2011.07.11
診療
研究

震災前後での患者状態比較

6月5日の日曜日に郡山市で行われた福島腎不全研究会で、当院看護士の橘健一が、『震災前後での患者状態比較』について発表いたしました。

これまで、発表したスライドはブログで紹介していたのですが、今回紹介が遅れていましたが、紹介いたします。

発表スライドは、クリニックホームページの学会発表にpdfファイルとして掲示しています。

https://enjinkai.com/society/2011/06/post_1.html

今回の発表は、東日本大震災により、透析液などの材料が不足したこと、繰り返す大きな余震の中で透析を行わなければならなかったこと、たくさんの被災者を受け入れた事が前提となっています。

そのため、透析時間を一時的に短縮して行わなければならなくなり、その事が透析者にどのような影響を及ぼしたかについて、データ解析を行い検討しました。

対象とした患者さんは当院で治療中の患者54名で、震災後に一定期間透析治療法の変更、透析時間の短縮を行った方を対象としました。

比較内容は

①透析開始時の血圧と降圧剤内服状況の変化
②体重増加量の変化

としました。

 

2011.06.27
診療
仕事 / 職場

消火訓練が有りました。

月曜日に消火訓練を行いました。

防災の日は9月1日だし、なんでこの時期なのかと思いつつ、スタッフに言われるがまま、消火訓練を行いました。

雨が降っていましたので、クリニック玄関での開催となりました。

まずは指導してくれる業者さんから説明がありました。
たまたま来院していたメーカーさんにも参加してもらいました。

消火器は上に向けては駄目だそうです。
院長が上に向けて放水したところ、左から待ったの手が出ています。

きちんと地面に向けて放水して、本日の消火訓練は終了となりました。

2011.06.27
診療
医療事故
グルメ / お酒

院長が漫画になりました。

先日参加した透析学会の最終日に、ネット上で交流のある先生や透析者の皆さんとランチをしました。

僕のとなりは、『透析バンザイ』というブログを書いているバンザイさんでした。
ブログには、バンザイさんが他の透析者の方や医師・スタッフとのふれ合いを通じて感じたことを表現した漫画が書かれています。

このブログは本にもなっています。

そのバンザイさんが、今回の食事会の事と、震災直後の当院の事を漫画にしてくれました。

http://blogs.yahoo.co.jp/bannbann0821/25895756.html

書かれた内容は、ランチの時にお話したことですが、本当に僕が経験したことがリアルに書かれていて驚きました。

ちなみに、次の日というのは、土曜日に片付けと電源の復旧作業をしたので、その次の日曜日からです。

今回の震災は、とても大変な災害でした。
にもかかわらず、日曜日から透析を行うことが出来、しかもその後も中断せずに行えたのは、とても幸せなことです。
スタッフ及び関係者に感謝したいです。

2011.06.19
診療
研究

透析総会に参加してきました。

6月17日(金)、18日(土)、19日(日)の3日間、第56回日本透析医学会学術集会・総会に参加してきました。

今回は、院長と臨床工学士萩原が発表をしてきました。
後日、内容を記事として載せる予定です。

今回、一番注目されたのは緊急合同企画です。

土曜日の午前中におこなわれた、
「東日本大震災と透析医療:被災地からの報告」

司会: 田熊淑男(仙台社会保険病院)
     渡辺 毅(福島県立医科大学)

演者1 木村朋由(仙台社会保険病院腎疾患臨床研究センター)
演者2 大森 聡(岩手医科大学)
演者3 川口 洋(いわき泌尿器科)
演者4 荻原雅彦(雅香会おぎはら泌尿器と目のクリニック)
追加発言 渡辺 毅(福島県立医科大学)

そして、日曜日の午前中にあった、
「東日本大震災と透析医療:支援地からの報告」

司会: 内藤秀宗(内藤医学研究所)
     山川智之(仁真会白鷺病院)

演者1 風間順一郎(新潟大学)
演者2 秋葉 隆(東京都区部災害時透析医療ネットワーク代表世話人/東京女子医科大学)
演者3 伊東 稔(清永会矢吹病院)
演者4 戸澤修平(クリニック198札幌)
でした。

土曜日のセッションは、自分の演題と重なってしまい、途中からの入室となりましたが、どの先生も実際に震災時の状況をとても詳しく、しかも力強く講演されました。

パシフィコ横浜の国立大ホールは、1階の座席数が3,260席あるのですが、満席で座れない方がみな階段や廊下に座り込んで聞いていました。
僕は、これまでの3ヵ月の思いがこみ上げてきて、半べそかいて聞いていました。

日曜日のセッションは、支援地の先生方のお話を聞くことが出来て、我々の為に大変な努力をされたのだと改めて実感いたしました。

今回の講演を聞いての感想ですが、大変な震災が起こり、そこに透析を必要とする患者さんがいて、地元の医療者と支援をさしのべて下さった方々が何とか透析を受けられる様に努力し、透析を受ける事が出来なかった人が1人もいなかったということは、とても素晴らしい事だったと思います。

2011.06.16
診療

6月17日(金)、18日(土)休診のお知らせ

明日、明後日ですが、学会参加の為休診に致します。

院内掲示はしてあったのですが、ホームページ・ブログで掲示が無く、教えてくれた方がいらっしゃいました。
大変失礼いたしました。

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平成23年6月17日(金)、18日(土)は、院長が日本透析学会出席、演題発表のため、泌尿器科の診療を臨時休診いたします。
透析は代診をお願いしてありますので、通常通り行われます。
ご了承のほど宜しくお願いいたします。

 

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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