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2013.08.30
診療
研究

CERAの腎性貧血に対する費用対効果3

CERAを使用する事で何故ESA製剤のコストが下がったのでしょうか。

このスライドは、ESA製剤の高容量投与患者割合の変化です。
今回、高容量投与患者を
エポエチンαBSで9000単位以上
ダルボポエチンで40μg以上
CERAで150μg以上
としました。
一般的には極端に多い量ではありませんが、当院での使用量としては多い量です。

CERAを使用するようになって高容量投与患者の方達の割合が減りました。
このことがESA製剤のコストが下がった最大の原因と思います。

鉄剤ですが、観察期間中に変化は見られませんでした。

Hbサイクリングについては、最初みて悪くなっていると思いました。
と言うのは、目標であるtargetが減っているからです。

ただ、よく見るとHAとLowが減っていました。
HAとLowは予後不良と言われているので、これが減ったことは大きいです。
targetが減ってLALが増えた事については次の考察のスライドで述べます。

考察

十分な透析を行いながら、CERAの使用量を10%程度から50%まで増加させたところ、Hbは変わらずにESA製剤全体の使用量を減らすことが出来ました。
それに伴いESA製剤全体のコストも低下しました。

全体的な鉄の使用量の変化は無かったが、高容量投与患者の割合が少なくなっており、このことが、ESA製剤使用量の減少に影響していると考えられました。

CERA使用量を増加させたところ、Hbサイクリングは、予後不良と言われているLowとHAが11%から5%へ減少しました。
Targetが減少したのは、CERA投与直前の採血でTargetより若干低いHb値となる場合が有ったためと考えています。
CERAの場合、半減期が長いですが、どうしても1ヶ月過ぎると下がってくる場合があり、Hb10g/dlを若干割ってしまう場合も有ります。
それでtargetが減ってLALが増えてしまったのかと思います。
これは、今後の調節で改善出来ると思われます。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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