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- 2017.04.17
- 一般
新しい人工血管
内シャントのアクセストラブルで治療をお願いしていた当院通院中の透析患者さんが帰院しました。
手術では、ゴア®アキュシールバスキュラーグラフトと言う新しい人工血管を使用していました。
以前は、私も人工血管を使用していましたので、それなりの知識を有しています。
昔からよく使われているのが、ゴアテックスという人工血管で早期穿刺は出来ないのですが、こちらの人工血管は早期穿刺も可能なようです。
【使用上の注意】
1. 本品は術後 24 時間以内の穿刺が可能であるが、埋植後早期に
穿刺を行う場合は、無菌的操作を遵守することが重要である。創 部が十分に治癒していない可能性があるため、滅菌手袋の着用 と、下記手順を推奨する 5。
外用局所麻酔剤の使用
穿刺時に人工血管が動かないよう固定する
** 17ゲージもしくはそれよりも細い穿刺針を使用する
本品の埋植後 1 週間以内に血液透析を実施する場合は、以下を 推奨する。
回路血流量を250mL/min以下に設定する
低用量ヘパリンの投与
本品の埋植後 2 週間以内に穿刺を行う場合は、透析針抜去後、10~15 分間の止血を行う。埋植後 2 週間以降は、止血が確認できるまで止血を行う。
添付文書には、事細かく使用上の注意が書かれています。
メーカーさんも使用するDr(手術をするDr)には十分な説明をしているとは思います。
でも、継続して使用していくのは透析施設なので、我々にももっと情報提供して欲しいですね。
とりあえず、時間が有るときに製剤の説明に来て欲しいと打診しました。
低分子ヘパリンを使用するのは分かるけど、なんで血流量を250mL/min以下に設定しなくてはならないのだろうか?
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。