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レストレスレッグス症候群(RLS)への試み4
Ⅴ型のAPS-21Eと、Ⅳ型のFDY-210GWのα1マイクログロブリン除去率の結果です。
APSでは変更前9.1%だった除去率が変更後28.6%に、
FDYでは変更前8.4%だった除去率が変更後32.1%に、
除去率はどちらも有意に上昇しました。
どちらの膜も30%程度の除去率を達成することが出来ました。
α1マイクログロブリンは、アルブミンに比べると小さいですが、かなり大きな物質です。
このクラスの物質を除去しようとすると、アルブミンも除去してしまい低蛋白になる可能性が有ります。
そのため、透析廃液にどのくらいのアルブミンが漏出しているかを1名の方で検証したところ、APSが3.7g、FDYが3.5gと、1回の透析で除去されるアルブミン量は4g未満となっていました。
このスライドは、アルブミンの漏出量が1名でしか検証できなかったため、9名の血中アルブミン濃度、および栄養指標であるGNRIの経過をグラフとしました。
膜変更後、Alb3.5未満、GNRI100未満まで悪化した場合は
今回の検証を中止することも考慮していましたが、そのような方はいらっしゃらなく、明らかな栄養状態の悪化は見られませんでした。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。