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CERAの腎性貧血に対する費用対効果2
対象患者55名の透析条件です。
透析方法は、55名中49名がオンラインHDF、HDF1名です。
当院の基本治療はオンラインHDFですが、栄養状態が悪化した患者さんでは積層膜を中心としたHDを行っています。
透析時間は、平均4.7時間、血流量は平均355ml/minでkt/vが2.08のしっかり透析です。
今年になり、CERAの使用割合を10%程度から50%まで増加させています。
その分エポエチンαBSが下がっています。
ここからがポイントです。
CERAの使用割合を増加させたところ、Hbは下がる事無く(若干上がっている印象)ESA製剤の使用量を減らすことが出来ました。
週辺り最大で3509単位から2218単位に減らすことが出来ています。
週辺り2218単位と言いますと、週3回750単位使用で2250単位ですから、かなり使用量が少ないのではと思います。
多いときでも週1回1170単位であり、貧血に対してはしっかり透析の効果が出ていると思います。
元々少ない使用量を更に少なく出来た点は大きいです。
もちろん、包括化されているESA製剤のコストも軽減できました。
最も少ないときで、一人当たり1ヶ月で1万円を下回っていました。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。