透析液清浄化報告9月号
9月のエンドトキシンと細菌の培養検査の結果を公表します。
9月17日に行った検査結果では、
ET活性値:0.0003 EU/mL未満 (測定感度未満)
生菌数 :0.1 CFU/mL未満 (測定感度未満)
でした。
9月もウルトラピュアな透析液が保たれていました。
日本臨床工学技士会の出している透析液清浄化ガイドラインには、
透析用水生物学的汚染管理基準
ET活性値:50 EU/L未満 目標値 1 EU/L未満
生菌数:100 CFU/mL未満 目標値 10 CFU/mL未満
測定頻度:月1回以上測定
とあります。
当院では、2種類の細菌培養測定装置を使っています。
培養検査は臨床工学技士が行っていますが、取り方がちょっと雑だとすぐに細菌検査で陽性になってしまいます。
また、検査用のポートを設置していますが、ポートが汚染していると、本当は汚れていないはずなのに汚れている結果になってしまいますので、慎重な取り扱いが必要です。
プラズマクラスターの親分がやって来ました。
先日、浮遊するH5N1型トリインフルエンザウイルスを10分で99.9%分解・除去することが実証されているというプラズマクラスターを診察室用に2台購入した事を書きました。
それで、木曜日にやっと待合室用の業務用プラズマクラスターが届きました。
業務用ですので、強いパワーで働いてくれそうです。
とても期待できる装置だと考えています。
- 2009.09.30
- 診療
月のアクセス数が3万を超えました。
我ながらすごいと思います。
m3ブログのトップページに月間医師ブログアクセスランキングが載っていて、10月1日の時点で32位で30168アクセスした。
http://blog.m3.com/
平均すると1日1000人の方がこのブログを見ています。
うちの実家の親父も、後輩の小黒先生も見てくれています。
ご覧頂いている皆様、ありがとうございます。
それで、クリニックに来院した新規の患者さんに対してアンケートを採ると、
5,ホームページやブログを見て来院
に○を付けてくれた方はだいたい月に10名くらい。
1日1000人位の方が見ていて、実際に来院してくれる新患の方は月に10名。
0.03%。。。
もうちょっと多くてもいい気がしますが、リピーターが多いというのは良いことです。
援腎会すずきクリニックは、日本全国に”いい透析”を発信しているクリニックです。
そして、”郡山でも全国トップクラスの透析が受けられる施設”を目指しこれからも頑張っていきたいと考えております。
栄養アセスメント1
腎不全では、MIA(Malnutrition〜栄養障害、Inflammation〜慢性炎症状態、Atherosclerosis〜動脈硬化)症候群を防ぐ為にも、栄養管理がとても大切であると以前から言われてきています。
当院でも、管理栄養士による月1回の栄養指導を行い、低栄養を防ぐ試みをしています。
栄養管理においては、その時の栄養状態を把握することと、実際に栄養が改善されたかどうかを調べる指標が必要です。
たとえば、アルブミンやnPCRなどのデータを用いる方法も有りますが、最近では、栄養スクリーニングの研究が盛んに行われ、様々な栄養スクリーニングツールが開発されてきています。
これらのツールには、栄養スクリーニングのみでなく栄養アセスメントとして用いることができるものもあります。
栄養アセスメントとしては、 入院患者の栄養状態を把握する指標となる主観的包括的評価(SGA:Subjective Grobal Assessment Scale)があり有名です。
透析患者さん向けには、山田らが透析患者さん向けに改良したGNRI (Geriatric Nutritional Risk Index) や、SGAを血液透析患者向けに改良したMIS (Malnutrition Inflammation Score) があります。
- 2009.09.30
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- 車 / バイク/ 船
送迎車にロゴが入りました。
今朝、看板屋さんがいらして、送迎車にロゴが入りました。
人工透析・泌尿器科の文字は、透析液清浄化のイメージでブルーとしました。
来月10月10日(土)からの運行となります。
ご利用の方は、もうしばらくお待ち下さい。
昨日は、スタッフを乗せて、ぐるっと一回りしてきました。
車体が大きいので、運転するのが少し怖いですが、乗り心地は最高でした。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。