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2012.03.22
診療
研究

レストレスレッグス症候群(RLS)への試み5

RLSスコアの経時的変化です。
3ヶ月後入院中だった1名を除く、8名での集計結果です。
開始時、平均22.1だったスコアは、1ヶ月後15.5、3ヶ月後6.6と
有意差を持って低下していきました。
このうち、2名は3ヶ月後にスコア0と、症状消失しました。

レストレスレッグス症候群は、身体末端の不快感や痛みによって特徴づけられた慢性的な病態であり、発生頻度は透析患者の20~40%にも達するといわれています。
当院におけるRLS患者は9名(全体の13%)でした。
これらの方に、補液量を調節し、Alb漏出量を3.5g程度に抑えながら、α1MG除去率を30%程度にあげることで、レストレスレッグ症候群の症状は軽減・消失しました。

このことから、アルブミン領域にもおよぶ大分子量物質の除去効率が、腎不全で蓄積する物質から起こるRLS治療に深く関与していると考えられました。
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以上で今回のシリーズは終了です。
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援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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