2022.09.29
一般

新しい穿刺用エコーを購入しました。

新しい穿刺用エコーを購入しました。
以前から使用していたGE社製のポータブルハンディエコーが古くなりましたので同じGE社のポータブルハンディエコーVscan Airに買い替えいたしました。
これで穿刺用エコーが3台になりました。
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コニカミノルタのポータブルエコー(架台付高機能)
GE社製のポータブルエコー(架台付高機能)
そして今回はGE社のポータブルハンディエコー
です。
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これまでコニカミノルタのポータブルエコーは外来診療との兼用で使用しておりましたが、年末にはもう一台ハイスペックなエコーを購入予定ですので、それ以降は穿刺用及びシャントエコー用での使用となります。
今後も、穿刺の失敗が少ない施設を目指して頑張っていきたいと思います。
2022.09.10
一般

透析中の昼食提供に関して

現在、新型コロナウイルスオミクロン株の感染状況が悪化しており、先月から透析中の食事提供を休止しています。休止期間中は5時間透析を4時間に短縮しています。

午前中透析の方に対し昼食を提供していますが、このことの意義となぜ昼食を提供しないと透析時間を短縮するのかについて今回は書いてみたいと思います。

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こちらは昨年のデータです。

左側ですが、透析中に食堂で作った暖かい食事を提供出来る体制が出来てから、透析中に昼食を食べている方の割合は60%となっています。

帰ってから食べている方も含め、99%近くの方がきちんとお昼ご飯を食べてくれています。

そして、右側ですが、透析日の方が透析が無い日よりも3食摂取率が高くなっていると言うデータです。

現在、透析を受けている方の平均年齢は70才近くとなり、透析医療自体が高齢者医療に近づいてきています。この方達の食生活では、3食しっかり食べる事がとても重要です。

欠食は痩せを引き起こし、サルコペニア・フレイルとなり、生命予後を悪化させます。

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この様な理由でコロナ感染リスクが高くなった事を受けて透析中の食事提供を休止ししましたが、透析時間も5時間から4時間に短縮いたしまた。
当院の透析時間は基本5時間ですので、朝8時半スタートだと13時半終了となります。
それから家に帰って食事だと14時半か15時のお昼になります。
そこで食事を取ると夕飯食べない患者さんが多数出てきます。
更に、5時間毒素を抜いて行くと、アミノ酸もかなり抜けていきます。
この様な十分に毒素を抜く透析を行い、更に透析中の食事摂取もしくは捕食が無いと痩せてしまいます。
6時間透析を提供しているとある施設でも、コロナ禍でのリスクが高くなり、食事提供出来ないと言う理由で4時間に時短しています。
もちろん、若く元気な方でよく食べる方は相談の上に時短はしていませんが、高齢者は5時間やるなら途中で食べさせないとまずいです。
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ただ、透析時間短縮の影響か血圧が高くなったと訴える患者さんが多くなってきています。
透析時間と血圧ですが、4時間より5時間、そして6時間と理由は解らないですが塩が抜けていくんでしょうか。高血圧は是正されていきます。
尚、不思議なのが6時間マジックです。
5時間透析をしていて降圧剤を増量しても高血圧が改善しない患者に対し6時間透析を行うと血圧が落ち着いていきます。今まで効果なかった降圧剤が効き始める様になったのかもしれませんが、経験上から実感しています。
昔、酷い話を聞いたことがあります。
すずきクリニックは透析が下手だから透析時間が長いんだと言う話を聞いたとある患者さんが教えてくれました。人は機械では無いので、24時間7日間やっている事を、たった4-5時間で置き換えるのは難しいのです。

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尚、感染も落ち着いて来ましたので、今月中に段階的に昼食の提供と時短終了としていきたいと考えております。

2022.09.07
一般

『With コロナの新たな段階への移行に向けた療養の考え方の見直し』

9月6日に厚生労働省より
と言う通達が出ました。

医療機関がHER-SYSを使って届け出る対象が変わりました。

9月26日より
医師が発生届を提出する対象が
・ 65歳以上の者
・ 入院を要する者
・ 重症化リスクがあり、かつ、新型コロナ治療薬や酸素投与の投与が必要な者
 ・ 妊婦
に限定されます。
発生届の対象外となる若い軽症者は、検査キットでセルフチェックし、陽性の場合に自分で健康フォローアップセンター等に連絡します。
健康フォローアップセンターは、体調急変時等の相談を受け付け、医師等が助言を行い、必要な者を適切に医療に繋ぐ役割となります。

届出対象外の方が自分で連絡する事により、全数把握は継続されます。

 尚、発生届外の患者でもこれまで通りに希望があれば、宿泊療養や配食等などの支援が受けられます。
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2022.08.27
一般

こおりやま女性泌尿器科クリニックの内覧会に行ってきました。

今年の3月まで当院に勤務していた本田周子先生が、郡山市八山田にこおりやま女性泌尿器科クリニックを開院します。

本日は内覧会という事で訪問してきました。

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待合室にはたくさんのお花が飾ってありました。

もちろん医療法人援腎会からもお花を届けさせて頂きました。

多くのクリニックの待合室にはテレビが置いてあり、テレビが観やすい場所に椅子が置いてありますが、窓脇にカウンターがあり、目の前の公園を眺めながらリラックスした気持ちでいられる様な設計としたそうです。

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事務長さんがスタバをイメージしたと言う事で、なかなか斬新でした。

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診察室も患者さんと対面で話が出来るオシャレな造りとなっていました。

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もちろん、超音波装置やレントゲン装置、膀胱内視鏡検査装置、尿流測定装置など総合病院泌尿器科にある泌尿器科診療に必要な装置は完備されていました。

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点滴室にはふかふかの電動ベットがあり、本田先生に操作してもらい実体験してきました。

包まれる感じで気持ち良かったです。

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診療は9月1日から開始となると言う事です。

泌尿器科疾患で困っている女性の方達には朗報だと思います。

 

2022.08.21
一般

第48回東北腎不全研究会参加してきました。

8月20日21日に山形市の山形国際ホテルで開催された第48回東北腎不全研究会参加してきました。

今回援腎会からはすずきクリニック5演題、あさか野泌尿器透析クリニック1演題の6演題の発表となりました。

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一般演題のポスター演題は私から2演題

P-14 透析時間と血流量設定が与える影響について〜各都道府県データからの集計〜

P-15 透析時間と血流量設定が与える影響について〜長時間高血流施設からの報告〜

発表させていただきました。
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あさか野泌尿器透析クリニックの臨床工学技士の澤本から一演題

P-28 当院におけるバスキュラーアクセスカルテの作成

の発表となりました。
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シンポジウム3「どうしてる?透析患者の体液モニタリング」では
当院臨床工学技士の伊東から
2.BVモニタや身体組成分析装置は患者の体液管理に役立つのか?

と言う演題が発表されました。
伊東君初シンポジストお疲れ様でした。
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総合討論も無難にこなしてくれました。
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シンポジウム8「いつまでも自分で歩くために、透析患者に必要なこと」
では看護師の濱田から
1.透析患者の独歩通院を目指して ~当院運動療法の試み~

の発表がありました。
当院のきめ細かい健康運動指導について報告してくれました。
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更には
当院臨床工学技士人見の演題が優秀演題発表2【コメディカル部門】にノミネートされました。
O-10 PTA前後におけるFlowVolumeとCardiacOutputをモニタリングする重要性について

 人見 友啓(医療法人援腎会すずきクリニック)
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そして優秀演題賞の発表ですが、なんと
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準最優秀演題賞受賞となりました。
我々としてもビックリでした。
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今回いつもお世話になっている矢吹病院の政金先生が大会長でしたので、たくさんの演題を登録させて頂きましたが、賞まで頂きとても実りのある研究会になりました。
これからも引き続き頑張っていきたいと思います。

 

 

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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