震度について
最近大きな余震が続いています。
3月11日の本震では郡山は震度6弱、4月11日の余震は震度5弱でした。
当院は鉄骨の建物で、2階立てで透析室は2階にあります。
鉄筋のビルや平屋の建物よりよく揺れます。
揺れるたびに1階にすれば良かったと思うのですが、建物自体の耐震については問題有りません。
昔、姉歯事件というのが有りました。
耐震偽造問題です。
構造計算書を偽造して設計を行った事件で、その後建築基準法が改定されて厳しくなりました。
構造計算適合性判定制度が導入され、一定の高さ以上等の建築物については、第三者機関による構造審査が義務付けられました。
建築確認の審査期間が延長され、着工後の修正も大変となりました。
この法律は平成19年から施行されたのですが、法律改正後郡山市に建築の申請した第1号が当院でした。
この話は当院を設計した設計士さんに耐震について聞いて言われました。そして、僕も大幅に着工が遅れた事を思い出しました。
設計士さんの話では、現在の建築基準なら震度7までは大丈夫とのことでした。
ここで、震度8が起こったらどうなると不安になり、調べてみました。
静岡市ホームページにいい解説を見つけました。
http://www.city.shizuoka.jp/deps/bosai/qanda_sindo.html
震度はどうして7までしかないの?
前の回答にもあるように震度は計算で求めるのですが、震度8以上の地震はありません。
震度を決定する要素の一つに「重力加速度」がありますが、阪神・淡路大震災のときは約1000ガル(地球の重力とほぼ等しい)の重力加速度が発生し震度7の地震となりました。
震度8となるためには重力加速度が6000ガル以上(地球の重力の6倍以上) の数値となり、物理的に発生しないだろうと判断されるからです。
地震は無限大に発生するわけではありません。津波も無限大に襲ってくるわけではありません。
大切なのは「正しく知って正しく備える」ことです。
と言うことです。
震度5くらいだと透析室はかなり揺れますが、建物自体は安心との事です。
ちょっと安心しました。
本日も通常通り診療しています。
昨日の大きな余震がありました。
郡山でも震度5弱だったそうです。
クリニックは2階で物が崩れたりしましたが、仮固定してある変電器も異常なく本日も透析診療を行っています。
一時止まっていたエレベーターも午前中に復旧し正常に運転出来る様になりました。
変電器は来週の木曜日に新品と交換してしっかり固定されます。
壁のひび割れや破損等はたくさん有りますが、通常の診療には影響しないですので、早急な修復を必要としている所を優先してくださいと話してあります。
さあ、今日も1日頑張ろう。
スタッフのウエア
来月で開院3周年になります。
スタッフからそろそろ新しいウエアが欲しいという希望と、現在のウエアのポケットが使いにくいと言う話があり、新しいウエアを購入することになりました。
左と真ん中が臨床工学士および男性看護師のユニフォームです。
右側が看護師のユニフォームです。
事務スタッフの新しいウエアです。
モデルが顔を写すのはちょっと遠慮したいという希望がありました。
どうしても顔が見たい方は、クリニックまでどうぞ。
福島に燃料運ぶ貨物列車運行
3月23日 19時11分 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110323/t10014859661000.html
新潟と福島県郡山をつなぐ線路の復旧の見通しが立ち、深刻な燃料不足に陥っている福島県に向けて、25日から燃料を積んだ貨物列車の運行が始まることになりました。
今回の地震で、JR東北線と各地の港が大きな被害を受けたため、福島県では、タンクローリー以外に燃料を運ぶ手段がなくなり、ガソリンや軽油の不足が深刻になっています。
港や東北線の復旧のめどは立っていませんが、新潟県から福島県の郡山に至るJRの磐越西線が今月26日に復旧する見通しが立ち、このルートを使って郡山の燃料タンクにガソリンや軽油を届けることができるようになりました。
貨物列車は、25日に横浜を出発し、26日の土曜日の朝にはタンクローリー30台分に当たる600キロリットルの燃料が郡山に到着して、被災地に届けられる見通しです。
石油連盟によりますと、貨物列車が長距離の輸送を担うことで、タンクローリーは郡山から避難所やガソリンスタンドに燃料を届ける仕事に専念できるようになり、末端への輸送が滞っている事態も大きく改善する見通しだということです。
燃料を積んだ貨物列車は、日本海側を大回りするルートを使って、岩手県の盛岡に向けても毎日、運行されています。
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震災以来、ずっと奥羽大学の前で電車が止まっているのが眺められました。
昨日移動していたことに気づいたのです。
その後のニュースでした。
これでガソリンの心配が無くなりますね。
とてもうれしいです。
実は、このニュースの分かる前ですが、送迎している患者さんたちのそろそろ限界という話を聞き、来週初めからの透析送迎再開を決めたところでした。
ガソリンが無くなるまでの限定という話でしたが、これならば大丈夫そうなので、安心しました。
午前の泌尿器科診療再開のお知らせ
援腎会すずきクリニックでは、震災後人工透析の継続が困難となった施設や、被災地から避難された方の透析を行ってきました。
通常は、約60名の方の透析でしたが、一時夜間透析も含め120名の患者さまの透析を行いました。
今回は急な人工透析患者さまの増加に対応するため、泌尿器科診療を行うことが出来ませんでした。
臨時透析の方も少なくなり、徐々に通常の状態に近づきつつ有ります。
よって、泌尿器科診療を3月23日(水)より再開いたします。
今週は、午前10時から午後0時までの2時間の診療を行う予定です。
ご迷惑をおかけいたしますがご了承ください。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。