2016.09.24
一般

長谷川某のブログ 『本気論 本音論』について

長谷川某と言うフリーのアナウンサーがブログで透析患者の攻撃をしています。

ブログ 『本気論 本音論』の9月19日の記事です。

自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!

透析患者を殺せ!と言うショッキングな題名ですが

「遺伝的な疾患も確かにあります。しかし、私の見立てでは…8~9割ほどの患者さんの場合「自業自得」の食生活と生活習慣が原因と言わざるを得ません」

と言う極論を持つ医師(しかも匿名医師です。本当かも分かりません。)の言葉を用いて透析者の方達を強く批判しています。

透析になる患者の多くが糖尿病からであって、暴飲暴食を繰り返してた為に腎不全になったと言う主張です。

本当にそうなのでしょうか?

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これは、2014年末のわが国の慢性透析療法の現況の写真ですが、

糖尿病から腎不全になられた方は38.1%、慢性糸球体腎炎は31.3%、腎硬化症で9.1%となっています。

糖尿病性腎症から透析になった方が現在は最も多くなっていますが、他の新患から透析になった方も6割います。

この、透析患者死ね が、いかに適当な事を言っているのか、これだけでも分かるかと思います。

非糖尿病の腎不全から透析になった友人が、この文章を見て、2日間寝られなかったと言っています。

彼女は、透析を受けながらもしっかり仕事をして納税も行っています。

次に、糖尿病から腎不全になられた方についてです。

彼は、

・バカみたいに暴飲暴食を繰り返す
・腹は出る、腰は痛める。周囲に注意されているのに、無視。
・それでも食べ続け、運動もしない。
・周囲は必死に注意。でも無視。
・で、糖尿病になる。
・にも関わらず、運動もしない、食事も先生から言われたことをろくに守らず好き放題。

で、ついに「人工透析患者」さんに。

と書いています。

本当にそうなんでしょうか?

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東京綾瀬腎クリニックさんのホームページより

 

 

とても分かりやすい図がありましたので、引用させて頂きました。

糖尿病はある程度まで進行すると、腎臓悪化を止める事が出来なくなる病気です。

このことを長谷川某は全く理解していない事が悲しいです。

糖尿病から透析になる男性の方の典型としては、

30-40歳台に、もりもり仕事をして、よく食べて、家系が糖尿病で、血糖は高いけど治療も受けているような方が典型的ではないでしょうか。

まあ、この頃暴飲暴食もあったかもしれません。

その後、これ以上病気が進行するとまずいと節制するのですが、実は糖尿病は腎臓がある程度悪くなると、そのほとんどが長い年月をかけて腎不全となってしまうのです。

若い時に血糖コントロール不良である時期が続くと、その後きちんとコントロールしようとしても後戻り出来ない怖い病気なんです。

透析導入になった糖尿病の方の多くが、きちんと食事管理をしています。

透析導入時も暴飲暴食の方は少ないのが現実です。

もちろん、透析に入るまで暴飲暴食の方もいますが、本当に少数だと思います。

 

患者会からも謝罪をして欲しいと言う声明が出ています。

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その後のブログ記事で言い訳を並べていますが、謝罪はいらないので、退場して欲しいと思います。

 ジャーナリストならば、きちんと取材をしてください。

他の人の意見を引用するのでしたら、匿名の意見を引用するなんてナンセンスです。

我々、いい透析を提供しようと頑張っている医療者に対しても大変失礼な事を書いています。

以上です。

 

 

 

 

2016.09.18
一般

あさか野泌尿器透析クリニック透析棟建築中

金曜日のあさか野泌尿器透析クリニック透析棟建築行程会議後、建物の中を見てきました。

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入口部分も徐々に出来てきました。

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今月末には壁も全て貼られて、足場も無くなるそうです。

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入口の自動ドア部分です。

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メインの透析室の部分です。

すずきクリニック透析室は天井を高めにしています。

個室透析センターは個室感を出す為に一般家庭の高さになっています。

今回は、空調も考えての高さといたしました。

5時間の間ずっとベット上で過ごしますので、空調は大切です。

来週も見に行くのが楽しみです。

2016.09.16
一般

個室透析センターでGoogleインドアビュー

援腎会すずきクリニック個室透析センター内部がGoogle mapのインドアビューで見られるようになりました。
是非とも個室透析センターを訪れた感覚でご覧になってください。

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2016.09.10
一般

あさか野泌尿器透析クリニック透析棟建築中

金曜日はあさか野泌尿器透析クリニック透析棟建築行程会議に参加してきました。

金曜日もいくつかの事項について協議をしました。

その一つとして、現在のクリニックと新しく建築中の透析棟の間に設置する透析用の給水タンクについて話し合いました。

給水タンクが道路より奥の位置に設置されていましたので、もし震災等の有事が発生して水道水の給水が停止した場合に、給水車からの給水が問題なく行われるかについてです。

工事にかかわる水道設備業者が郡山水道局に給水車のポンプの長さについて問い合わせして頂きました。

結果としては十分に届くということでした。

設計の段階では特に疑問に思わなくても、建築途中で気になったり修正すべき項目が出てきます。

一つ一つ解決していくことが重要です。

建物の建築は順調に進んでおります。

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先日設置した床暖房用のチューブはコンクリートで打設されていました。

個室透析センター建築時には、ネコが入ったようで、コンクリートにネコの足跡がついていましたが、今回は大丈夫だったようです。

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一部外壁も出来てきていました。

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今月末には外壁が完成して足場も取り外される予定です。

益々楽しみが増えていきます。

2016.09.04
一般

床暖房設置中

金曜日はあさか野泌尿器透析クリニック透析棟建築行程会議に参加してきました。

毎週行っている行程会議ですが、金曜日は検討事項が少なく、1時間くらいで終了しました。

透析室はそこそこ大きな建物になります。

建築期間は6ヵ月を予定しています。

一つ一つじっくりと作業が進められます。

その間に行程会議を繰り返し行うのですが、すずきクリニックも個室透析センターも建築完成後にこうすれば良かったと後で後悔したことが非常に少なかったと思います。

ドアの開き方から、引き戸の方がいいとか、下駄箱の場所から、スイッチの位置まで、細々とした議案が多いですが、念入りに検討することが大切です。

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行程会議の後に現場の視察をしてきましたが、床暖房用のチューブを敷いていました。

今月中には床が張られ、壁が出来るようになります。

毎回行くたびに完成が楽しみになります。

この場所で、しっかり透析が提供出来るように工事は着々と進められています。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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