透析を行っていくのが難しくなってきています。これらの事から、その限られた透析時間で有効な治療を行う事が重要となってきます。
限られた時間で有効な治療を行うためには、一分間に流れる血液のスピードを上げることになります。しかし、普通のHD療法では血流を十分上げることは困難です。
解決する方法は、大量補液をダイアライザーの前で行うことで不均衡無く血流量を上げられる前希釈オンラインHDFを行うこととなります。
また、オンラインHDFにより、β2MGを代表とする大きな物質を効率良く除去することでき、『透析することで元気になる』が実現できると考えています。
当院では、すべての患者様にオンラインHDF療法を提供することができます。すべての透析装置でオンラインHDFが出来るシステムは、福島県では初めてとなります。
オンラインHDFが普及しない理由は、透析液の厳密な水質管理にかなりのコストがかかるためですが、当院では、東レ株式会社の最新透析システムにより高度な水質管理が可能なっています。
尚、この文章は前半の多くの部分をネット上の書き込みから引用して作成しました。そして、書かれた先生から掲載の承諾をいただいています。
以上です。
読んでいて透析についての考え方は変わっていない、ぶれていないなあと思いホッとしています。
逆に、透析時間延長や週4回透析、個室透析では進化したかなあと思います。
これからも頑張って行きたいと思います。
最近、ちょっと書くことが無くて、更新回数も減っていてごめんなさい。
今年も絶える事なく、記事を書いていきたいと思います。
どうかよろしくお願いいたします。
- 2014.01.12
- 診療
排尿障害外来のお知らせ
昨年より、第2、第4木曜日は、
日本大学工学部 次世代工学技術研究センター 医療工学研究室
排尿障害リサーチ部門
准教授 野宮正範先生
の診療となっています。
排尿障害の専門家ですので、お悩みの方はお気軽に受診ください。
なお、木曜日の診療は午前中のみとなっております。
診療開始は9時半からとなります。
よろしくお願いいたします。
新しいコンソール
昨日、当院透析室に新しいコンソール(透析装置)が入りました。
当院では、東レメディカル社を中心にニプロ社のコンソールも置いて有りますが、今回は日機装社のコンソールを購入しました。
こちらのコンソールの特徴はブラットボリューム計といって、透析中に透析者の対外循環血液量の変化率をモニタリング出来る装置が設置されています。
オンラインHDFを行っていても透析中に急激に血圧が下がる場合も有ります。
時々、原因の分からない血圧低下に悩まされる事もあり、この様な方にはブラットボリューム計があると心強いです。
また、数回測ることで、その方が時間辺りどのくらいまで除水できるかも判断つくようになります。
もちろん、今回購入したコンソールもオンラインHDF対応です。
元々あったコンソールは個室透析センターの完全個室に設置しました。
これで、インフルエンザなどの感染症にかかった方を個室で透析出来る様になりました。
もちろん、これからテレビも入る予定です。
ここのところ寒い日が続いています。
皆さん、温かくしてうがい等を行い風邪を引かないように心がけてください。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。