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- 2021.01.17
- 一般
フェイスシールドのみやマスクシールドのみに感染予防効果はありません。
今回ブログの記事にした新型コロナウイルス知識・理解度調査ですが、当院通院中の透析患者さん達にも行っています。
105名の方から回答を得ていますが、全問正解された方は56名でした。
この結果は、他の施設でも同様の結果でした。
それでは、どの項目を間違えている方が多いのでしょうか?
質問内容を示します。
結果としては問3の平熱で体調不良が無ければコロナにかかっている恐れは無いと言う問と、問8のフェイスシールドやマスクシールドに感染予防効果があるかどうかと言う問で正答率が低い結果でした。
感染者の 9 割は症状が出ないと言われている感染症です。
感染を広めない為には、常に自分がコロナにかかっているかもしれないと言う思いで行動すると良いでしょう。そうすれば、感染された方に対する差別も無くなります。
豊橋技術科学大学プレスリリースより引用
(スーパーコンピューター「富岳」のシミュレーション結果)
https://www.tut.ac.jp/docs/201015kisyakaiken.pdf
こちらは、豊橋技術科学大学でスーパーコンピューター「富岳」を使用したマスクやフェイスシールドの予防効果のシミュレーション結果です。
フェイスシールドやマスクシールドに感染予防効果が無い事が分かるかと思います。
この結果でSNSにてウレタンマスクへの悪者扱いが始まっていると言う情報が流れていますが、ウレタンマスクでも一定の効果が有りますし、不織布マスクでも密だと感染してしまいます。
何をすれば大丈夫だとかでは無く、この予防とこの予防法を掛け合わせる事で感染リスクが低くなると言う考えの方が良いかと思います。
フェイスシールドやマウスシールドにはそれぞれに使い方があります。
マスクをした上で目への感染を予防するのがフェイスシールドですし、たくさんの方の前で距離を置いて話すときに飛沫を飛ばさない為のエチケットとして使用するのがマスクシールドです。
感染予防はかけ算であると言う事と、勘違いは感染を引き起こす事を今日はお知らせ致します。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。