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2017.01.11
一般

あさか野泌尿器透析クリニック透析室について

あさか野泌尿器透析クリニック透析室がオープンいたしました。

援腎会も、すずきクリニック、個室透析センター、そしてあさか野泌尿器透析クリニック透析室と透析施設は3件目となります。

これまでの経験から少しでも使い勝手のいい透析室を作りたいと言う思いでこれまでやって来ました。

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開院時の透析装置(コンソール)は感染対策用の個室に透析装置1台とフロアにある14台ののコンソールとしました。

すずきクリニックと同様にオンラインHDFが出来るコンソールが中心となります。

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右側の2台はオンラインHDF専用コンソールです。

オンラインHDFは、痒みやいらいら感、むずむず足などの症状に有効な治療法と言われています。

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真ん中の5台はオンラインHDFと最近話題のI-HDFが行えるコンソールです。

I-HDFはオンラインHDFの一種ですが、透析中の血圧が不安定な方に有効だと言われています。

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左の3台はBV計搭載コンソールです。

BV計のBVはブラットボリュームで循環血漿量の事です。

つまり、体内を流れている血液量の事で、透析中に血液量が急激に減少すると透析中の血圧が下がる事になります。

このBVを経時的に測定することで、除水による循環血液量の低下から血圧低下が生じないかを予想する事が出来ます。

最近では、高齢者や糖尿病から透析になる患者さんが多く、透析中に血圧が下がるケースが多くなっています。

週3回行う透析ですので、透析中に生じる愁訴が透析を辛くさせてしまうことは出来るだけ避けたいと考えています。

尚、オンラインHDFやI-HDFを行う場合は、透析液水質管理加算2を算定している施設で行う事が出来ます。

これは、

①月1回以上水質検査を実施し、関連学会から示されている基準を満たした血液透析濾過用の置換液を作成し、使用していること。

②透析機器安全管理委員会を設置し、その責任者として専任の医師または専任の臨床工学技士が1名以上配置されていること。

と言う基準があります。

基準を満たす為には、数回の検査後届出を行い承認されてからの治療となります。

透析液については、現状で既にウルトラピュアーな透析液となっておりますが、オンラインHDFは規定の検査が終了して承認されてからの開始となります。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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