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- 2023.05.22
- 一般
コロナウイルスワクチン接種後の免疫について
先日の研究会で、コロナウイルスワクチン接種後の免疫についてのご講演がありました。
透析患者のデータも多く興味深い内容でしたので、メモした内容を記事にいたします。
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mRNAワクチンを投与すると抗体価が上がります。
抗体価が高くなれば、その分重症化リスクも下がると言う事がこれまでの研究から判っています。
ただ、一般人は3回接種で抗体価は跳ね上がり頭打ちとなるそうです。
透析患者の場合は抗体価が上がりにくい方もいて、1−2回だと抗体価が低値のままの方も多かったです。しかし、透析患者でも3回、4回打つと通常人と同じ抗体価になっていくそうです。
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抗体価は3回接種で頭打ちとなるそうですが、細胞性免疫は上昇し続けるようです。この細胞性免疫が重症化を防ぐと言われています。
そうなると、透析患者や高齢者では繰り返し接種する意義はあると言う事でした。ちなみに、一般の方で3回接種後に細胞性免疫を獲得した人は65%程度だという話でした。
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現在のワクチンはオミクロン株に対する中和活性は低いようですが、細胞性免疫が高まればオミクロン株にも有効となるので接種する意義は十分にあるとの事でした。
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耳で聞いてメモした事を書いているので、不正確な部分が有るかもしれません。ですので、今回この様な記載となっている事をお許しください。
インフルエンザワクチンも接種しても感染しますが重症化リスクを下げる効果が有ります。コロナウイルスワクチンも接種していく事で重症化を防ぐ効果が有るなら継続していく価値はありそうですね。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。