土曜日・日曜日と山形市で行われていた第40回東北腎不全研究会に参加してきました。

今回も一題ですが演題を発表してきました。

当院で行っているエコーガイド下の血管拡張術の発表です。

エコーガイド下の血管拡張術の患者さんにとっての最大のメリットは痛みが少ない事です。

発表では動画を使ってどの様に麻酔をしているかをお見せしましたが、ブログで動画をご覧に入れることは出来ません。

一部だけ写真としました。

真ん中上の丸い部分がシャント静脈の狭窄した部分です。

通常はシャント静脈の内腔が見えますが、狭窄が強いので内腔がよく分かりません。

その下の黒い部分は麻酔薬を注入した部分で、注射針の先端が見れます。

以前より、狭窄したシャント静脈周囲に麻酔を注入していました。

しかし、麻酔を入れる部分が血管に近すぎると静脈を刺してしまいますので、あまり近くに注入することは出来ませんでした。

そのため、十分に痛みを取ってからの拡張が出来ませんでした。

エコーで実際に観察しながら麻酔薬を注入すると安全に的確な位置に注入出来ます。

このほかにも、ガイドワイヤーやカテーテルの挿入動画、バルーン拡張動画などをお見せしながらの発表となりました。

有意義な発表が出来てとても良かったと思います。

今週も一週間頑張ります。