開院4周年をむかえました。
医療法人 援腎会 すずきクリニックは、本日で開院4周年となりました。
昨年は、東日本大震災が起こり、福島第一原子力発電所の事故によりたくさんの方が郡山に避難されてきました。
当院にも、富岡町、川内村、双葉町の患者さまが多数受診しています。
そのため、前立腺肥大症などの泌尿器科良性疾患の患者さまには2ヶ月処方等で対応させて頂いています。
ご迷惑をかけてしまっていますが、管理はしっかり行っておりますのでご安心下さい。
悪性腫瘍や生活習慣病の患者さまはこれまで通り月1回しっかりfollowさせて頂きます。
また、人工透析では、患者さまの人数も増加し、現在ほぼ満床の状態となっています。
転院を希望される方に対応出来ないことは申し訳ございません。
現在当院で治療中の患者さまに対しては、今後も5時間透析、高血流透析、オンラインろ過透析を組み合わせた「しっかり透析」を提供していくつもりです。
また、今年の4月より循環器内科伊藤先生が定期的に診察して頂けることとなりました。
透析患者様には循環器合併症を抱えている患者さんが多く、とても心強いと感じております。
これからも患者さまのご期待に応えられるように、また郡山の地域医療に貢献出来る様に、職員一同常に努力していきたいと考えております。
これからもよろしくお願いいたします。
ブログ『援腎会すずきクリニックのいい透析への道』はますます、
『援腎会すずきクリニックの放射線との戦いのの道』
になってしまっていますが、
今後もいい透析及び泌尿器科診療を提供していきます。
今後とも宜しくお願いいたします。
桜が満開になりました。
昨日、5分咲きと書いたのですが、本日通ったところ8分咲きから満開になっていました。
満開になったときに渡るこの橋がとても大好きです。
昨日と同じ枝だと思うのですが、見事に咲いていました。
癒やされます。
第15回在宅血液透析研究会
4月7日の土曜日と8日の日曜日に山形県の天童温泉で第15回在宅血液透析研究会が開催されました。
今回初参加でしたが、この会は毎回患者さんと医療者が集まって行う研究会とのことです。
今回の目玉は、グレート義太夫さんの講演と大会長の矢吹嶋クリニック政金生人先生との対談でした。
義太夫さんは糖尿病から腎不全になって血液透析を受けている方です。
糖尿病が発症して透析治療を受けるまでの事が書かれた、
『糖尿だよ、おっ母さん!』
なんて本を出している芸人さんです。
今回も自虐ネタ炸裂でした。
今回の講演の様子は、グレート義太夫オフィシャルブログにも詳しく書かれています。
その後のウェルカムパーティーでは、もちろんグレート義太夫さんと記念写真撮影。
当院スタッフはサインももらっていました。
患者さん達との合同夕食会のメニューは減塩食。
ダイエット中の院長はそれでも少し残す様にしましたが、お酒はしっかりいただきました。
いつもの様に学会で活躍されている先生方と情報交換及び交流が出来てとても楽しい時間を過ごす事が出来ました。
以前、僕の事を漫画に書いてくれた『透析バンザイ』著者のバンザイさんにも久しぶりにお会い出来てうれしかったです。
http://blogs.yahoo.co.jp/bannbann0821/25895756.html
次の日は、バンザイさんの在宅透析を受けている患者さんとしての悩みも講演で聞くことが出来てとても勉強になりました。
また、現在在宅透析を行っていく上で問題となる医療廃棄物の事や、治療費のことも聞くことが出来て、在宅血液透析と言う治療がこれまで考えていたよりも身近に感じられました。
来年は、神戸で坂井瑠美クリニック主催です。
慢性維持血液透析濾過(複雑なもの)
新年度が始まりました。
今回は2年に一度の診療報酬改訂が有りました。
今回の改訂では、オンラインHDFが初めて正式な形で採用されました。
(新) 慢性維持血液透析濾過 (複雑なもの)
血液透析濾過のうち、透析液から分離作成した置換液を用いて血液透析濾過を行っている場合に算定する。
と言う項目です。
但し、この方法で算定する為には、下記の水質基準をクリアする必要があります。
透析液水質確保加算2についての施設基準

月 1 回以上水質検査を実施し、関連学会から示されている基準を満たした 血液透析濾過用の置換液を作成し、使用していること。
透析機器安全管理委員会を設置し、その責任者として専任の医師又は専任 の臨床工学技士が 1 名以上配置されていること。
当院では、以前より水質管理は厳しい条件で行っており、以前より施設基準はクリアしていましたので、本日より 慢性維持血液透析濾過 (複雑なもの) での治療を開始いたしました。
以上、ご紹介いたします。
禁煙外来を開始いたします。
4月2日より援腎会すずきクリニックでは、
禁煙外来を開始いたします。
健康保険等で禁煙治療を受ける為には、以下の要件を満たす必要があります。
この要件を全て満たした場合のみ禁煙治療を受ける事ができます。
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一定の要件
喫煙年数×一日の喫煙本数=200以上であること
ニコチン依存症を診断するスクリーニングテスト(TDS)が5点以上であること
患者自らが禁煙を望むこと(1ヶ月以内で禁煙したいと思うこと)
医師から受けた禁煙治療の説明に同意し、承諾書を記述すること
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以上となります。
ファイザー製薬の〝すぐ禁煙〟と言うサイトが有りますので、
こちらも参考にしてください。
http://sugu-kinen.jp/insurance/cure.html
また、禁煙治療のための標準手順については、
日本循環器学会
日本肺癌学会
日本癌学会
の3つの学会が出している指標もありますのでご覧下さい。
http://tobacco-control-research-net.jp/document/0804tejyunsho3.pdf
タバコの害は、放射線による害よりよっぽど悪いと言われています。
特に、昨年栽培されたタバコの葉にはセシウムが含まれているものも有り、ダブルパンチの状態です。
福島県民は、セシウムによる放射線被ばくを受けてしまっていますので、タバコによる害を減らすように努力しましょう。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。