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レストレスレッグス症候群(RLS)への試み3
目的のスライドです。
当院では無愁訴透析を目指しています。
当院でレストレスレッグ症候群の症状がある患者さんを対象に、蛋白漏出型ダイアライザーを用いた前希釈オンラインHDFを行うことで、症状の軽減を試みました。
対象とした患者さんです。
平均年齢は63歳で、当院の患者さんの平均よりはやや年齢は若いと思います。
また、当院自体が歴史の浅い施設ですので、透析歴も比較的短い方々となっています。
方法、そして変更した透析条件です。
9名の方の透析条件を変更しました。
透析時間は変更していません。導入してからの時間経過が短く、血流を上げていた患者さんもいたため、血流は条件変更で上昇しています。
変更前のダイアライザーはⅣ型の膜を中心に使用していましたが、蛋白漏出型ダイアライザーとしては、Ⅴ型のAPS-21Eと、Ⅳ型のFDY-210GWを使用しました。
膜面積の変更は行いませんでした。
補液量は、APSで12[L/h]、FDYは8[L/h]としました。
補液量を変えた理由は、FDYの場合、補液量を12[L/h]とすると、
Alb漏出量が廃液中に7.3gにもなった為、長期に使用すると低蛋白となる可能性が考えられ、8[L/h]まで落としました。
8[L/h]のときのAlb漏出量は3.5gでした。
透析患者さんのレストレスレッグ症候群は、α1マイクログロブリンの除去が関係していると言われています。透析膜を変更することで、α1マイクログロブリンの除去率がどのくらい変化したかを先ず観察しました。
そして、同じ条件で、変更1ヶ月後、3ヶ月後に、再度RLSスケール調査を行い、スコアがどの程度変化したかを確認しました。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。