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たまに本業の事も書きます。
最近、放射線の話ばかりしているので、たまには本業の話をしなければなりません。
先日のHDF研究会でRestless Legs症候群を改善させるためには、α−1マイクログロブリンの除去率を35%以上とすると言う話が有りました。
当院ではどうだろうと思い、現在いる70名で除去率を計ってみました。
5型のダイアライザーを使用して、5時間透析、血流400ml/minの前希釈オンラインHDFの方が35%を越えていますが、やはりα−1マイクログロブリンを十分に抜くのは大変なようです。
それならば、β2マイクログロブリンはどうかという事で、年に数回行っている測定で除去率を見てみました。
70−75%抜けている方が一番多かったようです。
90%以上の方がいてちょっとビックリでした。
除去率も重要ですが、前値が低ければ除去率も下がります。
前値の目標は20と考えていますが、なかなか難しいようです。
少なくとも20台を目指しています。
前値のグラフです。
おおむね30未満なんですが、40以上の方がいました。
当院でも4時間透析の方が20%近くいます。
積層型の人もいますし、アルブミンの漏出量を減らすような膜を使っている方もいます。
そのような方かなと思ったのですが、なんとビックリ。
実は、α−1マイクログロブリンの除去率を35%以上の方でした。
この方は、5型のダイアライザーを使用して、5時間透析、血流400ml/minの前希釈オンラインHDFの方です。
除去率は90%超えています。
前値が高く、後の値が低いので除去率が大きくなっています。
ちなみに、前回までのβ2マイクログロブリンはどうかというと、平均すると25くらいの数値でした。
なんで今回だけ高いのだろう、水は綺麗なのに、なんて考えていつも仕事しています。
たまに、放射線の事も考えていますが、多くの時間は患者さんの事を考えて診療を行っています。
ちょっと本業の事を書かせていただきました。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。