2014.05.12
診療
開業 / 病院経営
仕事 / 職場

本日、6周年をむかえました。

本日5月12日で援腎会すずきクリニックは6周年をむかえました。

5月12日は「看護の日」です。
看護の日がクリニックの開院記念日というのも嬉しいことです。

昨年は、念願だった個室透析センターを開設する事が出来ました。
増床は10床から始め、昨年末に5床、そして今年の7月に最後の5床を増床する予定です。
平均透析時間も4.9時間となりました。
高血流透析、オンラインHDF、週4回透析としっかり透析を更に充実させていきたいと考えております。

また、昨年秋より、第2、第4木曜日の泌尿器科診療では、日本大学工学部 次世代工学技術研究センター 医療工学研究室 排尿障害リサーチ部門 の野宮正範准教授に診察をお願いしています。
泌尿器科診療についても、更なる充実を目指しております。

援腎会すずきクリニックの目標は、透析者が体調良く過ごせ、元気で長生きできる事です。
今後も、この目標に出来るだけ近づける様に頑張って行きたいと考えております。

2014.05.09
生活 / くらし

『美味しんぼ』の鼻血の話ですが

漫画 『美味しんぼ』 で、福島第一原発を訪れた主人公が鼻血を出す場面がありました。
そで、井戸川元双葉町町長が、「福島ではみんな鼻血を出してます。言わないだけです」と発言しているのですが、

当院は内科も標榜していますので、鼻血が止まらない人がいるようでしたら相談されると思いますが、原発事故後そのような相談を受けたことはありません。

当院の近くには約500戸の仮設住宅があり、富岡町や双葉町の方達もたくさん通院しています。また、原発で働いている方や除染の仕事をしている方もかかっています。
これらの方から鼻血が止まらないと言う訴えを聞いたことが有りません。

また、実際に福島第一原発の診療所で定期的に診療を行っている先生からも、原発労働者で鼻血が止まらないと言う訴えの患者さんは診たことがないと聞いています。

ですので、「福島ではみんな鼻血を出してます。言わないだけです」と言う話は作り話としか思えません。

放射線被ばくの恐怖を煽るために、実際に起こっていない話をでっち上げることは止めて欲しいです。
福島県がこれだけ大変な思いをしてきているのは、我々が使うための電気を作る原発が爆発したからでは無いのです。
東京という大都市に電気を送る東京電力という会社の持つ原発が事故を起こし、福島県に大きな被害を与えたのです。

作者の雁屋氏は東京で生まれ育った方だと聞いています。この事を少しでも理解していたら、『福島に行ったら鼻血が出た』 ということは決して書けないと思います。

2014.05.08
診療
開業 / 病院経営
仕事 / 職場

にいつま歯科医院 開院

一昨年のことになりますが、新妻学先生が、当院の患者さん達の歯科検診を行うために来院したことを記事にしました。

http://blog.m3.com/ennjinnkai/20120724/1

新妻先生は、大熊町で新妻歯科医院を開業していて、原発事故で避難した後、ビックパレットで避難者の方達の歯科治療を行い、その後も仮設診療所で歯科診療を続けていましたが、今回郡山市堂前町に『にいつま歯科医院』を再開させることが出来ました。

場所は、
福島県郡山市堂前町5−19 日専連郡山ビル 2F

4号線から麓山通りに入ってすぐの場所の2階で、以前、春山皮膚科さんが有った場所です。

昨日、5月7日にオープンしました。

先生の人柄の素晴らしさは、避難所で献身的な診療を行ってきたことからも十分分かると思いますが、以前診療していた患者さん達が大玉村の仮設診療所に通うほどの高い技術も持っています。
また、今回の歯科医院では、最先端の医療器具を備えています。

これは、セレックシステムと言う装置です。
最先端の3D光学カメラを使用して患部を撮影し、歯型を取らずにこの機械の中でコンピュータ制御によって歯の修復物を作製するそうです。

院内には歯科用CTも設置してあり、新妻先生が丁寧に説明してくれます。
まだ、開院したばかりですので、さほど混雑していないようです。
歯のことでお悩みの方は、是非とも 堂前の にいつま歯科医院を受診してみてはどうでしょうか。

2014.04.29
診療

ザルティアの処方について厚労省から通達がありました。

保険診療を行っていく上で、厚生労働省からこの様に診療を行いなさいと言う通達が時々出されます。
我々医療者は指導を守って診療していかなければなりません。

今回、ザルティアの処方について厚労省から通達がありました。

保医発0417第4号 平成26年4 月17日

(2) ザルティア錠2.5mg及び同5mg

本製剤の効能・効果に関連する使用上の注意において「本剤の適用にあたっては、前立腺肥大症の診断・診療に関する国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、適切な検査により診断を確定すること」とされており、適切な検査により前立腺肥大症と診断された場合に限り算定できること。また、診療報酬明細書の記載に当たっては、尿流測定検査、残尿検査、前立腺超音波検査等の診断に用いた主な検査について、実施年月日を摘要欄に記入すること。

以上です。
つまり、前立腺超音波検査を行い、尿流測定・残尿検査を行わなければザルティアは処方してはいけないということです。
当院でもザルティアの処方を開始しましたが、きちんと適応が有る方のみに処方しております。
ご了解ください。

2014.04.28
診療
開業 / 病院経営
研究

第102 回日本泌尿器科学会総会

土曜日、日曜日で神戸の国際会議業で行われた第102 回日本泌尿器科学会総会に参加してきました。
実際の学会期間は4月24日(木)~27日(日)でしたが、26日の透析診療後に出発して5時間かけて夜神戸に到着。
日曜日のお昼までお勉強して午後新幹線で帰宅すると言うハードスケジュールでした。

泌尿器科の専門医継続のためには、学会の認める教育プログラム・学術集会等への参加や発表によって、100単位を取得する必要があります。
今回の総会参加で20単位、教育プログラムへの参加で5単位取得してきました。
もちろん、限られた時間の中で得られる知識は取得してきたつもりです。

土曜日の夜は、たまにしか会えない全国の泌尿器科医の先生方とお会いして情報交換も出来ました。
有用な情報をたくさん聞いてきましたので、今後の診療に役立てて行きたいと思います。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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