新型インフルエンザ
ゴールデンウイークに突入しましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
新型インフルエンザがパンデミックを起こすか起こさないかと言われております。
日本でも流行しかないかどうか心配です。
膀胱炎や尿道炎、前立腺炎などのオシッコの感染症は専門分野何ですけどね。
インフルエンザなどの呼吸器感染症は医師として一般的な知識しかありません。
もっぱら、予防を徹底することを考えています。
自称『透析屋の親父』である僕としては、一般の方より免疫力が弱い透析患者さんが治療を受ける透析室を守ることを第一に考えて診療しています。
元気な方がかからないように予防することが、お年寄りや小さい子供、病気の方からこのような病気を守る一番の方法だと言うことを知っておいてください。
皆さん、日本に侵入してきた場合には、
うがいを頻回に行うこと。
手洗いをよく行うこと。
人混みに行かないこと。
大切です。
気をつけて健康を守りましょう。
5月12日の診療時間について
5月12日所用にて、診療時間が17時までとなります。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
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ちょっと出身大学である福島県立医科大学へ、学術的なお仕事をするためにお出かけすることになりました。
現代の医療水準は、日々高度になっています。
あらゆる分野で、置いて行かれないように努力する必要が有ります。
また、クリニックの特徴である透析診療については、時代をリードしていく立場でありたいです。
ーゴールデンウィーク中の診察についてー
ゴールデンウィーク中の透析診療は、日曜日以外通常通りに行っています。
泌尿器科・内科外来は暦どおりに日曜・祝日が休診となります。
4月30日(木)・5月1日(金)・2日(土)は、診療いたします。
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そうなのです。
透析治療は一般的に、月水金もしくは火木土の週3回で行っています。
全国でみると、月水金日火木土という隔日透析を行って、すばらしい成績を上げている施設もありますが、ほとんどの施設が日曜日がお休みで、月曜から土曜日までは透析を行っています。
でも、診療している方から見ると、日曜日以外は仕事です。
好きな仕事をやっているので、特に苦にはならないのですが、大型連休が来るたびに、ちょっと家族には申し訳ないななんて思います。
ゴールデンウイーク中は、患者さんにお願いして、少しだけ早く帰れるようにしました。
まあ日帰り温泉にでも行って子供たちとお風呂に入りたいと考えています。
木曜・土曜日の外来受付終了時間変更のお知らせ
”平成21年5月1日より木曜日・土曜日の外来受付を午前12時30分までとさせていただきます。”
木曜日・土曜日は開院以来午前中の診察のみです。
そのため、両日とも他の曜日に対して30分延長した13時を受け付け終了時間としていました。
今回、診療時間はこれまでどおり13時までですが、診療の受付を12時30分までとさせていただきました。
外来患者様にはご迷惑をおかけしますが、これからもよろしくお願いいたします。
長生きの秘訣
今日から4月になりました。
新しい年度の開始です。
それで、ちょっと透析患者さんが長生きできるためについて書いてみました。
透析患者さんが長生きできるためには、
1.透析時間が長いほうが長生きする。
2. 透析量が多い方が長生きする。
3. HDよりHDFの方が楽であり、辛くない透析ができる。
4. 水分管理のいい方が長生きする 。
5. 食事を沢山とっていて,筋肉が多い方が長生きする。
6. しっかりとした透析でリンの数値を下げる必要がある。
以上のことが言われています。
このブログにもリンクを張っていますが、具体的にどのような透析の患者さんが長生しているのかの指標を書きます。
体重増加は、4〜6%
心胸比(透析前) 50%未満
平均血圧100〜120mmHg
平均血圧=拡張期血圧+(収縮期血圧ー拡張期血圧)/3です。
水分は取りすぎてはいけない。血圧も高くない方が良い。
当たり前のことです。
もうちょっと血圧は低い方がいいような気がしますが。
でも、本質は『水を取るな』でなく、『塩を減らせ』です。
塩分を取りすぎれば体重増加が多くなりますが、減らせば少なくなります。
そのことが一番大切です。
1回の透析時間は、5時間以上
標準化透析量(Kt/V) 1.6以上
β2マイクログロブリン濃度(透析前) 30mg/l以下
要は透析はいっぱいやった方が良い。
時間は長い方が良い。
大きな物質を抜ける透析の方が良いと言うことですね。
これは重要です。
血清リン濃度(透析前) 4〜5.5mgdl
血清アルブミン濃度 4,0g/dl以上
ヘマトクリット値(透析前) 30〜35%
リンが高いのも困るけど、栄養状態はよい方が良い。
貧血もない方が良いけど、血が濃すぎるのもちょっとよくないようです。
栄養をよくして、なおかつリンを低くすることは相反すると思われそうですが、十分な時間と量の透析を行えば、どんどん食べてもリンは高くならないと思います。
長生きするためには、いっぱい食べて、いっぱい動いて、いっぱい透析することが大切なのです。
短い透析は、急激な変化ですから、体も疲れるようですよ。
援腎会すずきクリニックではこれからも、患者さんが長生きできて幸せになる治療を目指しています。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。