2013.10.03
診療
仕事 / 職場
生活 / くらし

あの日から起こったこと

先日、本屋さんで原発事故後に浜通りで起こったことが書いてある本を見つけました。

あの日から起こったこと
―大地震・原発禍にさらされた医療者たちの記録

と言う本です。

購入した理由は、第2章に 
2章 あの日、浪江・西病院でおこったこと
と言う部分があったからです。

西病院は、今回の原発事故で避難区域となった浪江町にある透析を行っている病院です。
避難地域となった場所の透析室がどの様な状況にあったのか、とても興味があって購入しました。

この本は、第一章が双葉厚生病院、第二章が西病院、第三章が南相馬の医療機関と医療スタッフが原発事故後にどの様に患者さん達にかかわっていったのか、そして彼らの手記が書かれています。

ちょうど第一章を読み終わるくらいですが、第一章だけで全体の半分くらいあります。
読んでいて共感する部分も多く、震災直後はとても辛かったと言う事を思い出しながら、少しずつ読んでいます。
1人1人の手記を読むのがとても辛い気持ちです。

原発事故が起こった場所ではどのような事が起こったのかについて良く書いてあります。
是非とも全国の皆様にも読んで欲しいと思います。

2013.09.29
生活 / くらし

安積国造神社秋季例大祭

9月27日から29日まで、安積国造神社秋季例大祭が行われました。

28日目に駅前大通りで撮影しましたが、山車が駅前大通りにたくさん集まって賑わっていました。
子供たちのお目当てはたくさん並んだ屋台です。
くじ引きで大きなハンマーを当てました。

29日は地区の行事で子供たちが山車を引きました。
男は先頭で山車を引いてくださいと言う事でしたので、引かせてもらいましたが、久しぶりの暑さで汗をかきました。

夜は30台の御神輿が駅前通に出て大賑わいでした。
友人が御神輿を担いでいて見ていましたが、途中で見逃してしまったのが残念です。

秋祭り真っ盛りの郡山です。

 

2013.09.17
研究
生活 / くらし
その他(医療関連)

透析学会から写真が届きました。

6月に福岡で開催された■第58回日本透析医学会学術集会・総会でポスターと口演で4演題発表してきました。
一人で4つも発表するのはかなり大変で、来年はもう少し絞って発表しようと考えています。

それで、『シャント血流量が心拍出量に及ぼす影響』と言う演題がメイン会場の最終演題でした。
閉会式の直前ですので、閉会式に出席する先生方が集まってきた中での発表であり緊張しました。
高血流が心機能に与える影響についての演題で、たくさんの質問をしていただき良かったのですが、今日はもっと驚くことがありました。

透析学会事務局から、発表している時の写真が送られてきたのです。
こんな事初めてです。
恐縮すると共に、この心遣いに感謝いたします。

滝川クリステルさんがオリンピック招致の為のスピーチで「お・も・て・な・し」と言う言葉を使いましたが、まさに「お・も・て・な・し」ですね。

来年も頑張って質の高い演題を発表するぞ!

2013.09.13
診療
研究
生活 / くらし

はつらつからだの講座

http://www.city.koriyama.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=16487

郡山市より依頼があり、来週の9月19日木曜日午後1時30分から、はつらつからだの講座で「前立腺がんを予防するために」と言う演題で一般の方を対象にお話をさせて頂きます。

予約制で先着80名様とのことです。
もし、よろしければご参加下さい。

2013.09.08
生活 / くらし

2020年の東京オリンピックおめでとうございます。

IOC委員会で2020年の東京オリンピック開催が決まりましたね。

日本人として嬉しいと思います。

今回、JOC会長さんが、「東京と福島は250km離れていて安心」と発言して、その事について福島県民は怒っていると言う記事を書きました。

この事の本質について書きたいと思います。

 

JOC会長さんは、海外メディアに汚染水の事を聞かれ、とっさに250km離れていて安心と言ったのだと思います。

原発管理が国ではなく一東電と言う企業が行っていて、自らが不利になる情報をきちんと公開していない状況ですから、やむ得ない部分もあると思います。

 

ただ、福島では避難地域以外でも線量の高い場所で多くの人が生活しているのです。

郡山でも線量が高く、本来は避難してもいいくらいの場所が沢山あって、ベラルーシなら、移動する権利のある地域と同じ程度の線量です。

そのような場所ですが、線量が高い場所で遊んだり検査をしていない食品を食べなければ普通に生活出来ます。

でも、山菜採りが趣味だったお父さんが閉じこもりになったり、釣りが趣味だった方が近場で釣りが出来なくなりました。

原発事故が起こる前に比べて少し我慢する生活になっているのは事実です。

 

それで、第一原発で作った電気はどこで使っていたでしょうか。

東京電力ですから、関東ですよね。

東京の使用量は多いと思います。

 

今回の事の本質は、自分の身に降りかかっていない出来事は他人事であると言うことです。

福島で生活していて時々県外に行くと、あまりに県外の方が福島で起こっている事に無関心だということが分かります。

福島で事故は起こったけど、東京は大丈夫だからいいじゃんでは困るのです。

 

これだけの事故が起こって、避難している人が15万人以上いるのにですよ。早く原発再稼働させなければ経済が大変なんて、やはり福島の事が他人事なので言えるのではないでしょうか。

本来は東京で作るべき電気を、田舎で職が無く、原発を立地しやすい福島で作るようにしたのです。

野田総理は就任会見で「福島の再生なくして元気な日本の再生はない」と言明しました。

政権が自民党になってもその事は忘れて欲しくありません。

 

でも、今回の首相の発言で、汚染水処理に国費が投じられることになりました。

利益を追求する東電では第一原発の処理は難しいと思います。

国が本腰を入れて第一原発の処理を行ってくれる事を望みます。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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