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2017.12.09
一般

本日勉強会

本日は患者さん向けの勉強会を開催いたしました。

テーマは『フットケア』と『食事とリンコントロール』

『フットケア』は星総合病院 皮膚排泄ケア認定看護師 佐藤義邦様にご講演いただき、『食事とリンコントロール』については当院管理栄養士の荒川が講演いたしました。

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たくさんの患者さんが集まってくれました。

当院以外の方も来てくださいました。

とても感謝しております。

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『フットケア』も『リンコントロール』も繋がる部分がありますね。

28年の診療報酬改訂では、下肢末梢動脈疾患指導管理加算が出来ました。

これは、透析を受けている全ての患者さんの下肢末梢動脈の虚血性病変に足関節上腕血圧比(ABI)検査や皮膚組織灌流圧(SPP)検査でリスク評価を行い、異常が見られたら専門的な治療体制を有している保険医療機関へ紹介を行う体制を作る為の加算でした。

末梢動脈疾患で下肢切断を行った方の予後がとても悪く、初回切断後の1年生存率が50%と言われ、フットケアがとても重要だと言われています。

透析患者さんでは血管石灰化が大きな原因となり、血管石灰化を起こす最大の原因は高リン血症です。

リンコントロールの為には、きちんとした食事管理とリン吸着薬の内服、そしてしっかり透析が大切です。

今回は、管理栄養士の荒川からリン値を管理する為にはどのような食品に気を配れば良いかお話がありましたが、その大前提として十分な透析がが必要となります。

実は、12月8日に第377回の中央社会保険医療協議会が開催され、来年の診療報酬改訂についての会議がありました。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000187304.pdf

こちらは会議の資料となりますが論点となる部分をお示しいたします。

論点の中にしっかり透析を評価するという部分があったのでお知らせ致します。

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私が注目したのは

長時間の血液透析について、短時間に比べて、合併症のある患者等にとって、より質の 高い治療となることから、6時間以上の長時間血液透析を評価してはどうか。

○ 慢性維持透析濾過(複雑なもの)について、現行、実施時間によらず一律の評価となって いることから、時間により区分を分けた評価に適正化してはどうか。

の2点となります。

当院でも長時間透析を推進している立場からは6時間以上の長時間血液透析を評価すると言うことはとても喜ばしい事だと思います。

また、オンラインHDFをするから時間は長くなくて良いと言う考えを時々耳にしますが、やはりオンラインHDFでも時間区分は必要だと思いますので、この2点についてはとても評価いたします。

勉強会も含め、より良い透析と治療環境が提供出来るように我々はこれからも頑張っていきたいと思います。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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