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2026.03.17
一般

長崎県島原市の島原復興アリーナで3月12日に行われた医療安全研修会で講師をさせていただきました。

日時 3月12日
場所 島原復興アリーナ
主催 島原医師会
演題 原発事故発生時の透析医療の対応〜そしてその後、事業維持計画( BCP )策定まで〜
講師 援腎会 すずきクリニック 院長 鈴木 一裕
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長崎県島原市の島原復興アリーナで3月12日に行われた島原市医師会主催の医療安全研修会で講師をさせていただきました。
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透析医療は、透析を受ける方にとっての「生命維持装置」そのものです。災害が発生しても、決して止めてはいけませn。その強い覚悟を形にしたものがBCP(事業継続計画)です。島原市での研修会では、2011年の東日本大震災と原発事故の経験から得た「生き残るための知恵」をお伝えしました。
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なぜ、透析施設に強固なBCPが必要なのか
透析医療の継続には、電気、水、物品、そして医療スタッフの確保が不可欠だからです。 2011年、当院がある福島県郡山市は震度6弱の激震に見舞われ、その直後に原発事故が発生しました 。
• ライフラインの寸断が寸断しました。
200Vの変電器が破損し、電源確保のためにスタッフ総出で重い機材を持ち上げました 。
• 情報の空白がありました。
放射能の恐怖が広がる中、開業医には十分な情報が届かず、孤独な判断を迫られました 。
• 医療崩壊の危機でした。
近隣施設が被災し、当院には通常の2倍となる 120名以上の患者様が殺到しました 。

この「想定外」の連続を乗り越えた教訓こそが、BCP策定の原動力となりました。

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明日から実践できる、当院の「命を守る備え」
研修会では、現在進行形で進化させている具体的な行動プランを提示しました。

• インフラの重層化
自家発電機の導入により停電時の稼働を可能にし、飲料水の備蓄も徹底しています 。
• 通信手段の多角化
災害用伝言ダイヤル(171)やLINE WORKS、IP無線を活用し、パニック時でもスタッフと患者様の安否を瞬時に確認できる体制を構築しています 。
• 情報リライトカードの配布
透析者が避難先でも適切な透析を受けられるよう、最新の治療条件を印字したカードを常時携帯していただいています 。
• 新たな脅威への対応
地震だけでなく、近年多発する水害やサイバー攻撃、新興感染症も網羅した「全方位型BCP」へと毎年改訂を行っています 。
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常に進化し続ける、地域の「砦」として
BCPは、一度作れば終わりの「書類仕事」ではありません。組織全体で共有し、訓練を繰り返し、変化し続けるリスクに合わせて改善し続ける「BCM(事業継続マネジメント)」が不可欠です 。人脈こそが最大の防災資源です 。全国の仲間や行政、地域社会と手を取り合い、皆様の「明日」を守るために、当院はこれからも歩みを止めません。

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プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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