日本性感染症学会に参加します。
現在、午前の診療後新幹線に乗っています。
東京の都市センターホテルで本日・明日と開催されている日本性感染症学会に参加する為です。
僕は透析学会の専門医であると共に泌尿器科専門医です。
開業医となる前は、総合病院に勤めている事がほとんどでしたので、泌尿器科としては主に前立腺癌や膀胱癌、腎臓癌などや、尿路結石症の治療を行っていました。
淋病やクラミジア感染症などの性感染症の治療も行ってきましたが、専門家というレベルまでは達していません。
今回の学会に参加することで、性感染症に関する最先端の治療法や考え方を学んできたいと考えています。
数年後には、性感染症の専門医も取得する予定です。
なにか、面白い情報がありましたら、ブログにも記載したいと思います。
現在、大宮なのでもうすぐ東京です。
それでは、行ってきます。
慢性前立腺炎2
慢性前立腺炎の続きです。
ずいぶん間が空いてしまい、すみません。
今回は、症状スコアについて書きます。
慢性前立腺炎の症状を客観的に評価する為に、1999年にNIH-CPSI (National Institutes of Health – Chronic Prostatitis Symptom Index)が提唱されました。
これは、慢性前立腺炎の症状を疼痛21点、排尿症状10点、QOL12点のスコアにして、症状から病気の重症度を表すようにした物です。
だから、このスコアが解っても慢性前立腺炎の診断をする事はできません。
このスコアは慢性前立腺炎の患者さんの、症状の推移や薬剤の効果判定に用いられます。
今まで、慢性前立腺炎の治療を行っても、症状の改善度を評価する方法が無かったのですが、この指標が出来て、国際的にも同じ指標を使う事が出来る様になったので、疫学的、臨床的研究が可能となりました。
修繕工事
震災で2階の透析室はかなりダメージを受けました。
と言っても、当院は鉄骨作りですから、ボードが壊れるのは仕方がないことです。
当院の場合、修繕工事は透析を行っていない日曜日にやるしか無く、なかなか工事をお願い出来ない状態が続いていました。
最近になって、職人さん達も少し余裕が出てきたとのことで、日曜日ごとに修繕工事を頼めるようになりました。
ぼろぼろになったアスファルトも直してもらいました。
エアコンの蓋も落ちかけてしまい、テープでとめていたのですが、やっと綺麗になりました。
現在は、壊れたボードを取り替えている最中です。
今後は、壁紙が貼られて工事も終わりになります。
お正月は新たな気持ちでがんばれそうです。
来年は良い年になって欲しいです。
避難訓練
今年も消防法に基づき避難訓練を行いました。
毎年行っていて、秋の年中行事みたいな感じになっています。
2階の透析室にある救助袋を用いて避難する訓練です。
先ず救助袋の箱から救助袋を取り出し、階下に落とします。
最後まで落とすとトンネルが出来ます。
今年も数人が救助袋を通って1階まで降りて訓練は終了しました。
毎年やっているので、今年はみんな要領よくやってくれました。
肺炎球菌ワクチン接種について
日本では「肺炎」で亡くなる方が現在でも多く、しかも高齢になるほどその割合が高くなります。
原因の菌としては、70才以上の方では「肺炎球菌」による感染が多く見られます。
予防としては、肺炎球菌ワクチン接種が有効です。
このワクチンは保険適応が無く、接種費用が高額であり、なかなかお勧め出来ませんでした。
ただ、一度打つと5年間持続するメリットもあります。
ワクチンの副反応については、5年以内の再接種で無ければインフルエンザワクチンと同等です。
5年以内に再接種すると副反応が出やすいのでご注意ください。
今回、日本赤十字社より東日本大震災で被災した地区に
肺炎球菌ワクチンが無償で提供されました。
対象は70歳以上で過去5年間に接種を受けていない方です。
接種期間は来年3月31日までですが、無償接種はなくなり次第終了となります。
ご希望の方は受付にてご相談ください。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。