2014.05.16
診療
研究
仕事 / 職場

災害時の透析医療を考える会

震災から3年2ヵ月が経過しました。
震災後は、県中地区透析施設災害対策協議会を立ち上げて、定期的に会合を開き、災害時の透析用水を優先的に供給して頂くための請願書を提出したり、MCA無線の訓練、義援金によるリライトカードの配布等、積極的に活動してきました。

しかし、震災から3年も過ぎると、どうしても活動が鈍化してきます。
今後も定期的に活動を行っていくために、年1回の講演会・シンポジウムを企画する事といたしました。

そこで、『 災害時の透析医療を考える会』と言う研究会を日本透析会福島県支部会長の熊川先生の下に立ち上げ、昨日第1回の研究会を開催いたしました。

今回は、『震災時に透析医療を陰で支えてくれた方達の声』
と言う企画で、医薬品卸である恒和薬品様、医療機材卸のサンセイ医器様、そして透析メーカーであるニプロ株式会社様に震災後の大変な時期がどの様であったかを話して頂きました。

震災後は、医薬品や医療材料が足りなくて困ったことは一度もありませんでした。医薬品や医療材料を供給する為に、彼らが大変な状況で頑張ってくれたことを改めて再認識出来ました。
今後、いつかは起こる大地震の時のために、東日本大震災で学んだ経験を多くの方達に伝えていくのは、震災時にたくさんの支援を頂いた我々の使命と考えております。

今回、企画の段階から後援して頂いたアステラス製薬に感謝いたします。

2014.05.16
診療
研究

透析ケア力 超強化ドリル252

本日5月21日に
『透析ケア力 超強化ドリル252
 問題演習・実践でレベルアップ! 透析ケア2014年夏季増刊』
が発売となります。

執筆者に、当院院長である鈴木一裕と透析室長鈴木翔太が入っています。

ドライウエイト
血流量と透析液流量
物質の除去の原理

について問題作成し、回答・解説しています。
かなり充実した問題が作成出来たと自負しております。
是非ともご覧になってみてください。

2014.05.12
診療
開業 / 病院経営
仕事 / 職場

本日、6周年をむかえました。

本日5月12日で援腎会すずきクリニックは6周年をむかえました。

5月12日は「看護の日」です。
看護の日がクリニックの開院記念日というのも嬉しいことです。

昨年は、念願だった個室透析センターを開設する事が出来ました。
増床は10床から始め、昨年末に5床、そして今年の7月に最後の5床を増床する予定です。
平均透析時間も4.9時間となりました。
高血流透析、オンラインHDF、週4回透析としっかり透析を更に充実させていきたいと考えております。

また、昨年秋より、第2、第4木曜日の泌尿器科診療では、日本大学工学部 次世代工学技術研究センター 医療工学研究室 排尿障害リサーチ部門 の野宮正範准教授に診察をお願いしています。
泌尿器科診療についても、更なる充実を目指しております。

援腎会すずきクリニックの目標は、透析者が体調良く過ごせ、元気で長生きできる事です。
今後も、この目標に出来るだけ近づける様に頑張って行きたいと考えております。

2014.05.08
診療
開業 / 病院経営
仕事 / 職場

にいつま歯科医院 開院

一昨年のことになりますが、新妻学先生が、当院の患者さん達の歯科検診を行うために来院したことを記事にしました。

http://blog.m3.com/ennjinnkai/20120724/1

新妻先生は、大熊町で新妻歯科医院を開業していて、原発事故で避難した後、ビックパレットで避難者の方達の歯科治療を行い、その後も仮設診療所で歯科診療を続けていましたが、今回郡山市堂前町に『にいつま歯科医院』を再開させることが出来ました。

場所は、
福島県郡山市堂前町5−19 日専連郡山ビル 2F

4号線から麓山通りに入ってすぐの場所の2階で、以前、春山皮膚科さんが有った場所です。

昨日、5月7日にオープンしました。

先生の人柄の素晴らしさは、避難所で献身的な診療を行ってきたことからも十分分かると思いますが、以前診療していた患者さん達が大玉村の仮設診療所に通うほどの高い技術も持っています。
また、今回の歯科医院では、最先端の医療器具を備えています。

これは、セレックシステムと言う装置です。
最先端の3D光学カメラを使用して患部を撮影し、歯型を取らずにこの機械の中でコンピュータ制御によって歯の修復物を作製するそうです。

院内には歯科用CTも設置してあり、新妻先生が丁寧に説明してくれます。
まだ、開院したばかりですので、さほど混雑していないようです。
歯のことでお悩みの方は、是非とも 堂前の にいつま歯科医院を受診してみてはどうでしょうか。

2014.04.29
診療

ザルティアの処方について厚労省から通達がありました。

保険診療を行っていく上で、厚生労働省からこの様に診療を行いなさいと言う通達が時々出されます。
我々医療者は指導を守って診療していかなければなりません。

今回、ザルティアの処方について厚労省から通達がありました。

保医発0417第4号 平成26年4 月17日

(2) ザルティア錠2.5mg及び同5mg

本製剤の効能・効果に関連する使用上の注意において「本剤の適用にあたっては、前立腺肥大症の診断・診療に関する国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、適切な検査により診断を確定すること」とされており、適切な検査により前立腺肥大症と診断された場合に限り算定できること。また、診療報酬明細書の記載に当たっては、尿流測定検査、残尿検査、前立腺超音波検査等の診断に用いた主な検査について、実施年月日を摘要欄に記入すること。

以上です。
つまり、前立腺超音波検査を行い、尿流測定・残尿検査を行わなければザルティアは処方してはいけないということです。
当院でもザルティアの処方を開始しましたが、きちんと適応が有る方のみに処方しております。
ご了解ください。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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