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- 2019.04.15
- 一般
来月12日で当院も満11年となります。
週末、援腎会の開院記念祝賀会と新入社員の歓迎会を行いました。
本来は、5月12日の看護の日が開院記念日ですが、数年前から臨床工学技士(CE)や医療事務を中心に新卒入社のスタッフが増えてきており、今年からは歓迎会と一緒に4月に行う事にしています。
サプライズケーキも頂いて大変盛り上がった会でしたが、今年も2名のCEが入職いたしました。
援腎会のCEさんも開院当初は1名のみでしたが、11年経過して今年の新卒含めて13人になりました。
2施設有るとは言え、透析単独のクリニックとしては多いのではないかと思います。
そして、そのうち7名が女性です。
多くの施設が同一メーカーのコンソールを使用しているかと思いますが、援腎会では東レを中心にニプロ、日機装と各メーカーの特徴を生かした装置を取りそろえています。
透析支援システムが東レですので、東レの装置は連携が取りやすいですし、日機装はブラッドボリューム(BV)計、ニプロは間歇補充型HDF(IHDF)が充実しています。全ては無愁訴透析を提供する為にあります。
ドライウエイトがしっかり合っていても透析中に血圧が下がる方は多数いらっしゃいます。
若い方は少しの事では血圧低下はしませんが、高齢で痩せた方の場合は予備能力が無くちょっとの事で透析中に血圧が低下します。
まずは適正なドライウエイトにする事が一番大切な事ですが、それだけでは上手くいきません。
血圧が下がる事を予防する為に、毎回の様に点滴で昇圧剤を投与する方法もありますが、虚血性腸炎を起こすなどのリスクもあり出来るだけ避けたい方法です。
BV計は、透析患者様の血液量の変化を観察し、循環血液量の低下によって血圧低下を起こさないかを監視する装置であり、日機装の装置が現状では最も安定しています。
BV計の使用方法に関しては昨年の東北腎不全研究会で報告しています。
ホームページの学会発表をご参照ください。
ニプロ社製のIHDF対応コンソールはプログラムIHDFを行う事が出来ます。
IHDFは、透析膜を介して濾過・補充を断続的に行う新しいタイプの透析療法で、間歇補液する事で透析中の血圧低下を防止する機能があります。
プログラムIHDFは補液するタイミングと量をプログラミングする事でIHDFを行っても血圧低下が防止出来ないような患者さんの血圧低下にも有用です。
尚、プログラムIHDFに関しては今年のHPM研究会で当院CEの入谷が報告しています。
あさか野泌尿器透析クリニックでもすずきクリニック同様に透析メーカー3社のコンソールを完備して無愁訴透析を目指し頑張っています。
BV計にしてもプログラムIHDFにしても熟練のCEが操作する事で上手に使用出来ます。
これらの最先端装置を使うためには、CEさん達は無くてはならない存在です。
昨年学会発表した演題数も38演題でCEさん、看護師さんを中心に学会活動でも頑張ってくれました。
これからも援腎会スタッフ一同でより良い透析を目指し頑張っていきたいと思います。
もちろん、泌尿器科・内科診療も充実させていきます。
女性外来もあります。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。