2008.02.14
診療

透析の本

いろいろな透析についての本があります。
透析の合併症についての専門書やスタッフ向けの雑誌は沢山あります。
その中で、患者さん向けの本は僕の知っている範囲では、数冊です。

ペットボトルはペットのボトル—誰も苦しまない長生きのための血液透析入
この本には、自己管理の方法について作者の先生が指導している方法が書いてあります。
毎朝決まった量の水をペットボトルに入れて、ペットのように傍らに置いておく事から水分管理を始めるという事が書いてあり、透析を受ける上での注意事項が事細かに書いてあります。

透析は人生の足かせじゃない!〜透析患者の課外授業〜
この本は、医療経営戦略研究所の桜堂渉さんが書かれたフィクションです。
話は透析版水戸黄門みたいな話なのですが、いい治療を行うという考え方が根本にある内容です。

すみません。
あまり本の内容を上手くまとめられません。

透析者と家族が元気になる本—全国の「達人」に学ぶ長生きの秘訣
この本は、まだ読んでません。
いま取り寄せ中です。
でも、凄そうな本です。
透析歴10年、20年を超える「透析の達人」たちに、アンケートとインタビューを行い、元気で長生きの秘訣をまとめた本だとのことです。
http://www.b-touseki.com/hiketsu.html
この本を知って、即座に注文しました。
読みましたら、ブログの記事にします。

 

2008.02.13
診療

透析時間について

健康保険をつかって診察や治療をおこなうことを保険診療といいます。もちろん、透析も保険診療です。
保険診療のもとでは、診察や検査の料金、薬の値段とにかくすべての値段が国によって決められています。この値段を診療報酬と言い、2年ごとに改定されます。
本日、その詳細が発表されました。
その中で、人工透析では、前回なくなった透析時間による診療報酬の区分が復活しました。
以前は、5時間以下と5時間以上でしたが、今回は、
4時間未満  
4時間以上5時間未満
5時間以上
の3つの区分に分けられました。
このことについての、基本的な考え方としては、 副作用等により、透析時間を長くせざる得ない患者がいることや、透析時 間が生命予後に影響を与える可能性があること等を考慮し、透析時間に応じ た、診療報酬上の評価を行う。 だそうです。

このブログのリンクには、透析について、時間は長い方がいいというデータを出しているページを出しています。
もちろん、透析効率を上げて、β2マイクログロブリンなどをよく抜くオンラインHDFをやることも大切ですが、少なくとも4時間の透析をやることは最低条件だと思います。

みんな、スタッフも患者さんも早く終わった方がいいに決まってます。大きな膜を使って、血流を上げていけば、3時間でもそれなりにデータは改善します。
でも、将来を見据えて、いつまでも患者さんが元気でもりもりご飯を食べられることが一番大切ですから。

そうする事で、クリニックも繁盛すると思ってます。
だって、具合が悪くならず、元気な患者さんがずーっといてくれるのですから。

2008.02.13
診療

平成20年度の診療報酬改定における

平成20年度診療報酬改定における
主要改定項目について

人工腎臓に係る時間評価の導入

第1 基本的な考え方

  副作用等により、透析時間を長くせざる得ない患者がいることや、透析時 間が生命予後に影響を与える可能性があること等を考慮し、透析時間に応じ た、診療報酬上の評価を行う。

第2 具体的な内容

時間に応じた評価の導入
人工腎臓1 入院中の患者以外の患者に対して行った場合(血液透析濾過 を行った場合や生命に危険を及ぼす程度の重篤な出血性合併症 を有する患者に対して血液透析を行った場合等を除く。)

現 行 
【人工腎臓】(1日につき)
1 入院中の患者以外の患者に対して行った場合
2,250点
改正案         
【人工腎臓】(1日につき)
1 入院中の患者以外の患者に対して行った場合
イ 4時間未満    2,117点
ロ 4時間以上5時間未満 2,267点
ハ 5時間以上    2,397点

 

2008.02.11
診療

クリニックの建築風景です。

こんにちは。
先日撮影したクリニックの建築風景です。

撮影したのは雪が積もった寒い日でした。
外壁工事のために、メッシュの風よけがクリニックを覆っている状態です。
建築現場の皆さん寒いところお疲れ様です。
うちの現場監督はガッツあふれるイケメンです。
もし、興味のある方は一度現場を訪れてみてください。


ここは、クリニックに向かって正面の透析ラウンジです。
完成したら、ゆったりとしたテーブルを置いて、椅子に座りながら、周囲の風景を眺める場所となります。
楽しみです。


そして、透析室。
31床のベットがおける広い空間です。
設計士さんが苦労して、柱なしで出来るように設計してくれました。
昨年の建築基準法改正で、建築許可が下りずかなり骨を折っていただきました。
どうもお疲れ様でいした。

2008.02.11
診療

どうもすみませんでした。

こんばんは。
久しぶりに投稿します。

このブログを作成したのは、クリニックの準備を紹介するのと、ぼくが考えている透析に対する考え方を紹介するつもりでした。

そして、2月3日に初めて求人広告が出て、そこにこのページのアドレスが載ることが決まりました。

初めに、クリニックの開院のお知らせを載せて、その後にクリニックの治療方針、僕の透析への考え方を載せていったのですが、そうしていると、2月3日に初めてこのページを見た人に見てもらいたい『開院のお知らせ』がどんどん下に下がっていったのです。
せっかく、書き込んでいったのに、見せたいページがどんどん下がっていく。書き込むことによるジレンマです。

それで、急遽更新日時を過去にしていくことで、『開院のお知らせ』が先頭に来るように変更しました。ブログがどんどん過去に更新されていくと言う異常事態のブログになりました。苦渋の決断でした。
そのために、今度はクリニックの建築等の更新できなくなってしまいました。

求人の広告を出して10日立ちました。広告直後増加したアクセスもほとんどなくなってきました。それで、もうそろそろ『開院のお知らせ』もいいかと考え、元の通りに戻しました。
変な細工をして、大変申し訳ありませんでした。
これから、いろんな事を書き込んでいきます。
これからもよろしくお願いいたします。

 

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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