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2018.06.11
一般

透析中の妊娠について

先日、当院で透析通院中に妊娠して、分院のあさか野泌尿器透析クリニックで妊娠中の透析治療を受けて無事出産された方がご挨拶に来てくれた話を書きました。
その事でちょっと追加しておこうと思う話があり記事としました。
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日本での透析患者さんの妊娠率は1-2%とのことです。
卵巣機能不全の状態になって生理が止まってしまう方が多く、月経不順となり妊娠率が低くなるようです。
対策としては、日ごろから十分な透析を受けて毒素を抜く事が大切です。
当院では、5時間高血流オンラインHDFを勧めており、また希望される方には週4回透析を提供しています。
今回出産された方も当院で週4回透析を受けていました。
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妊娠後出産まで妊娠継続出来るケースも少なく、妊娠例の8%程度と報告されています。
十分な透析は必須条件であり、妊娠途中からは連日透析が必要となってきます。
あさか野泌尿器透析クリニックでも、日曜日と産婦人科を受診する水曜日を除いた、月火木金土の週5回の5時間透析をおこない毒素を下げる様に管理していました。
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また、体重のコントロールも重要です。
妊娠中は胸部レントゲン検査も制限されますし、胎児の大きさを加味した設定体重を決めていかなくてはなりません。
経験と注意深い観察が必要です。
あさか野泌尿器透析クリニックの院長もかなり気を使いきめ細かく管理してくれたようです。
完璧だったと思います。
同僚として拍手を送りたいです。
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妊娠中にかかりつけの産婦人科から綜合病院の透析科へ紹介となった様ですが、綜合病院のDrも我々の施設を信頼して入院が必要な時期まで当院で透析を受ける事を勧めてくれました。
外来クリニックの透析医は入院する時期までの関わりだけでしたが、出来る事は全て行えたと思います。

より良い透析を提供出来る様に、援腎会はこれからも日々努力を重ねていきたいと思います。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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